コメディ・ライト小説(新)

Re: 始発線は終点をしらない ( No.63 )
日時: 2022/09/23 18:13
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第63話「ゲームの始まり」

私は星奈。
今、湊君によって蒼李君がベランダから外に放り出されたの。
失礼だけど‥少し笑うわね。

「湊っ!?お前お遊びにもほどがあるぞ!」
「これが、家にいる時お馴染みの罰ゲーだな!」

まぁ、ここで助言しておきますか。

「湊く~ん」
「なんだ?星奈」
「蒼李君に何かしたらさ、奏ちゃんが黙ってないよ?」
「‥‥‥あっ‥」

湊君が気付いた時には遅かった。
奏ちゃんが、顔をしかめながら

「湊君、酷すぎですよ‥悲しいですっ」
「ゴメンって、奏!」
「奏、アリガトな‥」
「いいんです。蒼李君、濡れた髪を乾かしてきてくださいね」
「ああ」

さすが新・カップルね‥信頼感が違うわ。
まぁ、もう1組のバカップルは置いといて。

「ねぇ、みんな。1つ提案があるんだけど」
凪咲ちゃんが、話を切り出した。

「凪咲の考えることは、いつもカップルにありがちが事ぐらいだがな」
「ちょっと、千歳君。酷いでしょ‥それは」

こちらはひねくれ者と、おてんば娘のカップルです。
つりあってそうだけどな‥

「で、なんなの?」
「よくぞ聞いてくれました、星奈ちゃん。今からみんなでさ、人狼しない?」
「人狼‥ってなんですか?」
「そっか、奏ちゃんは知らないんだね。じゃあ、ルール説明をするよ。」


~人狼ルール説明~

①まず、人狼陣営と村人陣営のカードを混ぜる。
②そのカードを1人ずつ引いていく。
③自分の役職は言わずに、引いたら手元に持っておく。

・村人陣営が勝つには、人狼陣営の全員を処刑すること。
・人狼陣営が勝つには、村人と人狼の数が同じになること。

~役職~
・ゲームマスター {だれがどの陣営でどの役職か知っている。ゲームの進行役}
・村人陣営・村人 {普通の何も持たない役職。話し合いで人狼を充てていくだけ}
・村人陣営・占い師{毎晩1人だけプレイヤーを選んで、その人がどの役職化を占える。
・村人陣営・霊媒師{人狼の人数と、前日に処刑された人が人狼かどうかを把握できる。ゲーム信仰の鍵を握る役職。人狼が「自分が霊媒師」と嘘をついた場合は、本物と共に嘘をついた人狼を処刑できるやり方もある}
・村人陣営・狩人 {人狼から1人のプレイヤーを守る役職。連続でと自分を守ることは不可能}

・人狼陣営・人狼{毎晩1人のプレイヤーを襲ってリタイアさせる役職。正体を隠しながら村人陣営の人数を減らしていくだけ}
・人狼陣営・狂人{人間だが人狼陣営に協力する裏切者。占い師や霊媒師に占われても人狼判定が出ないため、招待を隠しながら村人陣営を混乱させていく}

④そして、話し合いをして投票する(1日目はしなくてもよい)
⑤投票し、全員が同じ人に投票していたらその人は処刑。
⑥最後に、生き残ったのが村人陣営であったら村人陣営の勝ち。人狼陣営であれば、人狼陣営の勝ち。

「っていうゲームよ。それでは、始めましょうか‥カードは私が持ってきてるから。」

それで、今から人狼をすることになった。