コメディ・ライト小説(新)

Re: 星と光が手を取りあう時 ( No.3 )
日時: 2022/08/29 13:39
名前: 琥珀*@ (ID: GDWSGe53)

第一光星

第一章・第二話「仲良くなった二人」


「…なるほどね。それでここに来たってわけ?」
「うん。短く説明するとそうなんだ」

出月君によると、出月君は別世界から来たらしい。それで、ある日寿命が終わり、死んでしまった。
だが、生き返りたいという強い思いによって、転生して星となり、この私の家のベランダに落ちてきたらしい。

「転生‥かぁ。凄いね。なんだか」
そんな不思議な体験ができることを羨ましく思った。
「…だけど、死ぬんだよ。この地球‥かな。地球の人間たちは病気でも死ぬんだろ?そんなので、死んで転生するなんて、嫌じゃないか!」
「言われてみれば、出月君の言う通りだね」

その後、私たちはこれからどうするかを話し合った。
そして、1時間後くらいかな。分かりやすいポスターを作って、見やすいようにした。

分かりやすく説明すると。

・出月君は6年生くらいの容姿だから、私のクラスに転校してきてもらう。
・別世界から来たってことは秘密にして、しばらくの間は私の家の隣に住んでもらう。ちなみに家の隣は、ずっと前にお父さんが勝っていた敷地なので問題ない
・ついでに、委員会は私と同じ宇宙委員会

って感じだね


そして後日――

「おはよう。星羅」
「あ、おはよう!出月君。今日、初の学校かな?」
「そうだね。だけど、あっちの世界でも教育は大学生くらいの教育を受けていたから大丈夫さ」
「大学生‥すごすぎるよ。秀才だねぇ」
「星羅の方が、秀才だよ」

そう、会話する私たちを同級生や学校の人たちがじろじろ見てくる。
なんだか、恥ずかしいなぁ‥

「星羅さん。その子、誰ですか?」
「あ、叶恵ちゃん‥」
「叶恵って言うの?ヨロシクね!」
出月君が叶恵ちゃんに話しかける。
少し動揺した叶恵ちゃんだけど‥

「初めまして。潺叶恵っていいます。ヨロシクね」
「僕は今日星羅のクラスに転校する、神無月出月だよ~」
「まぁ、私たちのクラスに転校ですか!今後もヨロシクです」

すっかり、仲良くなった二人‥
ほほえましい光景だなぁ~