コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.49 )
日時: 2022/09/14 15:40
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第49話「参加者続出」


「へぇ‥‥で、お泊り会をしてたってわけか」
「そうそう。色々と大変だよ~」

私は奏です。ななななんとっ‥‥恥ずかしいのですが、私の好きな男子。一ノ瀬蒼李君に鉢合わせしてしまったのです‥‥!

私は、もう好きな人を目の前にして、ゆでだこみたいになってる‥って、皆さんに言われるのですが‥‥

「というか、お前ら明日学園祭だろ?こんなことしておいていいのか?」
「全然大丈夫よ。もう役者は決まってるし、全部準備したから。」

張り切って言う星奈ちゃんに

「そうよ。星奈ちゃんがいるんだし、完璧だわ」

と、自信満々の凪咲ちゃん。
そして、そう言われてプレッシャーをかけられる男子。
と、いつものように時間が過ぎていきます。

「あの…蒼李君って、お客さん側ですか?それともなにか出し物を?」
私は、思い切って聞いてみた。

「ああ。俺は客側。お前らは店出すんだよな~」
「よければ、一緒にします?」

何言ってるんですか、私!急に言われてもあちら側が困って、こちらの星奈ちゃんたちに迷惑がかかるだけですのに!

「ふふ‥‥役者が増えるから、入っていわよ」
「そうだね。そういえば、蒼李君って、結構お金持ちとして人気だったよね。星奈ちゃんに並ぶ」
「凪咲は気づいてたんだな。」

苦笑しながら頷く蒼李君。

「じゃ、入らせてもらうよ。明日が楽しみだな」
「よし。これで女子がうじゃこらとやってくるわ‥‥!」

ガッツポーズをしながら嬉しそうだな。星奈ちゃん。

「星奈ちゃ~ん!!!!」
「わっ、美央ちゃんどうしたの?」
「凪咲ちゃんも、奏ちゃんも聞いてよぉ!アルト君が、男子たちが、星奈ちゃんの家に帰っちゃったぁ!アルト君が私を置いていったよぉ!!!!」

え、男子たちが先に家に帰った!?

「早く帰りましょう!蒼李君。明日学校でね!これ台本。じゃあね!」

そう言って、私たちは急いで帰りました。
明日が、とっても楽しみですね!