コメディ・ライト小説(新)
- Re: 始発線は終点をしらない ( No.18 )
- 日時: 2022/09/01 16:51
- 名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)
第16話「計画」
俺は湊。夏が終わって、俺たちの恋愛が成就して一段落ついた。
「どうしよう。なかなか、そんな好きな人聞いたって答えてくれないよ」
「そうだな。恥ずかしいと思うぞ」
結局のところ、サポートするのは良いとして、誰にするかで悩んでいる。
四人とも、頭を抱えているのが現状だ。
「両思いで、なおかつ分かりやすい人じゃないとダメだよねぇ...」
早速、星奈の思考がブラックなことを生成して口に出しているが。
「やっぱり、そんな人居ないよ」
「道理だな。俺たちのように両思いな人なんてそうそう居たものじゃない」
「そうか?星奈と俺はキスしたなk___ムグゥ!?」
後ろから伸びてきた白い手に、発言が遮られた。
「いい加減忘れて...!」
「無理だよ。湊くん、結構物覚え良いから」
「そうだな。こいつは頭が悪いくせに、そこは結構自慢できるもんな」
千歳と凪咲がニヤニヤしながら、こちらを見てくる。
というか、頭が悪いのは千歳もだと思うが...。
「プハァ!...や、やっと解放された...」
「ほんと、私たちの前でイチャイチャしすぎ!」
「そうだぞ、もう少し自重しろよ」
「なんで私まで...」
ヤバい。このままだと、話し合いというかただのお茶会になってしまう。
「なあ、そろそろ本題に戻らないか?」
「逸らしたのお前だと思うんだが...」
「千歳くん、余計なこと言わない」
凪咲に釘を刺され、黙ってしまった。千歳のやつ、素直だな。
「明日、聞き込みでもする?」
どうして星奈はこうも行動力があるのか。頭が良いがゆえに、こんな斜め上の発送をしてしまうのだろうと、つくづく思う。
「まあ、良いんじゃないか?俺たちの目的は成就させることだ」
「そうだね。私たちが頑張らないと」
ついに千歳と凪咲までもが便乗してしまった。
そして、俺もやけくそで...。
「...そ、そうだよな!よし、早速明日には聞き込みを始めなくちゃな!」
すると、みんなは驚いた顔をしたあと声を上げて笑った。
...もしかして、いじられてる?
【ぷれから】
夏の特別編、終わってしまいましたね。
皆さんは、どんな夏を過ごせましたか?これから、友達のための恋愛サポートが始まりますね...!
次回、17話お楽しみに~。