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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 始発線は終点をしらない ( No.57 )
- 日時: 2022/09/17 22:00
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
第57話「いつもの風景は永遠と」
「もう、学園祭は終わりなんですね‥」
「ああ。楽しかったな」
俺は蒼李。ついさっき、奏と付き合った。
まぁ、俺も少しおてんばで可愛い奏のことが気になっていたので、とても嬉しいがな。
「そういえば、湊らはどこにいるんだろうな」
「ココにいるよ。蒼李!」
「わぁっ!?びっくりさせないでくれよ!」
突如後ろから現れた湊らにビックリする俺。
「奏ちゃん。良かったね!」
「はい。皆さんのお陰ですけどね‥ありがとうございます」
「大丈夫だよ!でも考えたのはこの私だからね!」
そう言って、凪咲が自慢するように胸を張る。
「やっと終わった‥私の敵がいなくなったっ!」
「美央‥‥添い寝屋なんだから仕方ないって!」
「それでもだめなの。アルト君‥私のものなんだからね」
「‥俺が言うようなセリフを美央が言わないでくれよ‥」
そう、アルトと美央の2人はいつも通りでなんだか安心するな。
「だけどよ、これでメンバーが8人にったろ。多すぎだよな」
「千歳君、別にいいじゃない。人が増えても」
「凪咲‥多いって言ってるだけだろ!」
「まぁまぁ‥二人とも落ち着いてよ」
言い争っても何があっても笑顔だから‥みんなは。
これがいつものみんななんだなって、しみじみと思った。
この風景も、いつか終わる日が来るかもしれないけど。
永遠と続くように‥願うばかりだな。
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