コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.44 )
日時: 2022/09/11 16:32
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第44話「運営まであと一歩」

俺はアルト。かなり順調に準備が進んで、ようやく運営できそうな感じになってきた。

「アルト、今日は女子たちとは別々で帰ろうぜ」
「ああ、帰りにどこか寄ってくか?」
「そうだな。折角の休憩と思って」

女子たちはまだ残って、色々準備があるそうなので男子3人で帰ることに。
添い寝屋はどれくらいの繁盛を見せてくれるのか、楽しみな半分、胃が痛い。

「それにしても、美央が暴走しなきゃ良いけどな」
「同感だ」
「やめろよお前ら...。本当になったらどうするんだよ」

フラグを建ててしまったと、俺は思いもしなかった。頼むから、フラグ回収RTAだけは...。
そうこうしている内に、俺たちは喫茶店へと着いた。

「いらっしゃいませ」

店員が流暢に挨拶をする。俺たちは、適当な席に座って注文をした。

「えっと...ナポリタン大盛で。あと、カフェオレを」
「コーヒーとパフェ」
「コーヒーで」
「かしこまりました」

店員は、カウンターに行ってしまった。
というか、湊は定食屋か何かと勘違いしてないか?ナポリタンのサイズも規格外だし。
千歳に至っては、普通に食べきれなさそうな顔してるし。

「...ん、星奈からメッセきた」
「なんだって?」

星奈:美央ちゃんが『アルトくんが居ない』って暴走を始めた

「...」
「...ヤバくないか?」
「...おい、アルト?」
「お金払っといて!それじゃ!」

ああ、終わったわ。戻ったら大変なことになりそう。
そんな不安を胸に、ひたすらに来た道を走った。

「アルトくん!」
「遅いよ!美央ちゃんが大変なことに」

このあと、俺がどうなったかは誰も知らない。
P.S.無事に生還できました。