コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.35 )
日時: 2022/09/08 19:35
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第35話「珍しい事件が」

私は美央。
新クラスになって、みんなと同じになれたから嬉しい日々が続いてるよ。
でも…私の彼氏に告る女子が居るから許せない!!
アルト君は、私のものなんだから。

「なぁ、美央‥‥この問題分かる?」

授業中、止まりの席からアルト君が話しかけてきました。
今は国語で漢字の自習中

「私もそこで悩んでる。「南瓜」は普通に読んだら「みなみうり」‥」
「だよな。そこ全然わかんねぇ…先生どういう問題だすんだよ」

あ~あ。こんな時に星奈ちゃんが居れば、分かったのになぁ
私たちは後ろの方だけど、星奈ちゃんは真ん中で離れてるから

「こんな時に、星奈ちゃんが近くに居れば…」
「ホントにな。星奈に教えてもらいたい」

そう、私たちがつぶやいたら

「2人とも、これは「かぼちゃ」って読むの」
小声で、後ろから話しかけられた。

「星奈ちゃん。ありがとう」
「アリガトな」

無事、星奈ちゃんが来てくれたので、難関はできました!
そこで、授業が終わって休み時間に。


「アルト君…わたし…」
「はい。アウト!私のアルト君に何するつもり!?」
「ひえっ…ゴメンなさい!」

また、アルト君に求婚する人がいるのね‥
呆れたな…


そして、1日が終わり、6人一緒に帰っているとき‥

「きゃぁっ!辞めて‥くださいっ」

どこからか、女子の声がした。

「行くぞ!」
「ええ!」
湊君に反応する、星奈ちゃんは1早く湊君を抜かし声の方へ

「凪咲、行けるか?」
「行けるよ。助けに行こう!」
千歳君は、凪咲ちゃんを心配しながら走って向こうへ去ってゆく。

私たちも…
「アルト君、行こう?」
「ああっ!」

返事を言う前にアルト君は走って行く。

そして…場所に行くと
なんと、不良に女子が絡まれていた。

「お前ら‥誰だ?」
不良の筆頭が話しかけてくる。

「俺らはただの学生だ。数人は例外だがな」
「学生が何の用なん‥ッ!?」

いきなり、あごにけりを入れられて倒れる不良。

「あの…女子をいじめるなんて大人のすることではないですよ。大人しく葛として天に召されてくださいね」

なんと、星奈ちゃんが…蹴っていた。

「あ‥皆さんありがとうございます!」
「あなたこそ、大丈夫ですか?」
「はい…ちなみに私の名前は『如月奏きさらぎかなで』です」

自己紹介をしてくれるので、私たちも自己紹介をした。

「湊君、星奈ちゃん、千歳君、凪咲ちゃん、アルト君、美央ちゃんですね!
私‥実は転校生でして。多分、あなたたちと同じ学年の2組‥」
「2組だったら、俺ら全員と同じだ」

確かに、2組は私たち…

「そうなんですね!では、これからもよろしくね!」
「ヨロシクな。」
「宜しくです」
「これからヨロシクな」
「仲良くしようね!」
「クラスでも仲良くしようね~」
「これから親友な!」

それぞれ、声をかけながら…帰り道を夕日に照らされ帰って行った。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.36 )
日時: 2022/09/08 20:25
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第36話「女子たちの集い」

私は星奈。
昨日は思わぬ形で出会った転校生と仲良くなった。
不良カスはすぐ女の子に手を挙げるから、私が居ないと。

「悪ぃ、今日は俺とアルトと千歳は先生の手伝いだから...」
「そっか、大変だね。私たちは、図書館で待ってるよ」
「ごめんな」

にしても、あの3人イケメンだからな~。ま、湊くんが一番カッコいいけどね。
私と凪咲ちゃんと美央ちゃんと奏ちゃんは、図書館で待つことになった。
この学校は、居残りなどの規制が緩いから、居残り届けを提出しなくても7時までは居られるんだ。

「あの...いいの?私が居ても」
「いいんだよ奏ちゃん!せっかくの縁だしさ」
「そうだね。私たちは好きでやってるんだから」

凪咲ちゃんも美央ちゃんも、すっかり奏ちゃんを受け止めてあげてる。
流石に何もしないわけにはいかないので、課題を進めることにした。課題は、前回の授業でやったところなので相当簡単だった。

「う~ん?どうしてもこの方程式の解が分数になっちゃう...」
「ここはね、代入する場所を変えてみるの。...ほら、どっちも整数になったでしょ?」
「あ、本当だ!星奈ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして。分からないところがあったら言ってね」

人に教えるのは、自分の見落とした部分にも気付けるので、とても素晴らしい。

「ところで何で昨日は絡まれてたの?」

確かに気になる。

「その、性処理をしろって...」
「...え?」
「ちょっ、こんなところでそんなこと言わないでよ!」

顔が熱くなるのがすぐに分かった。
性処理?ヤバいやつじゃん!なおさら粛清しておいて良かった。ついでに去勢もしておけば...。

「そ、そうなんだ...」
「でも、みんなが助けてくれたお陰で、今頃反省してると思うよ」
「流石に性処理って...」
「アルトくんにしたら喜ぶかな...」

ちょっと待て美央ちゃん。その発想はおかしい。

「お待たせ」
「あっ、みんな!」

小一時間ほど経ってから、男子はやってきた。
7人という、かなりの人数で帰宅することとなった。

「星奈、なに話してたんだ?」
「んーと、内緒」

Re: 始発線は終点をしらない ( No.37 )
日時: 2022/09/09 17:41
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第37話「転校生と、早々な恋」


私は凪咲。今は2組で千歳君や湊君、星奈ちゃんにアルト君と美央ちゃん。そして、転校生の奏ちゃんと一緒で嬉しい日々が続いています。

と、言いたいんだけどね‥‥

「な、凪咲ちゃん‥この人たち、追い払ってくれるかな…?」

転校してすぐ、可愛い奏ちゃんはモテモテ。毎日告られているそうで

「あ、あんた達…好きなんだったら、そんな嫌がることするのやめてあげれば?」
「う…」

あーあ。って声を上げながら、男子らは去って行った。全く…転校生なんだから優しくしてほしいわね。
と思いながら、私たちはお話をする。

「凪咲ちゃん!奏ちゃん!」
「星奈ちゃん。今、恋バナしてたんだけど…」
「え…いいな。参加させてよ」

実は、私と奏ちゃんは今まで恋バナしてた。

「あのね‥‥ココだけの話なんだけど」
奏ちゃんが話を切り出した。

「実はっ‥好きな子が居るんです!」
「ふふ‥‥そうなんだね。いいじゃん」

さすがだな。星奈ちゃん。私みたいに、驚きの声を上げずに冷静

「で、誰なのかな?」
「そそそそれは言えませんって!」
「へぇ~?」

慌てる奏ちゃんに、追及していく星奈ちゃん。そして、その様子をニヤニヤしながら見ている私‥
なんか、シュールな光景だな。

「オイ。そこ何話してんの?」
「‥湊君」

星奈ちゃんのカレシさん。湊君が乱入してきた。

「何の話かは、絶対言いません!」
「昨日もだったな…酷いよ星奈!」
「2人とも…ケンカはダメだよ」

奏ちゃんが、注意をしてくる。

「ちぇ…ズルいな。次は教えてもらうからな!」
そう言い残して、湊君は千歳君やアルト君の方に。

「で、誰なの?」
「それは言えないよ。ヒミツだからね?」

私と星奈ちゃんは気になりすぎる心を抑えて、改めて他の話に戻った。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.38 )
日時: 2022/09/09 20:39
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第38話「イケメンたちの苦悩」

俺は千歳だ。
ここ最近は転校生の奏が来たお陰で、俺たちはより賑やかな日々を送っている。

「千歳、帰ろうぜ」
「む、もうそんな時間か」
「そんな時間というか、みんな先に帰っちゃったよ。千歳はずっと寝てたじゃないか」

アルトからの注意で、俺は寝ていたことを自覚した。

「全く、凪咲が起こしても全然起きなかったし」
「千歳、居眠り魔だな」
「うるさい赤点ギリギリ男」
「なっ!?赤点ギリギリなのはお前もだろ!?」
「はいはい帰るよ」


どれくらい寝ていたのか知らないが、すでに校門から出る生徒は居なかった。
女性陣は先に帰ってしまったのだろう。

「そういえばアルトは美央とはどんな感じなんだ?」
「どんな感じって...」
「最近の二人の関係について訊いてるんじゃないか?」
「ああ、そういう...。最近は結構いい感じだよ?でも...」

アルトは言葉を濁した。
気になった湊が、アルトに追及する。

「もったいぶらずに言えよ」
「わ、分かったよ...。最近、美央の束縛が強いんだ」
「なるほどな...」

思わず可哀想だと思ってしまった。
俺も悩みを抱える人間として、少し共感できる。

「俺も、凪咲が学校でもくっついてきて周りからの視線が痛い」
「まあ、千歳イケメンだし。凪咲も可愛いし。仕方ないよな」
「そういうものなのか...」
「そういうものだよ」

アルトと美央の方がその理論でいくと、視線が痛いと思うのだが。

「そういえば、湊の方はどうなんだよ」
「俺?俺は普通かな」
「お前たちが一番普通じゃないと思うのだが」
「千歳と同意見だ。夫婦みたいで、他の人たちにはできないような阿吽の呼吸のようなコンビネーションだよ」

その通りだ。
この前、体育でバドミントンのダブルスの試合をやったのだが、結局その二人に手出しができずに負けていくペアが多かった。唯一、アルトと美央のペアが1セット取っただけだ。
元々、二人の運動能力が高いため、阿吽の呼吸が加われば右に出る者は居ないだろう。

「バドミントンは無双状態だったからね。先生も唖然としてたよ」
「あれは星奈が頑張ったからだよ」
((やっぱり夫婦だ))

そのあとも、俺たちの会話は止むことは無かった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.39 )
日時: 2022/09/10 10:08
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第39話「学園祭の始まり」

俺はアルト。実は、この学校で学園祭をすることになった。
それで、それぞれグループに分かれて出し物をすることになったんだ。
もちろんだけど、グループはいつものメンバーでやる。
一番お客さんが来たグループの出し物には、ある景品がもらえるらしい。

「絶対、景品もらいたいっ!」
「アルト君。景品貰いたいのは当たり前だよ?」

美央が鋭くツッコミを入れる。

「出し物っていっても‥何をするか決めなきゃです」
「奏ちゃんの言う通り。この私、凪咲ですらわからないんだから」

となると‥あの人物に全部任せるしかない。これは誰もがそう思っていた。

「星奈~なにかいい案ない?」

さすが湊。一番最初に切り出した。

「要するに景品をもらいたいんでしょ?だったら、べつのグループが絶対やらないようなことをやればいいのよ!」
「うん。それは単純だよ。星奈」
「湊君?単純って言わないの」

本当は、湊の言う通り単純なのだが‥星奈の思考がどうなっているかはまだ謎だ。

「今、私が言ったことは単純よ。だけど、その基礎的な単純なところから考えを生み出していくの。基礎的なところからする。これ以上の方法なんてないわ」
「さすがだなぁ‥星奈。天才だけのことはある。」
「ああ。赤点ギリギリで勉強もできないようなお前と違ってな」

昨日のように、千歳がまた湊に皮肉を充てる。

「オイ‥千歳。今何て言った?」
「赤点ギリギリで勉強もできないお前と違って星奈は天才だ。って言ったんだ」
「絶対、お前に言われたくない‥だからお前はひねくれるんだよ」
「本当のことを言って、ひねくれるというのはどういうことだ?」

あーあ。始まっちゃったよ。この口喧嘩
で、なんか視線が‥

「ちぇ…俺に止めろって言うのかよ」
俺を見てくると思ったら、この2人を止めろという女子からの視線だった。

「はい!お前らそこで終わりだ。学園祭の出し物考えるぞ!」
「‥分かったよ」


大人しく観念した2人は、学園祭の出し物を口喧嘩を多々しながら、それを星奈や凪咲に美央、奏、俺が止めながら改めて考えた。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.40 )
日時: 2022/09/10 16:45
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第40話「出し物どうします?」

「うーん...どうすっかな~」

俺は湊。絶賛悩み中だ。ちなみに目の前に居る6人も頭を抱える事態。

「いっそのこと、王道を攻めたら?そっちの方が確実かも」
「星奈ちゃん、さっきと言ってること真逆だよ」

何か良いものは無いだろうか。お化け屋敷...は普通すぎるし。飲食店は...厨房が無いし。
散々悩んだ末、奏が突拍子の無いことを言い始める。

「こ、こういうのはどうですか?添い寝屋なんて」
「添い寝屋?誰がやるんだ?」

凪咲と星奈が、悟ったような顔をした。

「え、なに?何で俺たちの方を向くの?」
「ここに...ねえ?奏ちゃん」
「そうだよ」

完全に理解した。というかしてしまった。
俺たちがやるのか。しかし、アルト一人に任せれば良いのでは?

「イケメンの添い寝屋、というかアルトしか居なくないか?」
「なに言ってんの千歳くん!千歳くんは、付き合う前から人気の男子だったんだよ!?」
「それに湊くんも!ちょっとだけドジですごくイケメンだから、女子から人気なの」

何かそこまで言われると、恥ずかしくなってしまう。
アルトは、苦笑しながら言った。

「正直、これでお客さんが寄ってくるならやろうかな...」
「まあ、アルトくんに手を出す輩が居たら即[ピーーー]するけどね」
「美央、頼もしいけど怖いよ!どうしてそんな発想が出てくるの!?」
「じゃあ、決定ということで」

...平和だな~。
ともあれ、添い寝屋をする方針で行くが、これだけじゃ何か物足りない気がする。

「湊くん、もちろんこれだけじゃないよ?」
「思考が読まれた...!?」
「いや、顔に出まくりだぞ」

星奈は別にエスパーとかではなかった。
しかし、何を追加するのか俺には見当もつかない。

「ふっふっふ...その名も、『イケメンオプション』!」

この日、星奈のネーミングセンスを疑った。
イケメンオプションって、まんますぎでしょ。もっと他に無かったのか。

「うし、オプションとやらは何をやるんだ?」
「そうだな~...シチュエーションとかどう?」
「なるほど。例えば、新婚夫婦のシチュエーションとか?」
「アルトくんと結婚...ふふっ」
「ああ!美央、鼻血!」

まあ、この熱々美男美女バカップルは置いておいて。とりあえず、オプションなどの追加でお客さんが寄ってくるかどうかだ。

「オプションを追加したから、もちろん値段は高くなりますね」
「値段設定とかもしなきゃ」

こうして、男子は出番を迎えることはなく、女子たちで計画は進んでいった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.41 )
日時: 2022/09/10 22:22
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第41話「早速準備に取り掛かります!」


俺は湊。
なんと、奏の一案が採用されて、変な方向に学園祭の出し物が決まってしまった。
しかも、役者は俺ら男子。ああ‥どうしよう。と男子で悩んでいるところだ。

「アルト‥ほとんどはお前に任せる。」
「ダメだよ千歳。美央の女子への恨みがヤバいよ!」
「人気者で彼女いるって、辛いよなぁ」
「湊。お前こそ天才の人気者。星奈がいるじゃないか」

と、たわいのない、多分ずれてる話をしながら俺らは雑談をしている。
というか、あのおとなしそうな見た目の奏が、添い寝屋なんて言うのは予想できなかった‥

「星奈がいる‥‥まぁ、そうだな。千歳の相手は音楽の天才、凪咲だけどな」
「ああ。そうだな。言われてみれば、3人とも彼女が特殊な奴ばっかりだ」

千歳の言う通り1人は「文武両道の天才」であり1人が「音楽のプロ」であり1人が「気が強い清楚」だもんなぁ‥

「そこ、何話してるの?ちゃんとしてよ」
凪咲に厳しく注意され、俺らは話し合いに参加する。

「でねぇ‥今考えてるのは費用のこと。一応学校からも出るけど、それだけじゃあ足りない場合もあるでしょう?」
「確かにそうだなぁ‥添い寝屋だったら、めちゃくちゃ準備に取り掛からなきゃいけないんだぞ」
「そうなんだよぉ‥アルト君の言う通り~」

なんだか、美央が最近アルトと付き合い始めてから、ふわふわとした物言いになったのは気のせいなのか‥?

そんな疑問も抱きながら、今日は計画を練るのをやめた。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.42 )
日時: 2022/09/11 12:26
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第42話「トラブルは付き物です」

俺はアルト。正直、あまりにも順調じゃなさすぎてヤバい。
いやまあ、価格設定とかオプション表とかはすでに出来てるんだけど、その他の準備が間に合ってない状況だ。

「うーん...ベッドとかも必要だし、費用足りるかな?」
「...あっ!みなさん、足りないなら作れば良いじゃないですか!」
「奏ちゃんナイス!今ざっと計算してみたけど、普通に足りるしなんなら余る」

星奈の暗算が早くて最早人間かどうかも疑うレベル。
ともあれ、かなり目処はたってきた。後は、美央の暴走を止められるか...。


「あっ、君たち添い寝屋やるんだろ?なら、技術室に木材が大量に余ってるから、それ使っていいよ」
「ありがとうございます!」

まさか先生から貰えるとは。良い想定外だった。それと、布団とか買っても全然余る。※星奈調べ
早速作業に取りかかると、星奈のあり得ない力が発揮される。

「星奈、まだ5cmしか刃が入ってないぞ」
「うん大丈夫大丈夫。...オラァァ!!!」

すると、木材はとてつもない音を鳴らして綺麗に割れた。
俺は、星奈が本当に人間なのか心配になってきた。

「ふぅ~...やっぱノコギリで切ろ」
(((...絶対に怒らせたら確実に死ぬ!)))

作業開始から30分経過して、完成が近づいてきた。

「いやー、まさかこんな短時間で3つもベッドが作れるなんてね」
「そうだな...いっ!?」
「アルトくん!?」

やってしまった。といっても、釘がかすって血が出た程度だが。

「いやぁぁぁ!アルトくん死なないでぇぇ!」
「この程度じゃ死なないから!俺そこまで弱くないから!」
「本当、バカップルだよね」
「凪咲ちゃん、そんなものじゃないよ」

何とか準備が終わり、これからシチュエーションのテストを行う。まあ、どうなるのかはご想像にお任せするよ。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.43 )
日時: 2022/09/11 13:46
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第43話「ほとんど準備万端です!」


私は美央。さっき、アルト君から血が出たから、応急処置したんだけど‥なんとか死なずに済んだみたい!死んだら、私の人生も終わってたよぉぉぉ‥
皆に、バカップルって言われるけど、アルト君はバカじゃあないからね!

「シチュエーションのテストかぁ‥」
「アルト、お前が一番の頼りなんだからな」
「そうも言われてもね‥俺を頼っても困るよ」

そりゃそうだよ‥‥アルト君を頼ったらアルト君が大変なんだから。

「そうだよ!アルト君を頼ったら、彼が大変なんだから!」
「美央ちゃ~ん。思った事、口に出てますよ」

あ‥
と思ったのは遅かった。
奏ちゃんに指摘され、慌てて気づく私。

「これこそ、バカップル‥」
「湊君!そうやって言わないでちょうだい!」

厳しく湊君に注意する私。
まぁ、なんとか湊君は引き下がったけどね。

「まぁまぁ。で、シチュエーションは何をやるんだったっけ?」
「ああ‥新婚夫婦のシチュエーションって、一昨日くらいに言ってたわよね」
「そうだね。それをやりますか」

新婚夫婦のシチュエーションかぁ‥絶対アルト君とやりたいな。

「で、誰がそんなことやるの?」
「アルトと美央‥‥しかいないような」
「千歳君が言った事に同感の人」

そうして、千歳君の意見に凪咲ちゃんが多数決で判断を取ると‥
全員が手を挙げてたから、私とアルト君に決まりました。

「私たち‥ってなんだか緊張する‥」
「大丈夫だよ。俺がほとんどやってあげるからさ」
「ありがとうございます…………」

そうして、あとの段取りとかも順調にみんな(ほとんど星奈ちゃん)で決めていったので

「これで、準備万端だね!」

後は、改善するところとかを直すだけ…………
疲れる日々は、やっと終点が見えてきました。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.44 )
日時: 2022/09/11 16:32
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第44話「運営まであと一歩」

俺はアルト。かなり順調に準備が進んで、ようやく運営できそうな感じになってきた。

「アルト、今日は女子たちとは別々で帰ろうぜ」
「ああ、帰りにどこか寄ってくか?」
「そうだな。折角の休憩と思って」

女子たちはまだ残って、色々準備があるそうなので男子3人で帰ることに。
添い寝屋はどれくらいの繁盛を見せてくれるのか、楽しみな半分、胃が痛い。

「それにしても、美央が暴走しなきゃ良いけどな」
「同感だ」
「やめろよお前ら...。本当になったらどうするんだよ」

フラグを建ててしまったと、俺は思いもしなかった。頼むから、フラグ回収RTAだけは...。
そうこうしている内に、俺たちは喫茶店へと着いた。

「いらっしゃいませ」

店員が流暢に挨拶をする。俺たちは、適当な席に座って注文をした。

「えっと...ナポリタン大盛で。あと、カフェオレを」
「コーヒーとパフェ」
「コーヒーで」
「かしこまりました」

店員は、カウンターに行ってしまった。
というか、湊は定食屋か何かと勘違いしてないか?ナポリタンのサイズも規格外だし。
千歳に至っては、普通に食べきれなさそうな顔してるし。

「...ん、星奈からメッセきた」
「なんだって?」

星奈:美央ちゃんが『アルトくんが居ない』って暴走を始めた

「...」
「...ヤバくないか?」
「...おい、アルト?」
「お金払っといて!それじゃ!」

ああ、終わったわ。戻ったら大変なことになりそう。
そんな不安を胸に、ひたすらに来た道を走った。

「アルトくん!」
「遅いよ!美央ちゃんが大変なことに」

このあと、俺がどうなったかは誰も知らない。
P.S.無事に生還できました。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.45 )
日時: 2022/09/11 22:27
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第45話「学園祭の前夜に」


私は奏です。なんと、私の意見が採用されて‥学園祭での出し物になってしまいました。
ですが、嬉しい気持ちもありますので、頑張って運営を営みたいと思っています!

「みんなおはよ~」
「湊君おはよ~ 相変わらず、元気だね」
「星奈こそ、来るの早いって」
「湊!一番最初に着いたのはこの俺だぞ?」
「アルト君一番最初に着いたの?凄い…」
「わ~…美央ちゃん凄いアルト君にベタベタ」
「少し引くな…」

そうして、いつものように皆で学校に行きます。
ですが…今回は学園祭の前の日。
大体のことはできているのですが、私は緊張が増しています。

「よし、学校付いた~」
「授業だるそうだな」
「仕方ないって…」

男子組は、一段飛ばしで階段をのぼりながら早々と教室へ向かっています。
それにくらべて、女子組は話しながら普通に進んでいます。

「そういえばさ‥奏ちゃんの好きな人って、何組なの?」
「えっ!?」
「確かに、気になるね~」

星奈ちゃんと凪咲ちゃんに両脇から言われて、戸惑う私。

「きゅ、急に聞かれても困りますよ‥ちなみに、2組ですけど」
「2組?だったらチャンスあるね~」
「確かにね。応援するよ」

そう言われたら、後には引けなくなってきました!
湊君、星奈ちゃん、千歳君、凪咲ちゃん、アルト君、美央ちゃん
6人が恋愛を大成功させたのですから、私も頑張らなければいけません!

そうして、私の決意が固まって‥
学校が終わりましたのですが、急にアルト君が言い出したんです。

「なぁ‥みんなでお泊り会しないか?」
「お泊り会!?したいよ‥めちゃくちゃしたいっ!」

と、美央ちゃんがすごく押したので…することになりました。
ちなみに家は星奈ちゃんの両親が出張で、1年間ほど帰らないので星奈ちゃんの家ですることに。


ピーンポーン

私たちは、星奈ちゃんの大きくて広い王宮みたいな家に入りました。


「いらっしゃい!楽しんでね」

そうして、学園祭前夜のお楽しみなお泊り会が始まりました‥!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.46 )
日時: 2022/09/12 18:08
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第46話「何かありそうなお泊まり会」

私は凪咲。今、星奈ちゃんの家に居るの。

「よっしゃ!上がり~」

今はババ抜きをしているのだけれど、湊くんの3連勝中。千歳くんの勘でも勝てないなんて、湊くん恐るべし。
すると、アルトくんが羨ましそうに言った。

「湊、すごいなー。運が良いんだな」
「まあな」
「運以外なにもないくせに...った!?お前、踏みやがったな!?」
「エ、ナンノコトカナー」
「はいはい、やるよ」

全く、この二人は仲が良いのか悪いのか。もはやアルトくんが保護者に見えてくるよ。
そんなことをしている内に、日が傾き始めた。

「あ、そうだ。実はこの近くに、心霊スポットがあるの」
「...」
「湊、ビビってんのか?」
「は、はぁ!?びびってねえし!?」
「はいはい。で、そこはかつて自殺の名所だったの。今夜、行かない?」

星奈ちゃん、やっぱりまともなこと言わないな。
とはいえ、肝試しとしては最適だろう。まだ暑いし。

「そこの後ろの橋なんだけど、昔から自殺者が後を断たなくて、有刺鉄線のついてる柵もできたのに自殺者が多かったの。...あくまで噂だけどね」
「う、噂かぁ~...。ビビらせるなよ」
「ビビってんじゃん」
「でも、本当に行くんですか?」

星奈ちゃんは、返事こそしなかったけど行く気満々だ。千歳くんは真顔だし、湊くんは足震えてるし、アルトくんは苦笑いしてるし。
正直、私も怖い。どうしてこんなことになっちゃったんだろう。

「アルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくん」
「美央ちゃん?...ダメだこりゃ」
「俺は幽霊より、自分の彼女の方が怖いよ」
「ツッコミ要員が減ってきてますね...」
「最終的にアルトが残るから、安心しろ」

千歳くん、安心できないよ。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.47 )
日時: 2022/09/12 21:34
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第47話「学園祭の前に肝試し」

俺はアルト。さっき、星奈がみんなで心霊スポット行こうって言ったんだよな。
なんで、学園祭を目の前にして心霊スポットに行くのかが謎なんだが。
まぁ、そんな経緯いきさつで、今こうして行ってるわけ。

「アルト君っ‥‥怖いよぉぉぉぉ!もうなんで行くことになったんだよぉぉぉぉ!」
「ほら見ろ。美央が逆に怖い」

そうして、俺は幽霊やおばけなんかよりも、美央を少しだけ怖がりながら、心霊スポットへ向かった。

「はい!着いたよ。ココが心霊スポット」
「ココが‥‥自殺者のいる‥‥橋‥‥」
「大丈夫。噂だからね」
「噂でもダメなのぉぉぉ!アルト君助けて‥‥!!!」

そうして、泣きじゃくる美央‥‥可愛いけどウルサイ。

「ひえっ‥‥今にも死体が出てくる感じがしますっ!」

いつも冷静な奏でも、めちゃくちゃ怖がってる。
しかも、千歳と凪咲に関しては‥‥慣れているかのように観察してる。もしかしてマニア!?

「湊君、大丈夫?」
「だだだだだだだだいっじょうぶっっ!」

湊は、星奈に話しかけられてもめちゃくちゃ噛んでるし、怖がってる‥‥
心霊スポット大嫌いなんだな。

「皆、つまらないでしょうけど‥‥みんなの安全のため、帰りましょう?」
「早く帰ろっ!ね?」

そう、美央が言った時。

「お前ら‥‥何してるんだ?」
「ひゃぁっっっっ!!!」
「誰だ貴様!?美央は渡さない‥‥」

と、俺が言ったら。

「あ、アナタは2組の‥‥」

奏が言った。
2組の誰だ!?同じクラスだが。そうして、よく見てみると‥‥

Re: 始発線は終点をしらない ( No.48 )
日時: 2022/09/13 20:47
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第48話「偶然な運命」

俺は湊。何か、とんもないようななくないようなことが起きた。

「あ、アナタは2組の...一ノ瀬蒼李いちのせあおいくん!?」
「え、そうだけど...というか僕のこと知ってたんだね」
「ひゃ、ひゃい!?」

黒髪にメッシュの金。そして童顔。
奏がなぜこんなに動揺しているのか、俺には検討もつかないが...。それにしても、俺以外の5人は察しているようだが。
すると、星奈に引っ張られた。

「湊くん、蒼李くんは奏ちゃんの好きな人よ」
「え!?そうなn痛い痛い!!やめてぇぇ!ベアークローは痛いからぁぁぁ!!!」
「余計なことを喋るお前が悪い」
「?」

ミチミチと音を立てながら、ベアークローを決める星奈は悪魔同然だった。
ようやく解放してもらい、蒼李がなぜここに居るのかを問った。

「それにしても、何で蒼李がここに?家は逆のはずだろ?」
「いやーそれがさ...」

遡ること30分前。蒼李は、グループでの人生ゲームに負けてしまい、一人で橋に行けと言われてしまった。
しかし、何も起きなかったので帰ろうとしたら、ちょうど俺たちが来たらしい。
それにしても、人生ゲームに負けたぐらいで心霊スポットに行っていいものなのか。

「お前も大変だな...」
「あはは...」
「ねえ、奏ちゃんがゆでダコみたいになってるんだけど」
「こっちもこっちで大変だな...」
「アルトくん、私たちだけ戻って[ピーーー]しよ?」
「いきなりそんなこと言うなよ!その見た目でその発言完全にアウトだから!」

...うーん、バカップル。
正直、ここまで酷い女の子を見たことがない。

「まあ、みんな用事があるんだろ?よかったら、僕もそのグループに入れてよ。あ、これメアド」
「うん!ぜひぜひ!大勢いた方が楽しいしね」
「凪咲の言う通りだな」
「よろしくね、蒼李くん!」

俺たちは、思わぬ形で蒼李との出会いを果たしてしまった。

新キャラ:一ノ瀬蒼李

Re: 始発線は終点をしらない ( No.49 )
日時: 2022/09/14 15:40
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第49話「参加者続出」


「へぇ‥‥で、お泊り会をしてたってわけか」
「そうそう。色々と大変だよ~」

私は奏です。ななななんとっ‥‥恥ずかしいのですが、私の好きな男子。一ノ瀬蒼李君に鉢合わせしてしまったのです‥‥!

私は、もう好きな人を目の前にして、ゆでだこみたいになってる‥って、皆さんに言われるのですが‥‥

「というか、お前ら明日学園祭だろ?こんなことしておいていいのか?」
「全然大丈夫よ。もう役者は決まってるし、全部準備したから。」

張り切って言う星奈ちゃんに

「そうよ。星奈ちゃんがいるんだし、完璧だわ」

と、自信満々の凪咲ちゃん。
そして、そう言われてプレッシャーをかけられる男子。
と、いつものように時間が過ぎていきます。

「あの…蒼李君って、お客さん側ですか?それともなにか出し物を?」
私は、思い切って聞いてみた。

「ああ。俺は客側。お前らは店出すんだよな~」
「よければ、一緒にします?」

何言ってるんですか、私!急に言われてもあちら側が困って、こちらの星奈ちゃんたちに迷惑がかかるだけですのに!

「ふふ‥‥役者が増えるから、入っていわよ」
「そうだね。そういえば、蒼李君って、結構お金持ちとして人気だったよね。星奈ちゃんに並ぶ」
「凪咲は気づいてたんだな。」

苦笑しながら頷く蒼李君。

「じゃ、入らせてもらうよ。明日が楽しみだな」
「よし。これで女子がうじゃこらとやってくるわ‥‥!」

ガッツポーズをしながら嬉しそうだな。星奈ちゃん。

「星奈ちゃ~ん!!!!」
「わっ、美央ちゃんどうしたの?」
「凪咲ちゃんも、奏ちゃんも聞いてよぉ!アルト君が、男子たちが、星奈ちゃんの家に帰っちゃったぁ!アルト君が私を置いていったよぉ!!!!」

え、男子たちが先に家に帰った!?

「早く帰りましょう!蒼李君。明日学校でね!これ台本。じゃあね!」

そう言って、私たちは急いで帰りました。
明日が、とっても楽しみですね!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.50 )
日時: 2022/09/14 17:58
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第50話「お店は大繁盛?」

俺はアルト。
まさかの蒼李が役者として来てくれるとは思わなかった。役者4人が揃ったことで、店は繁盛するらしい。星奈の計算では。

「アルトくん、開店10分前!」
「ああ、今行くよ!」

一抹の不安を抱きながら、俺は控え室に向かった。

「それにしても、悪いな蒼李」
「いいよ、俺がやりたいと思ったから」
「奏も一緒になって喜ぶ反面、嫉妬するかもな」
「?そうなのか?」

湊、あとで覚えとけよ。
そんなことは良いとして、何だか緊張してきた。

「千歳、お前涼しい顔してんな」
「当たり前だろ」
「そのわりには足が震えてるけど...w」
「う、うるせぇ!」
「はいはい、そろそろ行くぞ」
「お前も大変だな...」


『間もなく、模擬店が開店します。運営生徒は、速やかに準備をしてください』
「お、もう少しだな。準備は?」
「大丈夫だよ」
「それじゃ...開店!」

星奈の掛け声で、営業中の看板が立てられた。
俺たちは完全にやる気マックスだ。が、しかし...。

「来ない...」
「あるぇ~?計算外だぞ~?」
「星奈ちゃん、まだ終わってないから」
「ほ...。アルトくんの貞操が守られた」
「貞操も何も、奪われないからね!?」

全く、これでお客さんが来たらどうなっていたことか。

「あの~...」
「はい!」
「添い寝をやってるって聞いたんですけど...」

一人目のお客さんが来た。制服を見るに、先輩だった。

「この中から、相手を選択してください」
「それじゃあ___」


俺だ。
まさか、俺が来るとは思ってなかった。

「それじゃ、ここに」
「はい...わっ、アルトくん良い匂い」
「あはは...何か恥ずかしいな」

刹那、俺の背筋に悪寒が走った。
悪寒の正体は恐らく、美央の殺気だろう。

(やばい、どうしよう...!)
「んー♪」

ここで変なことをすれば、確実に死ぬ。
どうしようか迷いながら、制限時間が終わった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.51 )
日時: 2022/09/14 22:45
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第51話「強烈な殺気と繁盛するお店」



私は美央‥‥アルト君に添い寝を願う先輩がいる。呪うわ‥‥!!!!
あの先輩、私のアルト君に向かって、何をしてくれてるのよ!?

「‥くっ‥!」
「美央ちゃん、そう嫉妬してもダメよ‥‥これは学園祭の出し物なんだからね」
「星奈ちゃん、注意してもダメよ。美央ちゃんは、圧倒的な嫉妬心を抱いているからさ」

そうしているうちに、お客さんが次々と来たの‥‥

「ん~‥‥じゃあこの子で」
「私はこのコにする!」

って、同級生の子や先輩の人たちも沢山来て、とっても楽しかったよ。
湊君や千歳君。蒼李君も大人気!
もちろん、アルト君もね‥‥

「ふぅ‥‥疲れたよ」
「ずっとベットの上って、寝てしまいそうだな。」
「俺なんて、一番最初に指名されて緊張したんだからな!」

さぞかし、疲れただろうね。アルト君


「お疲れ様、アルト君」
そういって、私は差し入れのペットボトルをアルト君に渡した。

「もうすぐで、学園祭の前半が終わるころだからね。」


そうして、落ち着いた私たちは、一度休憩に入った。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.52 )
日時: 2022/09/15 16:04
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第52話「後半戦は大波乱」

私は凪咲。
現在、後半戦の5分前。かなり、私としては疲労が溜まっているんだけど、それ以前に美央ちゃんの殺気が増してる気がするのは私だけかな?

「星奈ちゃん、逃げない」
「ギクゥ!?べ、別に逃げてないよ?」
「あの状態の美央ちゃんから目を離せば、お客さんどころか他の人まで巻き込みかねませんよ」
「...そうだね」

話が早くて助かるけど、これからどうすりゃ良いのか。
すると、アナウンスが流れて後半戦が開始した。

「あのー」
「はい、営業中ですよ」

早速、後半戦初のお客さんが。
制服を見るに、同級生だということが分かった。

「この中から、一人選択してください」
「それじゃあ...アルトくんで」

アルトくん人気だな~。多分、今までの売上で一番じゃないかな。湊くんや千歳くん、蒼李くんもすごいけど、やっぱりアルトくんはどの学年からも人気だな。
あ、蒼李くんが出てきた。

「ふぅ~、ちょっと休憩」
「星奈ちゃん!?」

咄嗟に星奈ちゃんが物陰に隠れるから、私もつられて隠れてしまった。
そして、奏ちゃんと蒼李くんだけに。

「あ、あの蒼李くん」
「ん?」
「これ、飲み物」
「ああ、ありがとな」

よし、良い感じ。

「蒼李くん、私___」
「ふう、休憩休憩」

あ、やべ。...って

「星奈ちゃん!?」
「ふっ!!」
「ブベラッ!!??」

うわー、痛そう。
湊くんに向かって、星奈ちゃんは膝げりをかました。

「あ、あああああ...!」
「ふぅ~、一件落着」

何も落着してないんだが。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.53 )
日時: 2022/09/15 19:18
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第53話「学園祭も終わりに近づく」


俺は湊。なんか…星奈に急に膝蹴りをかまされてビックリした。
一体、何があったんだ‥‥?と疑問に思う。

「湊君~?こっちに来なさい~?」

こわっ‥‥星奈の笑顔が悪女!
「えっ、あっ‥‥はいっっ!」
「湊君、ご愁傷さま」

凪咲に先に言われて、俺は人生のどん底に。

「ああもう!せっかくいい所だったのに。なんで邪魔するのかな?」
「いい所?何の話だ?」
「奏ちゃんと、蒼李君のことよ」

「いい?奏ちゃんは蒼李君のことが好きなの。それで、さっき告白しようとしたのよ?それを、アナタが邪魔したの。わかる?

星奈は、まくしたてる

「嘘だろ‥‥俺は邪魔したのか。」
「ったく。鈍感男め。」
「男勝りな口調になってない?」

そこで、アウナンスが流れた

『後半部の方々。もうすぐで学園祭が終わります。10分後までにかたずけてください』

「早いなぁ、学園祭も」
「そうね。でもこの罪は忘れないで。」


そうして、学園祭も終わりに近づいてきた。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.54 )
日時: 2022/09/16 17:48
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第54話「後夜祭の前に」

俺は蒼李。大波乱だった学園祭も終わりをむかえようとしていた。

「もう終わりか。何か切ないな」
「ああ、そうだな。そうだろ、アルト?」
「俺はアルト俺はアルト俺はアルト俺はアルト俺はアルト俺はアルト俺はアルト...」
「...切ないな」
「千歳、現実から目を逸らすな」

一体アルトの身に何があったのか、俺たちは知る由もなかった。
そんなことを考えてるうちに、アナウンスが流れた。

『2時間後に後夜祭を行います。予定はプログラムをご覧ください』
「2時間後か。だいぶ時間あるな」
「一回家に帰るか」


で、まあ家に帰ったんだけど。

「誰も居ねえ...」

よりにもよって、誰も居ないのである。
書き置きを見つけたが、何が書いてあるかは大体読めた。

「『旅行に行ってきます』ってまたかよ!」

このまま家に居ても、何もないので学校に戻ったのだが。


「こっちも居ねえ...」

俺だけである。
それもそのはず、まだ30分すら経っていないのだから。

「ただいま~、って蒼李くん!?」
「うわびっくりした!...って、奏か。まだ早いぞ」
「私は他の3人に先行っててって言われたんです。蒼李くんはどうして?」
「俺は家に帰ってもすることがなくてさ」

そうなんですね、とだけ言い俺の斜め前の席に座った。
沈黙。喋ることが何もない。

「あの、花火楽しみですね」
「そうだな」
「...」

太陽は傾き、俺たちの沈黙を嘲笑うかのように朱色に照らす。
刹那、がちゃりという音が聞こえた。
一瞬でそれの正体が分かった。

「鍵かけられた!?」
「誰か!誰か開けてください!!」

俺の呼び掛けに返事は返ってこない。

「私たち、このまま...」
「大丈夫だ、必ず脱出できるから」

ほんと最悪だ。
こういうとき、
一体どうすれば...。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.55 )
日時: 2022/09/16 18:34
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第55話「2人の行方」

「ど‥どうしたらいいのでしょうか‥」
私は奏。なぜか、蒼李君と一緒に部屋に居たら、部屋の鍵をかけられてしまったのです!

「落ち着いて、奏。これはもはや俺たちに託された脱出ゲーム。いつか、アウナンスでも来るだろう」
「そう‥ですね。それまで、何をしておきましょうか‥」
「ん~‥‥後夜祭のことでも考えておくかー」
「分かりました!ですが、鍵が掛ったら他の方たちが入れないっ!」

そう、私はあることに気づいて蒼李君に持ち掛けた。

「お前、敬語だけじゃなくてタメ口できるじゃん」
「あっ‥失礼しました」

苦笑しながら言う蒼李君。なんだか恥ずかしいです‥

「まー確かに、鍵かかってたら入れないよな~ 鍵を持ってない限り。」
「持ってない限り?」
「そう。あの星奈は絶対鍵を持ってるに決まってる。持ってなかったら一大事だ」

蒼李君の鋭さがまたもやカッコいい‥やっぱり好きです‥

「あの星奈ちゃんは確かに持ってますね」
「ってことは、閉じ込めたのは誰だ?」
「え‥‥私はバカだからわかりません‥」
「あれ、外側からだったら鍵ないと入れないだろ。だったら逆に、鍵があったら閉じ込めることもできる。んで、その鍵を持ってるのが星奈。つまり星奈たちがやったってことだ」

‥蒼李君は、運動もできて頭もさえている‥こんな私とは大違いですね。

「だがな‥鍵がないと内側からは鍵がないと開けない。内側から鍵をかけられたらの話だが。」

そう、蒼李君が言ったら‥

『2人とも、楽しんでる?私は凪咲。で、後は千歳君や星奈ちゃんたちがいるわ。
そして、2人にやってほしいことがあるの。以上よ‥頑張ってね。後夜祭までに』

そうして、アウナンスは途切れた。

「言っただろ?星奈たちの仕業だと」
「そうですね。で、何をすればいいのでしょう」
「‥‥‥それ、俺は分かったかもしれない」
「!?分かった!?だったら、言ってくださいよ!」

私は、唯一分かっている蒼李君に答えを迫った。


「奏‥付き合ってくれないか?」



そう発した蒼李君は、太陽の光で光り輝いていた。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.56 )
日時: 2022/09/17 17:20
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第56話「花火よ恋を照らしてくれ」

俺は蒼李。果たして、この告白が鬼と出るか蛇と出るか。

「私は、私は蒼李くんと一緒に幸せになりたい!」
「...こんな俺でも___」
「こんな俺でもとか言わないで!私は蒼李くんと付き合いたいの!」

すると、ガチャリという音が鳴った。

『よく言った奏ちゃん!それじゃ、あとはお二人で~』

星奈と思われるアナウンスは、そこで途切れてしまった。
しかし、俺たちはこのあとどうすればいいのか。


『間もなく、花火の打ち上げが始まります』
「...だってさ。行こうか」
「そうですね」

結局、会話が起きずに花火が始まってしまった。

「花火、綺麗だな」
「そうですね...」

沈黙。会話なんて続かない。

「私、蒼李くんに告白されて嬉しかった」
「...」
「転校して、蒼李くんに傘を貸してもらったときから好きになった」
「...そんなこともあったな」


時は遡り1か月前。

「ええ...雨なんて聞いてないのに」
「...あ。君、もしかして傘ないの?」
「え?はい、そうですけど...」
「じゃあこれ使って。じゃ!」

そのまま俺は走って帰った。
その日、風邪をひいてしまったがあのときは、ちょっとした出来心からの行為だった。


「だから、蒼李くんには感謝してもしきれません」
「俺が善かれと思ったからやったまでだよ」
「それでもです」

また沈黙。その間に花火は、どんどん上がっていく。

「蒼李くん」
「ん」

刹那、俺は一体何をされたのだろうか。脳の理解が追い付かずに、時間が止まったようだった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.57 )
日時: 2022/09/17 22:00
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第57話「いつもの風景は永遠と」


「もう、学園祭は終わりなんですね‥」
「ああ。楽しかったな」

俺は蒼李。ついさっき、奏と付き合った。
まぁ、俺も少しおてんばで可愛い奏のことが気になっていたので、とても嬉しいがな。

「そういえば、湊らはどこにいるんだろうな」
「ココにいるよ。蒼李!」
「わぁっ!?びっくりさせないでくれよ!」

突如後ろから現れた湊らにビックリする俺。

「奏ちゃん。良かったね!」
「はい。皆さんのお陰ですけどね‥ありがとうございます」
「大丈夫だよ!でも考えたのはこの私だからね!」

そう言って、凪咲が自慢するように胸を張る。

「やっと終わった‥私の敵がいなくなったっ!」
「美央‥‥添い寝屋なんだから仕方ないって!」
「それでもだめなの。アルト君‥私のものなんだからね」
「‥俺が言うようなセリフを美央が言わないでくれよ‥」

そう、アルトと美央の2人はいつも通りでなんだか安心するな。

「だけどよ、これでメンバーが8人にったろ。多すぎだよな」
「千歳君、別にいいじゃない。人が増えても」
「凪咲‥多いって言ってるだけだろ!」
「まぁまぁ‥二人とも落ち着いてよ」

言い争っても何があっても笑顔だから‥みんなは。
これがいつものみんななんだなって、しみじみと思った。

この風景も、いつか終わる日が来るかもしれないけど。
永遠と続くように‥願うばかりだな。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.58 )
日時: 2022/09/19 13:39
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第58話「デートは二人だけ」

俺は蒼李。学園祭が終わったことで、俺の心には穴が空いてるみたいだった。
そんなある日、嬉しいことが。

「蒼李くん、今度の土曜日あいてる?」
「え?うん、あいてるよ」
「そ、そのよかったら、デートしない?」

最高だろ?大好きな彼女とデートに行けるなんて。
もちろん俺はOKサインを出した。


「...やべ、早く来ちまった」
「お待たせ~!」

目の前には、ロングスカートにカーディガンという可愛さMAXの奏がいた。
あまりの可愛さに、思わずよろけた。

「だ、大丈夫!?」
「天使だ...!」


何とか持ちこたえ、俺たちは腹ごしらえに飲食店へ向かった。

「いらっしゃいませ~。カップルの方ですか?」
「え?あ、はい」
「現在キャンペーンとして、カップルの方々には割り引きをしているんです」

なんというお得情報。割り引きをしてくれるとは、学生の財布には優しいサービスだ。

「蒼李くん、あーん」
「あ、あーん...」

俺、何してるんだろ。
見ての通り、奏にあーんをされている状況だ。
恥ずかしいし、何よりも人目が気になる。

「美味しい?」
「お、美味しいよ...」

何だろう、隣の人にめちゃくちゃ見られてる気が...気のせいだろ。
そうして、俺たちはお店を後にした。

「腹ごなしにどっか行くか?」
「そうですね...あ、私あそこ行きたいです!」

果たして奏が提案したあそことは一体...。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.59 )
日時: 2022/09/20 16:07
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第59話「奇跡の出会い」

「なっ‥‥なんで、あんなところに!?」
「ダ‥ダメですか‥?ゴメンなさいっ」

俺は蒼李。なんなんだろうな…奏が可愛すぎてヤバいくらいだ。
上目遣いで泣きそうな、可愛い過ぎる顔で言われたら誰も断れないくらいだけどな…っ

「いや、全然言ってもいいぞ」
「わっ…ありがとうございます!」
「でも、あそこって‥」

奏の指さしたところは

「はい!ボウリング場です!」

そう、ボウリング場。なんでも、奏が大の得意だそうで‥小さい頃からボウリングを練習していたんだとか。しかも大会にも出たらしいな。

「ボウリングか、面白そうだな。腹ごなしにもちょうどいいし」
「私、久しぶりなので…わからない所があるかもです。教えてくださいね‥?」
「もちろんだ。俺も奏と同じく、大会にも出たことがあって得意だな」
「わぁ、それは頼もしいですね!頑張りましょう!」

そうして、俺たちはボウリング場に向かった。



「ん、着きました」
「このボウリング場、小さい頃に来たことがあるな!」
「へぇ‥そうなんですね。では、行きましょうか!」

俺たちは、普通のボウリングコースがあるところへ向かった。
試合とかは、1時間後くらいにやるってのが予定。

「‥‥‥っ‥‥!」

『ストライク!!!!』

この文字が浮かび上がる。
なんとか、一番最初はストライクだったが、ここからが真剣だな。

「ハァっ…!!!!」

『ストライク!!!!』

どうやら、奏もストライクだ。
だが、周りからの視線が気になる。
実はここ、ストライクになることは滅多にない激ムズコース。あるカップルがいきなりストライク何て、珍しいって思って視線がこっちにそよいでるんだろうな。

『ストライク!!!!』
「ストライク!!!!』

となりから、2つのストライクの画面が見えた。
どうやら、となりの2人も中々強敵らしい…

「蒼李…君。あの2人を見てくださいっ…」
「ん‥‥?あいつらって!?」

俺たちの視線の先にいたのは‥‥

「2人とも‥‥やっと気づいたな。」
「気づくの遅いよ‥でも、こうやって会うのは偶然だぞ?」

イタズラな無邪気な笑顔でこっちを向いてるのは‥‥

「湊!?」
「星奈ちゃん‥‥?」

湊と星奈だった。




(らるから謝罪:900文字を超える長文となって誠に申し訳ございません。)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.60 )
日時: 2022/09/21 16:44
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第60話「競争の行方は」

私は星奈。絶賛ボウリング中。

「どうして、二人が...?」
「普通にデートだが」
「偶然って言ったでしょ?」
「...そういうことにしとくか」

何で私たちが疑われなければいけないのか。
しかし、ここで会ってしまったということは、スコアで勝負が世の情け。

「残りの回数でどっちがスコアを伸ばせるか勝負よ!」
「...分かった」
「星奈、くれぐれも熱くなりすぎないようにな」


早速ゲームを開始。
序盤から蒼李くんはストライク。流石と言ったところね。

「ふっ!」
「湊くんも負けず劣らずね」
「蒼李くん、頑張って...!」

お互いに一歩も譲らない状況。スコアは同点、だけどストライクを狙えれば勝機はある。

「私が出る」
「星奈が?順番はまだのはずだろ?」
「いいの。私にはやらなきゃいけない使命がある」
「ああ、この人ガチだ」

深く息をする。全神経を統一させて、ボールを放った。

「えりゃぁぁぁああ!!!」
「ホントにボウリングやる人の気迫かよ」

コースはピンの真ん中。完全に決まった、誰もがそう思っただろう。
ピンは残り一本なのに....。

「あ」
「...や、やった」

倒れなかった。すなわち、私たちは負けた。
向こうはストライクを決めて、ギリギリの勝利をおさめた。

「...ちっくしょおぉぉぉぉ!!!!」
「そんなはしたない言葉使わない」

こうして、私たちのボウリング勝負は敗北に終わった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.61 )
日時: 2022/09/21 19:45
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第61話「初めての負けの味」

私は星奈。
経った今‥奏ちゃんと蒼李君コンビに、ボウリング対決で負けてしまったわ‥!

「あーあ…負けちゃった。ゴメンね。湊君」
「別にいいだろ。星奈こそ、たまには負けることあるだろ」

その問いに答えずに、私は奏ちゃんと蒼李君のところへ歩み寄った。

「2人とも、流石プロ級ね。負けるのは当たり前かもしれないわ」
「ううん。星奈ちゃんも強かった!最高の勝負‥でした」
「そうだな。俺も本気を出してしまったよ」

2人と会えてよかったな‥って今更思う。
でも、なんで倒れなかったんだろうな。私の計算では絶対に倒れる計算なのに。しくじった?

「でも‥俺は負けるのは久々だな」
「私も。いつも絶対誰だろうが勝ってたから」

…………あの2人が負けたことがある‥?

「嘘‥でしょ」
「星奈?どうかしたか!?」
「‥ううん、湊君。何もないよ‥」

「嘘」と思うけどこれは真実。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか!」
「そうだな、奏。楽しかったぞ」
「ええ‥私も楽しかったわ!」
「今までにない最高の勝負だなっ」

そうして、笑顔でみんな帰って行ったけど‥

「星奈、さっきの問いの答えは何だ?」
「気になるよ。星奈ちゃん」
「様子がおかしいぞ?」

ああ…あのことだね。

「私ね‥テストの点数とか、運動系の勝負。学園祭の時もさ、ちゃんと景品とったじゃない」
「確かにな。わからないところは教えてくれたり、運動神経抜群で‥学園祭もほとんど星奈がやってた」
「天才の本気かもね」
「同感だ」

‥ありがとう。

「負けるの、初めてなの」




「‥‥‥えっ」
「だから、ボウリングで負けるのも全部含めて初めてだよ」

この初めての負けの感じ方は、やっぱり‥悔しいけど嬉しい気持でもあったな。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.62 )
日時: 2022/09/23 17:41
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第62話「家に居よう」

俺は湊。ニュースは秋雨前線だの台風だので、テレビの画面は埋め尽くされていた。
そんななか、なぜか俺の家に集っていた。

「やっぱここが落ち着く~」
「あのなぁ、人ん家なんだからもっと遠慮しろよ」
「そうだよ、ここは湊くんの家なんだから」
「言動と行動を伴わせてくれ凪咲」

とまあ、こんな感じ。
俺の家に集まるのは珍しいことではないのだが、台風が接近していて外はゲリラ豪雨が続いている。

「それにしても、全員両親が出張で居ないとはな」
「とんだ偶然だ」
「千歳、とりあえずお前はそこから降りろ」
「アルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくんアルトくん...」
「...今日も美央ちゃんは平常運転ですね」
「奏ちゃん現実から目を逸らしちゃいけない」

アルトの言うと通り、全員両親が出張なのだ。例に漏れず俺も。
そしてこの台風のなか、それぞれで散らばると危険ということで俺の家に集まった。...別に危険じゃない気がするんだよなぁ。

「うわあ、雨強くなってきたな」
「よし蒼李、お前が一番最初に気付いたからお前が行ってこい」
「どこにさ」
「外に決まってんだろぉぉぉ!」

俺のテンションは十分おかしいが、子供は低気圧が近づくとテンションが上がるのは周知の事実。つまり俺も子供!
ということで、蒼李を外に放り出した。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.63 )
日時: 2022/09/23 18:13
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第63話「ゲームの始まり」

私は星奈。
今、湊君によって蒼李君がベランダから外に放り出されたの。
失礼だけど‥少し笑うわね。

「湊っ!?お前お遊びにもほどがあるぞ!」
「これが、家にいる時お馴染みの罰ゲーだな!」

まぁ、ここで助言しておきますか。

「湊く~ん」
「なんだ?星奈」
「蒼李君に何かしたらさ、奏ちゃんが黙ってないよ?」
「‥‥‥あっ‥」

湊君が気付いた時には遅かった。
奏ちゃんが、顔をしかめながら

「湊君、酷すぎですよ‥悲しいですっ」
「ゴメンって、奏!」
「奏、アリガトな‥」
「いいんです。蒼李君、濡れた髪を乾かしてきてくださいね」
「ああ」

さすが新・カップルね‥信頼感が違うわ。
まぁ、もう1組のバカップルは置いといて。

「ねぇ、みんな。1つ提案があるんだけど」
凪咲ちゃんが、話を切り出した。

「凪咲の考えることは、いつもカップルにありがちが事ぐらいだがな」
「ちょっと、千歳君。酷いでしょ‥それは」

こちらはひねくれ者と、おてんば娘のカップルです。
つりあってそうだけどな‥

「で、なんなの?」
「よくぞ聞いてくれました、星奈ちゃん。今からみんなでさ、人狼しない?」
「人狼‥ってなんですか?」
「そっか、奏ちゃんは知らないんだね。じゃあ、ルール説明をするよ。」


~人狼ルール説明~

①まず、人狼陣営と村人陣営のカードを混ぜる。
②そのカードを1人ずつ引いていく。
③自分の役職は言わずに、引いたら手元に持っておく。

・村人陣営が勝つには、人狼陣営の全員を処刑すること。
・人狼陣営が勝つには、村人と人狼の数が同じになること。

~役職~
・ゲームマスター {だれがどの陣営でどの役職か知っている。ゲームの進行役}
・村人陣営・村人 {普通の何も持たない役職。話し合いで人狼を充てていくだけ}
・村人陣営・占い師{毎晩1人だけプレイヤーを選んで、その人がどの役職化を占える。
・村人陣営・霊媒師{人狼の人数と、前日に処刑された人が人狼かどうかを把握できる。ゲーム信仰の鍵を握る役職。人狼が「自分が霊媒師」と嘘をついた場合は、本物と共に嘘をついた人狼を処刑できるやり方もある}
・村人陣営・狩人 {人狼から1人のプレイヤーを守る役職。連続でと自分を守ることは不可能}

・人狼陣営・人狼{毎晩1人のプレイヤーを襲ってリタイアさせる役職。正体を隠しながら村人陣営の人数を減らしていくだけ}
・人狼陣営・狂人{人間だが人狼陣営に協力する裏切者。占い師や霊媒師に占われても人狼判定が出ないため、招待を隠しながら村人陣営を混乱させていく}

④そして、話し合いをして投票する(1日目はしなくてもよい)
⑤投票し、全員が同じ人に投票していたらその人は処刑。
⑥最後に、生き残ったのが村人陣営であったら村人陣営の勝ち。人狼陣営であれば、人狼陣営の勝ち。

「っていうゲームよ。それでは、始めましょうか‥カードは私が持ってきてるから。」

それで、今から人狼をすることになった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.64 )
日時: 2022/09/25 17:52
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第64話「人狼の世界はハードモードです」

私は凪咲。ついに人狼が幕を開けた。

「それじゃあ、まずはカードを引くんだけど...」
「だけど?」
「原則として、私がゲームマスターです!」

突如、雷鳴が稲妻と共に鳴り響いた。
え、待って何でみんな悟った顔してるの。

「終わった...」
「ああ...役職バラされそうだな」
「何で私に対する信頼が薄いの!?」
「それは...日頃がねぇ?」

何か、悲しいな。
それは置いておいて、早速カードを引いてもらおう。

「さ、順番決めて引いちゃって」

順番は、奏ちゃん→美央ちゃん→アルトくん→湊くん→蒼李くん→千歳くん→星奈ちゃん、となった。
何か、星奈ちゃんは悔しそうだけど美央ちゃんはご満悦...。

「やった、アルトくんと一つ違いだ...」
「ダメだこりゃ」
「じゃあ、奏ちゃん。引いちゃって」
「は、はい...!」


一通り引き終えたところで、いよいよゲームのスタート。

「それじゃあ、人狼の人は手を上げて」
「はい」
「ん~!?ちょっと待った!!」

一斉に状況を察知し、顔を上げる。
何があったかというと、奏ちゃんが返事をしてしまい、このまま続ければ村人陣営が圧勝してしまう何とも見応えのない人狼になってしまうところだった。

「...仕切り直し?」
「そうだね...」
「ご、ごめんなさいぃぃ...!!」

こうして、カードを引くところから始まるのであった。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.65 )
日時: 2022/09/25 18:23
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第65話「簡単な人狼でも難しい」


「ああ、皆さんゴメンなさい、やってしまいましたぁっ」
私は奏です。今みんなで人狼をやっている途中なんですよ‥‥

「ドンマイ、奏。」
「蒼李君‥ありがとうございます」
「とにかく、簡単な人狼でもやるか?」

千歳君の提案により、難しい方ではなくて簡単な人狼をすることになりました。
ルールは、普通にカードを引いて話し合い。そして、夜になって、誰かが殺されて。を繰り返します。

「はい、じゃあもう一回私がゲームマスターね!」
「不安だけど、いいわよ。」
「星奈に同感。」
「湊君に星奈ちゃん意地悪‥‥まぁいいや、引いて~」

で、カードを引く順番は。
まず私です‥‥さっきと同じ。

「じゃっ、じゃあこれにします」
次は、星奈ちゃん。
「2番目とはご満足。」

そして美央ちゃん。
「これにしよっ」

湊君で…
「緊張する‥‥」

そして、アルト君。
「このカードは、いいような悪いような‥‥」

その次が千歳君です。
「‥‥‥最悪だ。」

最後は蒼李君ですね。
「最後にしては上的なカードだな。」

「というわけで、第一回人狼大会はじめま~す!
まず、皆さん目をつぶってください。」

みんな、凪咲ちゃんの指示に従って目をつぶる。

「じゃあ、人狼の人、眼を開けてくださいっ!誰を殺しますか?」
わたしではないな。

「では、村人の人目を開けてください。」
違うなぁ。

「では、占い師の人、目を開けてください。誰を占いますか?」
やっとだ!
そして、私は目を開けた。

そうして、村人とか続いていって‥‥

「今日、人狼に殺されたのは‥‥」

一体誰なんだろう!?



全員役職一覧

人狼:湊・アルト 村人:星奈
占い師:奏 霊媒師:千歳
狂人:蒼李

Re: 始発線は終点をしらない ( No.66 )
日時: 2022/09/26 16:53
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第66話「こいつが確信犯です!」

「今日、人狼に殺されたのは...千歳くんです」

俺は蒼李。初っぱなから千歳が殺られた。
すると、湊が口を出す。

「まあ、妥当だろうな。霊媒師要らないし」
「あはは...」
「おい湊、どういうことだ」

...湊、その発言は怪しいぞ。
しっかし、湊が人狼だということは確定だが、あともう一人は誰か。

「それじゃあ、2日目スタートです。まずは話し合いから」
「俺は湊が怪しい」
「千歳くん、悔しいのは分かったから死人は首を突っ込まないで」
「シュン」

何でこいつ自分でシュンとか言ってるんだろう。

「私はアルトくn...」
「は?」
「...蒼李くんかな」

星奈お前絶対ビビったろ。
そうして、投票の話し合いが終わり、いよいよ投票...。

「それでは全員目を伏せてください。...」

んで、投票が終わり吊るされる人の発表に...。


「投票で処刑される人は...」
「...」

え、待って。ドラムロール聴こえるんだけどそっちの方が怖いわ。

「...湊くんです!」
「...え?俺ですか?何で全然怪しくなかったじゃん」
「いやむしろめっちゃ怪しい感じだったけど。ね、奏ちゃん?」
「え?あ、はい!」

奏絶対話の流れ分かってなかったよ。
...つーかこれ、俺たちヤバいのでは?


現時点での生存者・死亡者

人狼:湊(死亡)・アルト 村人:星奈
占い師:奏 霊媒師:千歳(死亡)
狂人:蒼李

Re: 始発線は終点をしらない ( No.67 )
日時: 2022/09/28 20:00
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第67話「勝敗」

(‥‥残り、人狼俺だけだ。終わった。)
俺はアルト。今、人狼してるところだ。
だけど、今さっきもう1人の人狼・湊がやられて絶望していたところ‥‥

「へぇ‥‥湊君は人狼だったんだぁ~」
「星奈ちゃん、怖いよ‥‥」

これは、凪咲に同感だな…

「とにかく、続きするぞ。」
「はいっ!じゃあ、眼をつぶって~」

みんなが目をつぶる。

「人狼の人、誰を殺すかな?」
‥‥誰にしようか‥‥じゃあ。

「星奈だ。」
とこっそりいう。

「はい、じゃあ__」

と続いて。

「今回、殺されたのは星奈ちゃんです。」
「嘘っ、私!?」

ふぅ‥良かった。

「じゃ、投票ターイム!」
「俺はアルト。」
「同じく~」
「そうだな。」
「え、」

全員に投票された俺。

「じゃ、アルト君出火ぁ!」
「‥‥‥俺は人狼だ。」

これで、もう勝敗はついた。








【感謝】
らるです!お久しぶりですね(?)
本題に行きますが、『600』回覧ありがとうございます!感謝です!
ココまで頑張った甲斐がありました。これからもお願いします!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.68 )
日時: 2022/09/29 18:01
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第68話「人狼陣営終了のお知らせ」

俺は蒼李。人狼の決着がついた。

「ということで、村人陣営の勝利でーす!」
「やったぁぁぁ!!!」
「くっそ、負けた...千歳ごときに...」
「ちょっと待て俺のこと遠回しにディスるのやめろ」

結果、俺たちは負けてしまった。主に湊のせいで。...でも、人のせいにするのは良くないし、今回は計算外ということで。
すると、凪咲がニコニコ笑顔で喋る。

「負けた人狼陣営には、この激辛カップ焼きそばを食べてもらいます」
「蒼李くん、強く生きてください...!」

何かすげー俺本能がダメって言ってる。
確かに、辛いものは得意じゃないがそれなりに好きだ。

「でもこの焼きそばは一つしかないので、ジャン負けで代表者を一人決めてね」
((負けられない闘いがここにある...!))

うわー、あの二人からとてつもないエネルギーを感じる。

「最初は」
「「「グー!じゃんけんポン!」」」

蒼李:グー アルト:グー 湊:チョキ

「なん...だと...!?」
「勝負あったな」
「湊、頑張れよ」
「クソッタレがぁぁぁ!!」

ニコニコ笑顔で凪咲は、キッチンへ向かった。
...湊、調子乗りすぎたな。


【感謝】
ぷれです。お久しぶりですかね。
僕の見ない内に閲覧が600を突破...!ありがたい限りです。
カキコサボり気味だったので、皆さまにより面白いストーリーをお届けできるように、精進して参ります。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.69 )
日時: 2022/10/01 17:09
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第69話「青春の半ば。」


「あ、そろそろ夜になる!」
私は美央っていいます。さっきまで人狼してたんだ。
で、今は夜になりつつあるところ。夕ご飯の準備しなきゃな。

「からっ・・!?辛すぎるってぇ!?」
「辛いのは当たり前だろうが。」
「でも、星奈のため‥っ」

‥湊君とアルト君のやり取りは、10分前までさかのぼる。


「さぁて、激辛カップ焼きそばできたよ☆湊君どーぞ!」
凪咲ちゃんが言った。

「え、無理だって。マジで、もう無理無理無理!負けたから食べるって理不尽!」
といって、中々食べないのでどうしようかって悩んでたんだ。
そうしたらね・・

「あの…星奈ちゃん。」
「ん、奏ちゃんどうしたの?」
「湊君が食べるのに、1つだけ方法があるんです。」

って奏ちゃんがある意見を出した。

「え、奏ちゃんホント!?」
「はい、凪咲ちゃん。ですが星奈ちゃんじゃないとできないことです。」
「私しかできない事?」

星奈ちゃんしかできない事らしいんだ。

「まぁ、星奈に任せる。」
「千歳に同じく。」


って千歳君、アルト君がいうから、聴いてみたんだ。

「それはですね____」


「えっ‥それ恥ずかしいよっ‥」
「大丈夫、星奈ちゃんならできるよ。」

凪咲ちゃんに背を押されて、湊君の所へ行く。

「あのっ、湊君‥?」
「なんだ?星奈。」
「お願いっ‥私のために頑張って食べてくれない?そしたら私、もっと湊君の事好きになるし、自分も頑張れるんだ‥だから、湊君にお願いしたいの。食べてくれなきゃ、彼女やめるかもっ‥」

これは‥星奈ちゃんが絶対言わない様な事、だね。
でも、女子の私でもめちゃくちゃ可愛いよ。
上目遣いで、顔赤らめてるけどもう星奈ちゃん付き合ってなかったら男子一発で一目ぼれレベルだから。星奈ちゃん元々美人だもんなぁ‥
でも、私はアルト君一筋ですからぁ♡ アルト君に気に入ってもらえればそれでいいんだぁ♡

「よしっ!俺頑張るよ、星奈のために!」
「わぁ!ありがとう‥私とっても嬉しいよ、頑張ってねっ!」

『パクッ』

「から・・!?辛すぎるってぇ!?」
「辛いのは当たり前だろうが。」
「でも、星奈のため‥っ」

って訳だよ‥って、アルト君どこだ‥!?

「美央~」
「あっ、アルト様!」
「いつから様呼び?」
「今ですけど‥」

やっぱり、私はアルト様一筋!この方以外にあり得ない。
別の女子は許さないからね☆

「千歳君!ちょっと聞いて?」
「なんだ?」
「宿題教えて貰いたいんだけど。」
「星奈にでも聞いたらどうだ?」
「ダメっ‥千歳君じゃないとダメなの。」

ふふ‥凪咲ちゃんも可愛いなぁ。凪咲ちゃんは、美人っていうか可愛いタイプだし‥
千歳君は完璧なるツンデレ様。ひねくれ者って言われてるわけが分かる~ でも、仲間思いでカッコいい。

「‥じゃあ、教えてやる。」
「アリガトっ!」


さぁて、奏ちゃんと蒼李君どーこだ?

「奏~」
「な‥なんですかっ!?」
「今日一緒に寝ようぜ?」
「ふぇっ!?一緒に‥私が?」
「ああ。ダメ‥か?」
「ももももちろんですっ!断るわけないですよ!」

奏ちゃんはほんわかタイプ。ふわふわする清楚系な可愛いコだよね。
蒼李君はド直球タイプ‥。言いたいことをズバッという感じの人。

「ふぅ‥心の中でみんなの説明も疲れたな。自分にお疲れ様。」

Re: 始発線は終点をしらない ( No.70 )
日時: 2022/10/02 18:44
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第70話「布団が足りない件」

俺は湊。外の雨も強いし、俺の家でノープラン宿泊が開催されることになったのだが...。

「あるぇ~?布団が足りんぞ~?」
「は?」
「まあ俺はベッドで寝るから...それでも足りんな~」
「チャンス!ねえ、それぞれのカップルで寝ればいいんじゃない?」

なるほど美央、名案だな。...ん?カップルで寝る?
俺は全てを悟った。そして、他のみんなも。

「えええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!?????」
「う~ん、ダメ...かな?」
「美央絶対狙ったよね」
「うゅ?何のこと?」
「というわけだ、ここは大人しくそうしよう」

何かアルトちょろくね?
とはいえ、ちょっとマズいんじゃないすかね~?思春期男子を女の子と寝かせるのは。

「ん?千歳くん、もしかして照れてる~?」
「ギクゥ!?そ、そそそそそそそんなわけないだろ?俺が照れりゅとか...」
「やっぱこいつ照れてるわ」
「千歳くんって結構可愛いよね」

こいつが?ないないないない。だって愛想なさすぎて友達ほとんど居なかったんだよ?ほぼ顔面偏差値の高さとスタイルの良さで、人気勝ち取ってきたもんだよ?

「何か、湊にディスられた気が...」
「キノセイダロー(棒)」
「湊くん、棒読みになってます」

さて、夜はこれから長くなりそうだ。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.71 )
日時: 2022/10/07 19:42
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第71話「中々寝れない夜」


オレはアルト。なんと布団が足りないことで美央と2人で寝ることになった。
美央が可愛すぎてなんとも言えない状態なんだけど…
オレはここからどうしたらいいんだ…!?

「アルト…君…」
「なんだ?」

最近、美央がハチャメチャ女子じゃなくて、元々の清楚で大人しい可愛い女子に戻ってきてるんだよなぁ…

「エアコンのリモコンってどこ?寒いんだけど…毛布が薄すぎるし。」
「確かにちょっと冷えてるなぁ‥リモコンどこいった…?」

2分くらい探したけど、全然ないリモコン。

「全然ないな。どうしよ。」
「じゃ、じゃあ…」

と美央が言って、何をするのかと思ったら‥

「み、美央!?」
「えへへ‥ハグしちゃった。これで寒くないからいいかも‥」

暗闇で分からなかったけど、美央は耳まで顔が赤くなってたことが分かった‥

‥やっぱりうるさいところもあるけど可愛いな。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.72 )
日時: 2022/10/08 15:43
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第72話「お化けが出る?」

俺は湊。現在シングルベッドで二人で寝ている状態だ。

(ぐぅ~...狭い)

流石にシングルベッドで二人は狭い。星奈に7割を譲っている状態なので、かなり狭い。
というか星奈ぐっすりなんだが。

「...」
「すぅ、すぅ...」

小さな寝息を立てながら、星奈は寝ている。
そして俺は、とてもトイレに行きたい。今にも膀胱が破裂しそうなほどに、尿意がヤバい。
俺は、起こさないように静かにトイレへと向かった。

「アアアアアアアア!!漏れるぅぅぅ!!(小声)」

トイレのありがたみを知った瞬間だった。
スッキリして、部屋に戻ろうとすると、俺じゃない足音が聴こえた。
部屋に居る人も疑ったが、爆睡状態だったのであり得ない。

(こっちに来る...!?)

息を殺し、その場にうずくまる。
早く去ってほしいと祈りながら、小刻みに体を震わせていた。ビビってるとかじゃねえし、武者震いだし。

しかし、祈りは通じなかった。

「おーい、湊___」
「イヤァァァァァァァァァァァ!!!!!」

終わりだと思った俺は、声を上げて部屋に向かって走った。
階段に足をぶつけたが、パニックで痛みなど分からない。

「ウワァァァァァァァァ!!!」
「うるせえ!!!」

俺は千歳が投げた枕により、冷静さを取り戻した。
それにしても、一体何だったのか。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.73 )
日時: 2022/10/13 19:13
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第73話「朝」


「おおおおおはよっ」
「湊君?おはよ。遅かったね。」
「星奈。お前のせいで寝れなかったんだから‥」
「ええ?そんなこと知らないから」

俺は湊。昨日は星奈と寝て、トイレに行ったら超絶ハラハラ・ドキドキのホラースポットだったんだから、全然寝れなかったんだよ!

「お二人とも、朝から元気で何より。」
「元気すぎて笑えるけどな」
「朝ごはん、出来てますよ~」
「奏の飯美味しいもんなー」

凪咲と千歳に俺は笑われてるし‥
奏と蒼李はラブラブだし‥

「…………」
「…………っ‥」

と、美央とアルトはなにかあったのか、元気なさそうにしているしな‥
少し心配だ。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.74 )
日時: 2022/10/15 13:34
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第74話「色々あったんだよ」

俺はアルトだ。まあ、ちょっと昨日色々あったのだが...。

「?二人とも、食べないの?」
「え?ああいや、食べるよ」
「うん、食べよう?」

遡ること5時間前...。
俺と美央は、少し眠れず水を飲みにキッチンに行った。

「ん?あれ、湊か?」
「みたいだね。...あ、トイレ入った」

割りと長いこと入っており、俺たちは最早忘れかけていた。
湊がトイレから出たタイミングで話しかけたのだが...。

「おーい、湊___」
「イヤァァァァァァァァァァァ!!!!!」

そのまま奇声を上げながら、部屋へと戻っていった。
というわけなんだが、中々言い出せる状況じゃなくて、俺たちは罪悪感に駆られている。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.75 )
日時: 2022/10/26 16:21
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第75話「久しぶりの学校」


「久しぶりの学校ですねっ‥!」
私は奏です。今日は休み明けで、久しぶりの学校があるのです
ですが、お泊り会は終わっていませんよ。

「そうだな。クラスのみんなに会うのは嬉しいけど、授業は普通にイヤ。」
「湊君?そんなこと言うんだったら放課後残り、私がプラス1時間授業するわよ?」
「ふふっ‥湊君と星奈ちゃんも相変わらず。」
「凪咲に同感だな。」
「俺は美央が清楚に戻ったのが嬉しい‥」
「アルト君、今までそうじゃなかったって言ってるみたいになるんだけど…」

まぁ、なんやかんや喋りながら私たちは学校に着きました。

「おはようございます」
と、声を揃えながら言う私たち。

「皆さん、朝から急ですが明日から___」

先生が言った事とは…?

(更新遅くなってしまい、申し訳ありません。Byらる)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.76 )
日時: 2022/10/28 18:55
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第76話「何か数学の授業ってさ」

「___で、この証明が成り立つわけ。じゃあこの辺ABと平行な辺は?えっと...湊」
「...起きて」
「グボァ!?」

俺は湊。あまりの三角形の証明の難しさに、爆睡していた。まあ、星奈が脇腹にシャーペンを刺したお陰で、目は覚めたが。
平行?なにそれおいしいの?

「湊~?これだぞ~」
「...辺ED」
「辺EDです!」
「その通りだな。この図を書けないと、テスト厳しいぞー」

何とか星奈が答えを言ってくれたお陰で、公開処刑は免れた。
星奈が居なければ、俺の頭脳は輝かないのさ。

「それただ私が答え言ってるだけじゃない」
「なぜバレたし!というか何で心読めてんの!?」
「声に出まくってたよ」
「何だってぇぇぇぇぇ!!??」
「お前らー、うるさいぞー」

周囲が俺たちに対して爆笑する。まあ、アルトに関してはかなり肩を震わせているが...。

(非常に遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。by ぷれ)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.77 )
日時: 2022/10/30 17:18
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第77話「ハロウィンパーティーの準備」


「という訳で、ハロウィン明日だからハロウィンパーティーが学校であるらしいんだよなー。
だから、仮装してきてもいいしお菓子持ってきてもいいから、12時に学校集合で。はい、終わり。」

私は凪咲。今の訳の分からない先生の説明。皆は意味わかったのかな?
とーにーかーく!ハロウィンパーティーがあるから明日、12時学校集合とのことで。
急にハロウィンパーティー!?って言われても‥の話なんだけど。

「どうしよ‥仮装ってしなくてもいいんだよな?」
「でも‥した方がいいんじゃないのか?」
「私、実はするつもりです‥恥ずかしいけど。」
「奏がするなら俺もする。」
「え、蒼李君!?」

と、帰り道はハロウィンパーティーのことで盛り上がる私以外の7人衆。

「みんな、湊君ちでハロウィンの仮装用意しない?買ってきてもいいから。」
と、提案した私なんだけど、

「いいじゃんっ、凪咲。」
「同感です。やりましょう!」
「おー…やろやろ!」
「凪咲ちゃんいい案~もちろんやるよ~」
と大好評。


「よし、始めるか。」
急に場が違って湊君ち。
役割分担を始めた私たち。

湊・千歳 買い出し
星奈 仮装の裁縫
凪咲・奏・美央 仮装準備
蒼李 お菓子準備
アルト その他手伝い

って感じになった。

さて、明日に間に合うのかな‥?





900回覧ありがとうございます。
ハロウィンが近づき丁度いいころに900回覧はとても嬉しいです。
皆さんの協力の末、1000回覧まで行くことを願っていますヾ(≧▽≦)ノ byらる

Re: 始発線は終点をしらない ( No.78 )
日時: 2022/11/09 17:46
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第78話「買い出しって何買えばいいんだ?」

「んー...?」
「おい、何やってんだ湊。早く行くぞ」

俺は千歳だ。とりあえず衣装の装飾の買い出しを頼まれた。
しかし、このバカ___もとい湊のセンスに任せるのは非常に危険だ。

『俺も装飾考えるのか...』
「お前一番暇だろアルト」
「千歳...お前人選理由クソ過ぎ」
「黙れ。センスのないお前よりはよっぽどいい」
「んだと!?」

道理だろどう考えても。
その他の手伝いが一番暇であろうアルトに、助言をもらいつつ買い出しに向かう。

『まあまあ...それより、今どこに居るんだ?』
「家の玄関」
『...は?』
「家の玄k___」
『それは知ってる。何でお前ら出発してねーの?』
「どこいきゃいいか分からんから?」

アルトの溜め息がスピーカー越しに聞こえてくる。どういうことだ?
俺は溜め息をつく意味が分からず、ますます疑問が増える。

「おい千歳、いつまで居るんだよ」
『とりあえず100均行け。そんときにまたかけ直せ』
「ああ」

その会話を最後に、俺たちは家から足を出した。


1000回突破ありがとうございます。
散々作曲をしていたので、こんなことになっているとは...。
これからもよろしくお願いします。 by ぷれ

Re: 始発線は終点をしらない ( No.79 )
日時: 2022/11/14 17:11
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第79話「ハロウィンパーティー!」


「今から!ハロウィンパーティーを、はじめまーすっ!!!」
「いえーーーいっ‼」

俺は湊。今からハロウィンパーティーを始める。
何をするかはもう全部星奈にやってもらったから何するかはわからない。

「よし、まずはお菓子を食べる☆」
「は?」

凪咲がぶっ飛んだことを言い出して、見事にみんながハモる。

「お菓子食べよ!ほら、用意したよ!」
「え、あ…うん!食べよう!」
「フフフ…カオスね」
「むむ…このお菓子美味しいんですけど…」
「お菓子だったら美味しいのは当たり前だろ…?」

それはいいんだけど…意外とアルトが大食いだったんだよな・・

「みーなーと君?」
「どうした?星奈」
「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ?」

ッ‥星奈が可愛すぎる。


「ほっ、ほらよ…」
「むー……ありがと。」

そんなこんなでハロウィンパーティー終えた俺たちだった。





(ハロウィンパーティーっていってもハロウィン終わっちゃいましたねw
ゴメンなさい)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.80 )
日時: 2022/12/02 19:49
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第80話「8人のキズナは永遠に」


「さっむ…なんでこんな寒いの?」

俺は湊。今、学校の下校中。
めちゃくちゃ寒くで凍え死にそうだ。

「寒いのは、この地球の交転と自転によるもの。地球が太陽の周りを回る公転の軸にたいして、地球全体が回っている自転の軸の方が少しだけかたむいてるんだよ。かたむたら、ある時期には太陽の光があんまり受けなくなる。だから、その影響で寒くなるわけ。」

と、長文開設したのは俺の彼女の星奈。
文武両道の天才学生。

「うわぁ、星奈ちゃん流石だね。」
「凄い分かりやすかった。」

これは「多分」地雷カップルでリア充カップルの凪咲と千歳。
凪咲は星奈に続くリーダータイプで女王様っぽい感じもあるけど友達思いのいい奴。
千歳に関しては、顔とスタイルだけで乗り越えてきたっていうヤバい奴。

「いつも通りだね。ね、アルト君」
「そうだな。やっぱこのメンツが一番!」

この2人は一番リア充の美央とアルト。
美央は前までアルトにべたべただったけど、最近清楚に戻った。
アルトは千歳と並んでめっちゃモテるが、美央が阻止してることから無くなった。

「確かに!このメンツ一番いいよなぁ。今までで一番最高だった。」
「一生皆で居たいですね!」

この二人は一番おとしやかで落ち着いてるカップル。
蒼李と奏。
残りの7人の中で、一番落ち着いていて信頼できる。


「おーい。なにぼぉっとしてるの湊君!」
「早く来いよ。家に着かないぞ!」

…このキズナは永遠に衰えることはないと俺は願う。



投稿が出来ていなかったので、つぎはぷれさんの番ですが、私が投稿しました。
せっかく、1000回覧突破したのでしみじみとした感じの80話です。
不定期でしたら、私が2連続で投稿するかもしれませんので。

それではこれからも応援おねがいします!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.81 )
日時: 2022/12/24 14:00
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

キャラ紹介



式宮 湊/しきみや みなと

リーダー的存在。
勉強は大の苦手だが運動はとても得意。
ドジな時もある。
時々だが頼りになる時も。元気で明るくムードメーカー。
イメージカラーは水色
星奈のカレシ


北条 星奈/ほうじょう せな

しっかり者。勉強も運動もできる大秀才。
それに加えて、美人で大人っぽい。
少しせっかちな一面もあるが、常に皆を引っ張ってくれる。
イメージカラーは黄色
湊のカノジョ


呉信 千歳/くれのぶ ちとせ

ひねくれ者。勉強は苦手。運動は普通。
だが、勘の良さと顔の良さもあり、顔だけで人生勝ち組に乗っていると湊などに言われている。
湊とは幼馴染。恋愛とかには興味の欠片もない。
イメージカラーは緑
凪咲のカレシ


榎本 凪咲/えのもと なぎさ

おてんば娘。勉強も運動も平均Lv。
その代わり、音楽が大好きで大の得意。
ピアノでもなんでも弾ける絶対音感少女。
星奈とは幼馴染で大親友。友好関係も広い。
イメージカラーは黄緑
千歳のカノジョ


裏川 アルト/うらかわ あると

学年1の人気者。女子からも男子からも人気が高くモテる。
運動は湊と同じくらいできる。
クールで落ち着いている性格。
イメージカラーは赤
美央のカレシ

柊 美央/ひいらぎ みお

清楚少女。
勉強はそこそこできる。
人を信頼できる力を持っていて、皆のことを尊敬している。
美人というよりふわふわした可愛い少女。
イメージカラーはピンク
アルトのカノジョ


一ノ瀬 蒼李/いちのせ あおい

多重人格性者。
見た目は黒髪に金メッシュ。童顔。
勉強も運動もそこそこできる。
千歳と同じくらい冷静。
イメージカラーは青
奏のカレシ。


如月 奏/きさらぎ かなで

途中から他校から転校してきた落ち着いている清楚系少女。
常に敬語を使っている。
見た目はふんわりした感じ。ストレートの髪型。
優しいし可愛いが怖がり。
イメージカラーは白

Re: 始発線は終点をしらない ( No.82 )
日時: 2022/12/25 16:55
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第81話「メリークリスマス」




「つつつつつついにクリスマスだぁ!!!」

俺は湊。
今日はクリスマスだから、ケーキを食べれるから、プレゼント開封したから喜んでいる。

「湊君、凄い喜んでるわね。」
「こっちまで楽しくなるよ~」
「そうだな。クリスマスが此処まで楽しいのは初めてだ。」

星奈も凪咲も千歳も楽しそうだ。
勿論、俺が一番楽しいんだけどな!

「ていうか、どこいくの?」

そう聞いてきたのは美央
美央の通り、何処に行くかは決めていない。

「ここら辺に有名なクリスマスデートスポットとかないのかよ。」
「逆に此処がどこか分からないんだよ。」

言い合っているのは蒼李とアルト。
俺もわからないんだけどな。


「え、じゃあ私は蒼李君についていきます。」

奏もぶっ飛んだことを言っている。
時々奏は清楚なのに、美央と同じように常識はずれな事を言う(常識外れかは分からない)


「あのねぇ、アルト君と蒼李君。よく考えてみて。」
「は?」
「此処は日本のどこかだってこともわからないんだ~」
「凪咲―、煽りすぎだぞー(棒)」
「ちょっと‥凪咲ちゃんと湊君が煽りすぎ。」
「そうだぞ。2人とも。」
「楽しかったらいいんじゃない?」
「確かに、楽しければどんなことがあっても私は大丈夫です!」


俺ら、やっぱり出会ってから凄い日数が経ってる。
だからみんなのことを良く知れてる。

「今、ざっと計算したら私が湊君にあってから123日。つまり4か月と1日たったらしいわ。」
「恐るべし、星奈ちゃんの計算能力は……」
「奏ちゃんのリアクションも恐るべし。」


だけど、俺、星奈、凪咲、千歳があってから123日だとしても、
残りの4人と会ってからは…どうなるんだ?

「それでね、私たち8人が出会ってからは103日たったのよ。」
「そんなに!?」
「てか、なんで日数まで覚えてるんだよ‥」
「天才って、記憶力も天才なんですね。」
「奏ちゃんありがとう~」


‥あ、あれって!


「皆、見ろよあれ!」
「どうしたんだ?湊」
「あ、あれってクリスマスツリーじゃない?」

そう、美央の言う通りクリスマスツリーだ。
今までは、クリスマスツリーなんて1人か家族で見てたけど、
今年は違ったな…


「皆と見るクリスマスツリーはまた一段と違うね。」
「そうだな。凪咲の言う通りだ。」
「来年のクリスマスも皆で見れたらいいな。」
「確かに、皆で見るのはレア…特別だからね。」
「分かる!家族と見るのとまた違うし!」

「という訳でみんな、メリークリスマス!」

Re: 始発線は終点をしらない ( No.83 )
日時: 2023/01/09 14:35
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第82話「相変わらずカオスです」



「あーあ。明日で冬休み終わりじゃん。」

俺は湊。
明日で冬休みが終わろうとしている学校に通っている学生だ。

「仕方ないよ。冬休みってそういうもんだし。」
「そうだよね。ちゃんとやんないと。」
「‥だけどだるいのは分かるぞ、湊。」

こいつらは星奈、凪咲、千歳。
星奈は俺の彼女で文武両道の天才。
凪咲と千歳は付き合ってる。リア充爆発しろという言葉にぴったりな存在だ。

「千歳‥同士だな。だるいよな。」
「ふっ、そうだなー。ていうか宿題終わった?」
「私は終わったよーアルト君。」
「俺も終わりました。」
「私も~」

アルト、美央、奏、蒼李。
こいつらも付き合ってる。
てかマジで終わってんのかよ‥

「俺、終わってないんだけど…」
「嘘!?」
「流石の俺も終わってるぞ。」
「は?千歳まで?」
「湊君だけでしょ。終わってないの。やっば。大丈夫?」

星奈の「大丈夫?」がいい意味に聞こえず精神にぐさり言葉の矢が刺さる…
マジで大丈夫だけど、頭は大丈夫じゃねぇんだよ。
そもそも星奈の頭の中こそ「大丈夫?」って思うぐらいなんだわ…


「今から外出ません?夜から屋台がやってるって噂なんですよ。」
「ナイスアイディア、奏ちゃん!夜になったら行こうよ」
「えー、だる…」
「そのだるいって性格直せよ、湊。」
「でもほんとにだるいんだから仕方ねぇよ。」
「仕方なくないって!ほら、アルト君もなんか言ってよ。」


とわーわーうるさい声が俺ん家に響き。
親が出張で良かったわ。と思いつつ屋台を周る準備をする。
相変わらずカオスだな…今でも言い争ってる。


「ねぇねぇ、湊君。屋台どんなところいきたい?」
「ん?ああ、星奈か…えーと俺はな__」










らるです。
最近投稿できてなかったですね。
第82話、ごらんくださりありがとうございます。
最近、私の語彙力がものすごいスピードで落ちていっておりますが、
これからも「始発線は終点をしらない」をご覧くださいね。

私1人でも完結させて見せる…!!!
とやる気に満ちている今日この頃です。
それでは第83話を、待っていてくださいね。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.84 )
日時: 2023/01/19 22:06
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第83話「結構遅い初詣?」



「うわぁ…!!凄いね!!」
「はい!人がすごい多いです…」
「俺は人混み苦手なんだけどなぁ。」
「仕方ないって。俺も苦手。」

私は星奈。
今、凄く遅い初詣に来ている。
でも、この初詣は25日くらいまでやっているらしいので結構楽。
だから人がとても多いんだ。

「ねぇ、アルト君。何かしたいものある?」
「美央がしたいのすればいいんじゃい?」
「えっ!?ボウリングあるじゃん…」
「本当ですね!蒼李君、しましょう。そして絶対勝つのです!」
「ああ。もちろんだ。」


「星奈!湊君、千歳君!4人で周ろー?」
「いいよ~」
「「了解!」」
「3人ともしたいのある?」
「ううん。私はないかなぁ。」
「そういえば神様にお参りに行かなきゃ!」
「確かに…忘れてたな。」
「お金持ってきた?」
「当たり前じゃん。」



「階段ながっ!?」
「ここの階段、凄い長いから本殿まで行くのに2分くらい階段上らないといけないらしい‥スマホ見たらそう書いてる。」
「は?星奈マジでその情報あってんのかよ。」
「私も調べたけどそうだったよ。でも、湊君と星奈は流石に運動できるし行けるんじゃない?」
「ああ、そうだな。だが俺も凪咲も頑張るぞ。」


【1分後】

「よっしゃぁ!!着いたぁぁぁぁ。」
「うるさいぞ、湊。神様の前だから静かにしろよ。」
「ホントにね。ほら、お金入れて」

「あっ、此処に居たんですね!」
「奏ちゃんたち!」
「よし、金入れて願い事を‥」


『チャリンッ』








えー、終わりです☆
願い事、何なんでしょうね…。
それは私も考え中ですw
皆さんは初詣行きましたか?
私は無駄にテンション高い引きこもりの腐女子で家でゆっくりしたいのにつれていかれました。
あんまり楽しくなかった…。
人それぞれですけどね。
さぁ、次回も楽しみにしていてください。

そして、1500回覧マジでありがとうございます!!
1600目指しますので、タップなどお願いします!
あ、1話から見てくれるのもあr((

Re: 始発線は終点をしらない ( No.85 )
日時: 2023/02/14 22:13
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第84話「バレンタインは男女問わずドキドキです‥!」



ついにバレンタインが来た……

私、星奈は昨日の2月13日に凪咲ちゃん、奏ちゃん、美央ちゃんと4人でチョコづくりをしてたところ。
初詣で、「みんなと一生いられますように」ってお願いしてからすぐ立ったなぁ‥

「星奈ちゃん!渡すよ~」
「え、?ああ、うんっ!」

ビックリした……美央ちゃんか。
そうだ、湊君ちに私に行くんだ‥
男子組湊君ちにいるし。

【湊の家】

ピ~ンポォンパァァンポォン~~~~()


「あれ‥女子組?」
「湊君!」
「お邪魔しますね。」
「学校ぶり~」
「あ、ああ……」

「って、凪咲たち‥!??」
「千歳君~ほら、チョコあげる~」
「!??あっ、ありがと……」

「アルト君、これ100個作ったから!」
「いいのか?wてか作りすぎ。一緒に食べような。」
「やった~」

「はいっ、蒼李君にもチョコなのです。」
「奏の形も綺麗……すげぇな」
「ふへへ……」

「‥ほら。」
「wwそっぽ見て恥ずかしがってんの?ツンデレだなw」
「ツンデレ?((圧」
「あ、ゴメン……でもアリガト。」
「‥こちらこそ。」


















星奈の願い
「みんなと一生いられますように」
凪咲の願い
「生涯みんなといられますように」
千歳の願い
「みんなが幸せでありますように」
アルトの願い
「いつまでも仲良くできますように」
美央の願い
「どこまでも一緒でありますように」
奏の願い
「困難もみんなで乗り越えられますように」
蒼李の願い
「全員でいつまでも幸せでありますように」



湊の願い
「終点を知らない物語を描けますように」

Re: 始発線は終点をしらない ( No.86 )
日時: 2023/03/04 23:17
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

~お礼~



皆様、お礼があります。
「小説☆カキコ大会2022・冬」の投票結果を見て貰ったら分かるのですが、

「始発線は終点をしらない」が、銅賞を貰いました!
本当にありがとうございます!!!!

私は嬉しすぎて泣きました(ガチ)。
ここまで頑張ったかいがあったなぁ。としみじみと思います(笑)

最近、更新していなくて申し訳ありませんでした。
今から更新します。

心を込めて感謝です!
投票してくださった方、ありがとうございます。

これからも終点の知らない列車は走って行きますので、共に見守っていきましょう!

おつらるです!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.87 )
日時: 2023/03/04 23:25
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第85話「学校ってやっぱだるい」



「学校だるいって!マジで行きたくない。」

俺、湊は今だだをこねている。
カノジョの星奈の前で。

「仕方ないじゃん。でも絶対行かなくちゃ!別に熱とかあるわけじゃないでしょうが。」
「そうだけどさ?だるいじゃん?」
「だるいのは分かるよ~」
「俺も分かる。」
「リア充カップルの凪咲と千歳もやっぱだるいよな~」
「リア充って……。」

ヤバッ、凪咲がキレそう。
でもリア充には反対出来てないみたいだ。ざまぁみろ~

「朝から元気だね、4人とも。」
「ホントにそうですね。私たちまで元気貰ってますけど。」
「奏ちゃんの言う通り!私たちも元気貰ってるよね。」
「それには反対できないな‥湊、とりあえず学校行こ?」
「は?無理。」
「湊く~ん。殴られるのと行くのどっちがいいかな?」

この星奈はやばい。
俺の勘がそう察した。
というか、誰もがそう思うと思うけど

「あ、行きます。」
「やった~じゃあ行こっか!」
「星奈ちゃんって、意外とああいう所で無自覚ですよね……。」
「ホント、奏ちゃんの言う通りだよ。幼馴染だけどああいうのはいつまでたっても変わらないかな。」
「凪咲ちゃんがそう言うんだったらガチか~。」
「でも彼女に逆らったら彼氏は全員終わるけどな。」
「確かに……。」
「やっぱり女って怖い‥。」
「とりあえず学校行こ!だるいけど。」
「そりゃだるいだろな……。」





お久しぶりです☆
学校行きたくない‥分かるよ湊君!!!!((ヤバい星奈ちゃんに怒られそう
でもガチで行きたくないです!!!めんどくさいし‥将来使わないことばkk((


銅賞感謝です!
それではおつらるでした!次回も見てくださいね。

Re: 始発線は終点をしらない ( No.88 )
日時: 2023/03/14 13:41
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第86話「ホワイトデー」


「おはよ~」
「おはよ湊君。今日は遅かったね、私家の前まで来たのに。」
「ああ‥ゴメン星奈。昨日寝れなくてw」
「徹夜か~wそういえば、他の男子らも徹夜したってさっき言ってたな。」
「へぇ」


一時限目は数学じゃねぇか!
クッソだるい。
数学はマジで一番嫌いだわ‥

「千歳、これわかる?」
「いや?」
「俺も解んない。」
「アルトも解んねぇか、」
「これは10分の9。」
「ナイス蒼李!女子近くにいねぇからあせったわ。」
「マジで眠くない?」
「昨日の夜忙しかったもんな~」
「あれくらいムズイとは思わなかった。」
「そこ!何喋っているんだ!?」
「さーせ~ん」

ったく、早く放課後になれよな‥‥







「アルト君!」
「ああ、美央。」
「奏ちゃんから聞いたんだけど、昨日徹夜してたみたいだね。大丈夫?他の男子もそうだとか‥」
「‥‥これ。」
「なにこれ?プレゼント?」
「家に持って帰ってから開けて。」
「?‥うん、わかった。」


「危なっ!」
「大丈夫ですか!?蒼李君‥」
「うん。別に大丈夫。それとこれ、チョコ。」
「もしやホワイトデーのチョコ、ですか!?」
「そーそー、俺なりには上手くできたつもり。」
「ありがとうございます‥‥!」


「ねむ‥」
「昨日徹夜したからじゃん。」
「それはこれ作ってたんだよ。」
「うわぁ!チョコじゃん、手作り?美味しそう‥」
「そう、手作り‥」
「あーもうツンデレ。家で独り占めしよ~っと。」



「星奈~これ」
「チョコ、?」
「そうそう、前ビタチョコ好きって言ってたし、ホワイトデーだから。」
「嬉しい‥‥今まで一番美味しいと思う。」
「‥‥ありがと。」
「じゃあまた明日、ね。ありがと!」






































リア充嫌いやけどこれは推せるわ。
尊敬様がリア充だったとしても大丈夫。
知らない奴がリア充なのはいや

Re: 始発線は終点をしらない ( No.89 )
日時: 2023/03/14 14:29
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

1800回覧!?


え……………嬉しすぎるんですけど?


ほんっとうにありがとうございます!


新しく新キャラ出すかも……………?


第2章に行く予定です!


楽しみにしていてくださいね!

Re: 始発線は終点をしらない ( No.90 )
日時: 2023/03/23 12:42
名前: 亜悠 (ID: GDWSGe53)

第87話「また明日!」


「おはぁ~」
「あ、おはよ湊君!」
「今日卒業式だな…。」
「ついに中学校も終わりか!って感じだよね。」
「高校受験するんだろ?」
「もちろん。第一志望校は楠高校よ。」

くすのき高校って言えば、日本でもエリートたちが集まる高校だよな。
男女問わず優秀だったら入れるけど、偏差値めっちゃ高いって言ってたし‥

「星奈なら絶対入れる。でも俺とか他のメンツともお別れだよな。」
「話は聞いたわ!」
「俺も楠高校入る。」
「え、凪咲と千歳!?お前らなんでいるんだよ。」
「話しかけようとしたらその話してたからな。」
「…2人とも、本気で入るって言ってるの?」
「そりゃそうでしょ!星奈ちゃんとお別れ何て絶対やだ。かといって星奈ちゃんが私たちと同じ高校に行くのもダメ。ってことは私たちが入るしかないでしょうが。」
「全員で楠学園目指そうな。」
「ってことで春休み猛勉強しないとね。」
「楠学園受験の昔のプリントとか集めないとダメですね。」
「あ、それ俺も用意するわ。」

アルト、美央、奏、蒼李の4人まで…すげぇな。

「みんな…ありがとうっ!!学校、行こっか。」



【卒業式終了】



「うわぁぁぁぁん!!!」
「うわ、美央泣いちゃってるじゃんw」
「普通に悲しいじゃんかぁ!!!」
「確かに悲しいですね…これからこの中学に来ることも少なくなるというか‥ほぼないですし。」
「って、受験勉強しないと!」
「確かにね‥じゃあ、私の家に明日集合ね!」

「うん、また明日!」
「じゃあね~」
「また明日!」

Re: 始発線は終点をしらない ( No.91 )
日時: 2023/03/22 16:23
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

お知らせ


≪第 2 章 に つ い に 突 入 し ま す ! !≫


皆様、ついに第2章に行きまぁぁぁぁす!!!
凄い…長かった…w

連載開始日:8月22日

2023.3月22日時点で212日連載開始から経過

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.92 )
日時: 2023/03/23 12:37
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第2章
「一心一意」prologue


「何があっても、どうなっても、

例え、仲間がどうなろうが。
「一心一意」。自分の目の前の敵だけに歯向かえ、
他の仲間なんて、どうでもいいんだ。」


「……………そんな、の‥」






時に裏切り__

時に信じて__

時に苦痛を__

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.93 )
日時: 2023/03/25 08:42
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

回覧数2000行ったら第2章開始!!!!!!

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.94 )
日時: 2023/03/25 15:25
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第88話「ついに、」


【1か月後】

「…やっと、だね。」
「ああ‥!」

私は北条星奈。
今は楠木高校の目の前に、「8人」でいる。
‥あの日から1か月、ついに全員合格することができだんだ!!
凄い嬉しい‥嬉しすぎる!!

「なんだか8人だと緊張もないわね。」
「そうだな、すごく安心する」
「あ、もうすぐ始まりますよ!行きましょう!」


「えー皆様、受験合格をし見事受かり、晴れてこの楠木高校に入学したことを私も誇らしく思います。」
「校長か。」
「そうだね。」
「それでは、教師の紹介です」

【教師紹介 終了】

「クラスの発表をします、配られた紙を見て、自分のクラスを確認してください。」
「美央ちゃんはどこでした?私2組です。」
「やった、奏ちゃんと同じだ!」
「…俺は千歳と同じ1組か。」
「宜しくな、アルト。」
「よし、凪咲ちゃんと同じ~」
「俺は蒼李と同じだな。」
「見事に2りずつばらけたね。」
「各自自分ののクラスに行って下さい!」



「…担任、誰になるんだろうね。」
「ホントにね…楽しみ。」
「でも凪咲ちゃんと同じで良かった」
「私も!」

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.95 )
日時: 2023/03/25 18:30
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

2000回覧突破記念
今までの経歴‥

「…もう春かぁ~」
「なんだか早いな、時間が経つのって。」
「だよね、私たち4人が出会ったのって去年の8月、夏だし。」
「あと5か月くらいで1年経つんだね…。」
「今までいろんなことがあったな。」
「ちょっと‥私たちのことも忘れないでくださいよ!」
「あ、奏たち。」
「今までのこと思い出してみるか?」
「そうだね、私が皆に会った時の事とか‥」
「あの時の皆は違ったからなぁ~」


4人が出会った日
2022年8月24日 >>3

最初に一緒に帰った日
年8月24日 >>4

湊×星奈(略してみなせな)の感情
8月27日 >>5

千歳×凪咲(略してちとなぎ)の感情
8月27日 >>6

みなせな勉強会
8月28日 >>7

気になりすぎる千歳の言葉
8月29日 >>9

クソゴミ登場 みなちと補習
8月29日 >>10

【夏の特別編】
>>11-17

みなせな…ついに!
8月31日>>14

アル美央初登場
9月2日>>19

アル美央ついに付き合う
9月4日 >>23

奏ちゃん登 でもヤバかった
>>35-26

【学園祭スペシャル】
>>39-57

あおかな出会い編?
>>59


そこから過ごした日々
>>60-90



「なんだかんだ行って…凄い長いなw」
「だね、最初の方はちょっとやばかったけど…」
「ていうかみんなキャラ変してない?」
「確かに、今までのを見ていると凄い変わってる気がw」
「まぁそういうのも時間の流れによって分からなくさせるんだ…」
「アルト、お前はマジで何言ってんだ?」
「アルト君は良いんですー!」
「…ここからは、高校生活か。」
「もう春だねぇ…」
「これからも頑張っていかなきゃだな!」



2000回覧、本当にありがとうございます!!
私、らるもこの合作は途中でぷれさんがいなくなった((失礼だな
のですが、絶対完結させて見せます。一番最初にした合作だし、こういうラブコメがすごい大好きだからです!


これからも、この8人の…そして新キャラたちのラブコメを永遠に見て行って下さい!


コメントもお待ちしております、応援よろしくです!!!!!!

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.96 )
日時: 2023/07/08 12:49
名前: らる@羅螺 (ID: N1KBaRht)

皆さまお久しぶりです

3月25日、、、?????
約4か月たってますね汗


更新してなくて申し訳ありませんでした。
これからは週1更新です。

楽しみにしていてくださいね

Re: 始発線は終点をしらない【第2章開始】 ( No.97 )
日時: 2024/03/16 14:33
名前: うあ (ID: GDWSGe53)

お久しぶりです。らるです(現在はうあ)。

更新停止しており申し訳ございませんでした。
またわたしが、更新したい、書きたい。という気持ちになったので、リメイク版を執筆させていただきます。

また閲覧してくださると嬉しいです。
ありがとうございました。リメイク版もおたのしみに!