コメディ・ライト小説(新)

Re: 色褪せた僕は、 ( No.20 )
日時: 2022/08/21 08:49
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

4話 文化祭(後編)

「叶望、お前は先に行ってきても良いぞ」
俺は模擬店の注文を頼まれたが、仕事が始まって10分も経たずに、こんなことを言われてしまった。
「良いのか?」
「良いよ。そんな腕じゃまともに仕事もできないだろ?行ってこいよ」
「...じゃ、お言葉に甘えて」
俺は模擬店を後にした。
時刻は9時、それなりに人で溢れていた。

Re: 色褪せた僕は、 ( No.21 )
日時: 2022/08/21 12:28
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

「のーぞみん」
「前見えないから」
いきなり、だーれだの要領で目を覆ってきた。
「夕姫、どいてくれ」
「やだ」
「色んな人に見られてる」
それでもどかないなら、本気を出すしかあるまい。
「50m走6秒台の俺に追い付けるかな!?」
「待てー!」

ーー
「捕まえた♪」
あっさり捕まえられてしまった。
当然だろう、こいつ元陸上部だし。勝てっこねーわ。
「はーあ、なにやってんだろ俺」
「童○お一人様ご案内でーす!」
「バカやろぉぉぉぉ!!やめろぉぉぉ!」

Re: 色褪せた僕は、 ( No.22 )
日時: 2022/08/21 14:21
名前: たまはる (ID: tEZxFcMB)

「うぅ...グスッ...」
「ご、ごめん。まさか泣くとは思わなかったから」
いいもん、どうせ。童○だし、彼女いたことないし、モテないし。
「まぁ、良いよ。童○なのは認めるよ...。」
「ねぇ、叶望。どうていって何?」
やめて、夢野。聞かないで。というかいつから居たの?怖いんだけど!

ーー
「はい、あーん」
「別に一人でも食べれるんだが」
夢野とは途中で先生に呼ばれて、どっか行った。
まず、この状況がなんなのか俺も把握できない。
「まさかお前...」
「えっ!?いや、その、まだ心の準備ができt」
「俺を恥ずか死に追いやって、殺す気か!?」
「はぁ...これだから鈍感は...」
え、何でこんな不機嫌そうな顔してんの?
「まぁ、いいや。」
それから俺は、色んなところを回った。
何だか夕姫の距離が近かった気がするが、気のせいだろう。

4話後編終了です。
頭から血が出てて痛いです。