コメディ・ライト小説(新)
- Re: ファイティン・ラブ!〜彼氏は推しでした〜 ( No.3 )
- 日時: 2022/11/25 06:41
- 名前: ほのみん (ID: HghQuPcm)
(第二話(1))
やわらかな光が、窓から差していた。
いつも通り目覚めた私は、リビングへ向かう。
今日は火曜日。
最高の、火曜日。
「おねーちゃんおはよー」
と沙絵が起きてきた。
「今日火曜日だからお弁当なしね」
「わかった」
そう、火曜日はお弁当を作らなくていい。
なぜかというと、推しがきっかけだ。
私は数年前から、ドラマで伊達政宗の役をやっていたある俳優さんも推している。
毎週火曜は、17:00から始まるニュース番組に推しが出るので、早く帰ってこなければならないのだ。
私もいつも家事をしているのだから火曜日ぐらいは休みがほしいということで、火曜日はまさに「推し活デー」というわけである。
「あれ、このクッキー美味しそ〜食べていいの?」
「そうそう、隣に新しい人が引っ越してきたんだって。食べていいよ」
机の上には、昨日伊達くんからもらったクッキーが置いてあった。
私も帰ったら食べよっと。
「いってきまーす」
私は家を出た。
最高の、火曜日が始まる。
【火曜日の特権1】
火曜日には、様々な特権がある。
1つ目は、昼食。
いつもは私がお弁当を作っているけれど、火曜は作らない。
代わりに、カフェテリアで大好きな唐揚げ定食を食べるのだ。
コスパが良くて、唐揚げ丼とお味噌汁、水がついてなんと500円!!
めっちゃ美味しい。
「そうだ!今日火曜だし唐揚げ定食だ~!」
と陽花ちゃんと杏ちゃんとカフェテリアへ。
「コスパも味も最高〜!」
「唐揚げがサクサクしてて美味しい!」
とペロリと完食。
【火曜日の特権2】
今日は部活はないので3:30に授業が終われば、即帰宅。
学校から駅までは20分、駅から電車に乗って2駅先の最寄り駅についたら、歩いて5分。
でも、歩いている時間がもったいない!!
火曜日は一刻も早く帰宅するため、バスを使うのだ。
バスに乗り、駅へ。
いつもより1本早い電車。
駅についたら、改札を抜け、ダッシュで帰宅!
現在4:09。
ナイス!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
番組が始まるまで、まったり。
おやつにクッキーを食べたり、宿題したり。
お、いよいよスタート。
今日も、めっちゃカッコイイです・・・!
推しは尊い。
まさに“神”!
今日も存在してくれていることに感謝。
【第二話(1)完】