コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.52 )
日時: 2022/09/15 16:04
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第52話「後半戦は大波乱」

私は凪咲。
現在、後半戦の5分前。かなり、私としては疲労が溜まっているんだけど、それ以前に美央ちゃんの殺気が増してる気がするのは私だけかな?

「星奈ちゃん、逃げない」
「ギクゥ!?べ、別に逃げてないよ?」
「あの状態の美央ちゃんから目を離せば、お客さんどころか他の人まで巻き込みかねませんよ」
「...そうだね」

話が早くて助かるけど、これからどうすりゃ良いのか。
すると、アナウンスが流れて後半戦が開始した。

「あのー」
「はい、営業中ですよ」

早速、後半戦初のお客さんが。
制服を見るに、同級生だということが分かった。

「この中から、一人選択してください」
「それじゃあ...アルトくんで」

アルトくん人気だな~。多分、今までの売上で一番じゃないかな。湊くんや千歳くん、蒼李くんもすごいけど、やっぱりアルトくんはどの学年からも人気だな。
あ、蒼李くんが出てきた。

「ふぅ~、ちょっと休憩」
「星奈ちゃん!?」

咄嗟に星奈ちゃんが物陰に隠れるから、私もつられて隠れてしまった。
そして、奏ちゃんと蒼李くんだけに。

「あ、あの蒼李くん」
「ん?」
「これ、飲み物」
「ああ、ありがとな」

よし、良い感じ。

「蒼李くん、私___」
「ふう、休憩休憩」

あ、やべ。...って

「星奈ちゃん!?」
「ふっ!!」
「ブベラッ!!??」

うわー、痛そう。
湊くんに向かって、星奈ちゃんは膝げりをかました。

「あ、あああああ...!」
「ふぅ~、一件落着」

何も落着してないんだが。