コメディ・ライト小説(新)
- Re: 始発線は終点をしらない ( No.36 )
- 日時: 2022/09/08 20:25
- 名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)
第36話「女子たちの集い」
私は星奈。
昨日は思わぬ形で出会った転校生と仲良くなった。
不良はすぐ女の子に手を挙げるから、私が居ないと。
「悪ぃ、今日は俺とアルトと千歳は先生の手伝いだから...」
「そっか、大変だね。私たちは、図書館で待ってるよ」
「ごめんな」
にしても、あの3人イケメンだからな~。ま、湊くんが一番カッコいいけどね。
私と凪咲ちゃんと美央ちゃんと奏ちゃんは、図書館で待つことになった。
この学校は、居残りなどの規制が緩いから、居残り届けを提出しなくても7時までは居られるんだ。
「あの...いいの?私が居ても」
「いいんだよ奏ちゃん!せっかくの縁だしさ」
「そうだね。私たちは好きでやってるんだから」
凪咲ちゃんも美央ちゃんも、すっかり奏ちゃんを受け止めてあげてる。
流石に何もしないわけにはいかないので、課題を進めることにした。課題は、前回の授業でやったところなので相当簡単だった。
「う~ん?どうしてもこの方程式の解が分数になっちゃう...」
「ここはね、代入する場所を変えてみるの。...ほら、どっちも整数になったでしょ?」
「あ、本当だ!星奈ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして。分からないところがあったら言ってね」
人に教えるのは、自分の見落とした部分にも気付けるので、とても素晴らしい。
「ところで何で昨日は絡まれてたの?」
確かに気になる。
「その、性処理をしろって...」
「...え?」
「ちょっ、こんなところでそんなこと言わないでよ!」
顔が熱くなるのがすぐに分かった。
性処理?ヤバいやつじゃん!なおさら粛清しておいて良かった。ついでに去勢もしておけば...。
「そ、そうなんだ...」
「でも、みんなが助けてくれたお陰で、今頃反省してると思うよ」
「流石に性処理って...」
「アルトくんにしたら喜ぶかな...」
ちょっと待て美央ちゃん。その発想はおかしい。
「お待たせ」
「あっ、みんな!」
小一時間ほど経ってから、男子はやってきた。
7人という、かなりの人数で帰宅することとなった。
「星奈、なに話してたんだ?」
「んーと、内緒」