コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.21 )
日時: 2022/09/03 16:22
名前: 琥珀*@ (ID: GDWSGe53)

第十九話「メールで盛りあげ‥‥」


そして、俺_湊_への長々と続いたお説教が終わった後。
俺らはメールのグループで、あの2人の恋愛をどうするかを話し合ったんだ。

湊:‥で、あいつらはどうすんだ?
星奈:どうするんだ。ではないでしょ!これから考えるの
湊:スミマセン。
凪咲:ふふっ‥笑える(笑)
千歳:そんな事をやってる暇あるのか?
湊:スミマセン!

俺は‥謝ってばっかりだな。

凪咲:そうだぞ、そうだぞ~!千歳君の言う通りだぞ!
湊:ホントにスミマセンでした!

俺しか誤ってないじゃないかっ

凪咲:はい。茶番は終了です。話し合いをはじめま~す
星奈:まず、あの2人は両想いでしょう?チャンスだよ!
湊:そうだな‥
千歳:どちらから告らせるんだ?
凪咲:アルト君から告らせたいなヾ(≧▽≦)ノ
星奈:あ、メール初の絵文字ですな
湊:アルトから告らせんのか~
アルトにそう言うのは、誰なんだ?

凪咲:( 一一)ジー
星奈:|д゚)ジー
千歳:/_:)ジー

背中に悪寒が走る‥‥

湊:まさか、俺‥‥?
凪咲:勿論!唯一の同クラス。
星奈:yes‼ 説得は得意そう♪
千歳:当たり前だ‥仲が良い
湊:分かったよ。じゃ、明日言うな

面倒な仕事を押し付けられたな‥‥不幸だ

凪咲:さ。お話は終わったから、第二ラウンド!
星奈:第二ラウンド?
湊:まだ、話し合いを…
千歳;流石にそれは無いと思うが

第二ラウンドってなんだ…?
グループ電話でもするのか?

凪咲:愛してるゲーム、するよ
星奈:えっ‥‥
千歳:嘘だろ…
湊:ん~ まぁ、やってもいいけど

愛してるゲームって、男女ペアでお互い「愛してる」って言い続ける。
で、観念した方が負け…ってやつだよな。

湊:で、ペアは?
凪咲:湊君と星奈ちゃん。私と千歳君ね♪
星奈:うう‥‥愛してるゲーム的なの苦手です‥
千歳:それは、個人でのメールか?
凪咲:個人‥だけど、電話でやって!
星奈:わっ…わかりました‥

そうして、俺らは個人の電話へと向かった。

プルルルル プルルルル
星奈、電話かけるの早っ!?


「あ、湊君!」
「星奈‥愛してるゲーム、得意か?」
「え‥苦手‥」
「ふうん‥始めるぞ」

星奈に愛してる‥っていうの、カレカノなのにハズい‥


「星奈、愛してるっ…」
「湊さんのこと、愛してます//」

星奈、早々顔が赤くなってるし‥

「愛してる‥」
「もうダメです!恥ずかしいです!もう私の負けにしてくださいっ‥」
「‥敬語。」
「ゴメンなさいっ……」

よし‥勝ったぁ!



「千歳君‥愛してます」
「凪咲、愛してる」

さっ、流石に千歳君から言われたら、この凪咲でも恥ずかしいです‥嬉しいです‥

「愛してます!」
「愛してる」

ストレート‥動揺もしてないな。

「愛してます‥」
「愛してる」
「うう‥‥決着つかないよ。私の負け!」

こうして、私が負けを認めて千歳君の勝ち。







湊:どうだったか?俺は勝った
凪咲:私、負けたよぉ‥
千歳:おお。だったら男子が勝ったな
星奈:苦手なんですから‥私

そうして、俺らは晩飯を食べるので一度解散した。