コメディ・ライト小説(新)
- Re: 始発線は終点をしらない ( No.69 )
- 日時: 2022/10/01 17:09
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
第69話「青春の半ば。」
「あ、そろそろ夜になる!」
私は美央っていいます。さっきまで人狼してたんだ。
で、今は夜になりつつあるところ。夕ご飯の準備しなきゃな。
「からっ・・!?辛すぎるってぇ!?」
「辛いのは当たり前だろうが。」
「でも、星奈のため‥っ」
‥湊君とアルト君のやり取りは、10分前までさかのぼる。
「さぁて、激辛カップ焼きそばできたよ☆湊君どーぞ!」
凪咲ちゃんが言った。
「え、無理だって。マジで、もう無理無理無理!負けたから食べるって理不尽!」
といって、中々食べないのでどうしようかって悩んでたんだ。
そうしたらね・・
「あの…星奈ちゃん。」
「ん、奏ちゃんどうしたの?」
「湊君が食べるのに、1つだけ方法があるんです。」
って奏ちゃんがある意見を出した。
「え、奏ちゃんホント!?」
「はい、凪咲ちゃん。ですが星奈ちゃんじゃないとできないことです。」
「私しかできない事?」
星奈ちゃんしかできない事らしいんだ。
「まぁ、星奈に任せる。」
「千歳に同じく。」
って千歳君、アルト君がいうから、聴いてみたんだ。
「それはですね____」
「えっ‥それ恥ずかしいよっ‥」
「大丈夫、星奈ちゃんならできるよ。」
凪咲ちゃんに背を押されて、湊君の所へ行く。
「あのっ、湊君‥?」
「なんだ?星奈。」
「お願いっ‥私のために頑張って食べてくれない?そしたら私、もっと湊君の事好きになるし、自分も頑張れるんだ‥だから、湊君にお願いしたいの。食べてくれなきゃ、彼女やめるかもっ‥」
これは‥星奈ちゃんが絶対言わない様な事、だね。
でも、女子の私でもめちゃくちゃ可愛いよ。
上目遣いで、顔赤らめてるけどもう星奈ちゃん付き合ってなかったら男子一発で一目ぼれレベルだから。星奈ちゃん元々美人だもんなぁ‥
でも、私はアルト君一筋ですからぁ♡ アルト君に気に入ってもらえればそれでいいんだぁ♡
「よしっ!俺頑張るよ、星奈のために!」
「わぁ!ありがとう‥私とっても嬉しいよ、頑張ってねっ!」
『パクッ』
「から・・!?辛すぎるってぇ!?」
「辛いのは当たり前だろうが。」
「でも、星奈のため‥っ」
って訳だよ‥って、アルト君どこだ‥!?
「美央~」
「あっ、アルト様!」
「いつから様呼び?」
「今ですけど‥」
やっぱり、私はアルト様一筋!この方以外にあり得ない。
別の女子は許さないからね☆
「千歳君!ちょっと聞いて?」
「なんだ?」
「宿題教えて貰いたいんだけど。」
「星奈にでも聞いたらどうだ?」
「ダメっ‥千歳君じゃないとダメなの。」
ふふ‥凪咲ちゃんも可愛いなぁ。凪咲ちゃんは、美人っていうか可愛いタイプだし‥
千歳君は完璧なるツンデレ様。ひねくれ者って言われてるわけが分かる~ でも、仲間思いでカッコいい。
「‥じゃあ、教えてやる。」
「アリガトっ!」
さぁて、奏ちゃんと蒼李君どーこだ?
「奏~」
「な‥なんですかっ!?」
「今日一緒に寝ようぜ?」
「ふぇっ!?一緒に‥私が?」
「ああ。ダメ‥か?」
「ももももちろんですっ!断るわけないですよ!」
奏ちゃんはほんわかタイプ。ふわふわする清楚系な可愛いコだよね。
蒼李君はド直球タイプ‥。言いたいことをズバッという感じの人。
「ふぅ‥心の中でみんなの説明も疲れたな。自分にお疲れ様。」