コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.43 )
日時: 2022/09/11 13:46
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第43話「ほとんど準備万端です!」


私は美央。さっき、アルト君から血が出たから、応急処置したんだけど‥なんとか死なずに済んだみたい!死んだら、私の人生も終わってたよぉぉぉ‥
皆に、バカップルって言われるけど、アルト君はバカじゃあないからね!

「シチュエーションのテストかぁ‥」
「アルト、お前が一番の頼りなんだからな」
「そうも言われてもね‥俺を頼っても困るよ」

そりゃそうだよ‥‥アルト君を頼ったらアルト君が大変なんだから。

「そうだよ!アルト君を頼ったら、彼が大変なんだから!」
「美央ちゃ~ん。思った事、口に出てますよ」

あ‥
と思ったのは遅かった。
奏ちゃんに指摘され、慌てて気づく私。

「これこそ、バカップル‥」
「湊君!そうやって言わないでちょうだい!」

厳しく湊君に注意する私。
まぁ、なんとか湊君は引き下がったけどね。

「まぁまぁ。で、シチュエーションは何をやるんだったっけ?」
「ああ‥新婚夫婦のシチュエーションって、一昨日くらいに言ってたわよね」
「そうだね。それをやりますか」

新婚夫婦のシチュエーションかぁ‥絶対アルト君とやりたいな。

「で、誰がそんなことやるの?」
「アルトと美央‥‥しかいないような」
「千歳君が言った事に同感の人」

そうして、千歳君の意見に凪咲ちゃんが多数決で判断を取ると‥
全員が手を挙げてたから、私とアルト君に決まりました。

「私たち‥ってなんだか緊張する‥」
「大丈夫だよ。俺がほとんどやってあげるからさ」
「ありがとうございます…………」

そうして、あとの段取りとかも順調にみんな(ほとんど星奈ちゃん)で決めていったので

「これで、準備万端だね!」

後は、改善するところとかを直すだけ…………
疲れる日々は、やっと終点が見えてきました。