コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.19 )
日時: 2022/09/02 17:10
名前: 琥珀*@ (ID: GDWSGe53)

第17話「意外な清楚系。」


私は星奈。今は学校で、4人で聞き込み調査してるんだ
もちろん、友達の「恋愛」を応援するため。恋愛の先輩…って感じで調査してるの!
でも…

「なかなか、見つからないね!」
凪咲ちゃんの言う通り。好きな人がいる‥とか言う子は少ないの。だから見つけにくいんだ‥残念だね

「あの…少し、離してもいいですか?」
「あ‥もしかして、星奈さん‥ですか!初めまして」
このコは初めて会うコ。だけど名前知ってくれてるみたい。ありがたいな

「うん。私は星奈だよ!いきなりで悪いんだけど、好きな子って、いる?」

そのとたん、その子の顔がかあぁって赤くなっちゃったの。これはいるね

「貴女、名前は何て言うの?」
「言い忘れてた‥私は、『柊 美央』です。ヨロシクね」
「美央ちゃんだね。好きな子いるんでしょ?」

その時、3人が話しかけてきたんだ

「…あ、もしかして見つけたのか?」
「やったぁ!あ、美央じゃん‥」
「久しぶりだな、美央」

いきなり、3人の美男美女ぶりに目を見張った美央ちゃん。

「実は、好きな子いるんですよ!1組で。」
「1組?って‥俺のクラスだ!」

声を張り上げたのは湊君。どうやら、千歳君と同じ3組の美央ちゃんだけど、湊君の1組に好きな人がいるらしい。

「ねえ、その子って誰なのか、教えてくれない?その恋愛の協力をしたいんだ」
私の説得に応じて、美央ちゃんは話してくれた。

「私の好きな人は、『裏川アルト』君。人気者でしょう?」
「アルトか!」
「‥あれ。呼んだの?湊」

そこに現れたのは、スタイリッシュな男の子。
銀掛った髪色に、スタイル抜群で、結構な美男子‥だね

「よぉ、アルト!実はな…この美央が‥」
「その先は言わないで!湊君っ」
「えっ!?」

凪咲ちゃんが寸前で止めたことによって、美央ちゃんがアルト君を好きってことは、防がれた。

「で‥オレになにか用あるのかな?何でも言ってよ!」
「ああ。ゴメンなさい‥私たちは湊君からアルト君のお話を聞いていたので」
「湊がオレの話を?ふぅん………ていうか、キミ初めましてだね!名前は?」

アルト君が指したのは美央ちゃん。

「あ、初めまして…柊美央といいます。これからヨロシクね」
「オレはアルト。ヨロシク………」

美央ちゃんは、笑顔で言ったけど‥アルト君の様子が変。

「…アルト、どうかしたのか?」
「ん?ああ、千歳じゃないか。久しぶりだな」
「ああ。久しぶり」

どうやら、この二人は知り合いらしいです。

「じゃ、オレはそろそろ行くね‥また今度」
「私も行きますね。また明日会いましょう」

美央ちゃん、アルト君が去って行って‥

「そうだな。もう帰る時間だし、俺らも行くか」
「そうだな‥だが、見つかってよかった」
「確かにそうだね。千歳君‥」
「では、皆さんまた明日」