コメディ・ライト小説(新)
- Re: 始発線は終点をしらない ( No.7 )
- 日時: 2022/08/28 19:41
- 名前: 琥珀*@ (ID: GDWSGe53)
第五話「楽しく青春を」
「お待たせ!」
「結構待ちましたよ。凪咲ちゃん」
「わぁ…ゴメンね。星奈ちゃんも二人も」
「いや‥そんなに待ってないな」
「千歳の言う通り、俺もそんな待ってないと思う!」
いつも通り、4人は共に投稿する‥が、昨日のことが刺激的になったのだろうか。千歳覗く3人はご機嫌だ。
そこに居づらいのか千歳は、あまり口を挟まなかった。
「昨日のトーク、楽しかったねぇ」
「凪咲ちゃんは、千歳君とやったのでしょう?どんなことを喋ったのかしら?」
「それは秘密~!だよね。千歳君」
「…ああ」
「ズルいぞ。凪咲、千歳。それだったら俺らも言わないからなっ!」
昨日のメールのことで話している四人だが、見ての通り千歳は普段より口を挟まない。
やはり、居づらいのであろう。
(…千歳君、話に参加しずらい?もしかして、私のことを好きじゃない!?)
凪咲は、心の中でそう思いながら話していた。
(でも…私のことを好きじゃないのは、当たり前だよね‥でも、諦めないぞ!)
さすが凪咲。少しのことではくじけない精神を持っている。
「もう学校に着きましたね。では、また後で~」
「またねっ!」
ここからはみんな別行動。クラスで用意が出来たら落ち合う。それがいつもの日々だった。
「ねえ~凪咲は好きな子とか、いるの~?」
凪咲は、クラスの女子たちと話している。
「いると思う?いないと思う?」
「…そうね。いると思うわ。私」
「じゃあ‥答えは麗ちゃんだけに教えるね」
「ありがとう。凪咲」
「いるよ。違うクラスだけど」
「…居るんだね‥意外だったけどさ」
こっそり、友達の鹿目麗に教え、その場を後にした凪咲だった。
(…やっぱり、千歳君にいいところ見せなきゃ!)
と思っているとき、当の本人の千歳に出会った。
「あ、千歳君」
「…凪咲か」
「どうしたの。元気がないみたいだけど」
凪咲は、千歳の近くに行きながら話しかけた。
「なにもねぇ‥気にするな」
そっけない返事をして、千歳は行ってしまった
(絶対、振り向かさせてみせるぞ‥絶対に!)
その二人の様子を見ていた二人の人影がいた。
「…やっぱり、いい感じ?」
「そうですね。いい感じだと思いますけど」
それは、湊と星奈だった。
二人もお互い両思いだが、気づかずにいる仲だ。
「青春時代に、突入ですね。この時期は」
「うん。青春時代は思いっきり楽しまなきゃだなっ!」
【お知らせ】
・新キャラ登場:「鹿目 麗」 (カナメ レイ)
・ゆのの。から名前変更「琥珀*@」