コメディ・ライト小説(新)

Re: ファイティン・ラブ!〜彼氏は推しでした〜 ( No.4 )
日時: 2022/10/29 13:37
名前: ほのみん (ID: mkDNkcIb)

(第二話(2))

最高の火曜日はあっという間に終わり、水曜日。
また、いつもの日常が始まる。
今日も朝早く登校し、自習室で勉強。
あと2週間で定期テストだから、気合い入れないと。

グッキュルキュ〜。
あ、お腹すいた・・・
今日なにかすること忘れた気がしたんだけど_____朝ごはん食べ忘れた!!

購買部は空いていないので、パンの自販機へ。
カレーパン、あんぱん、チーズパン・・・
大好きなカレーパンを購入。
チャイムがなったので、教室へ。

あっという間に授業は終わり、部活の時間。
今日は水曜日なので、活動日。
「伊達くんは、部活決めましたか?」
「料理部に入ることにしたんだ!」
「料理得意そうですもんね」
「柴田さんは茶道部だもんね〜。なんかすごそう!エリート集団みたいな」
「え?そんなことないですよ?でも特進の割合高いかもしれないです」
確かに。
「そうだ、昨日伊達くんの家にお邪魔したんで、今日は私の家に来ませんか?」
「え!?いいの?」
「いいですよ〜。それにしてもいとこ多かったですね」
「うんうん。しかも全員男子」
部活棟に入ったところで、お別れ。
部活も無事終わり、帰宅。

「今日はなんとなく疲れませんでしたか?」
「部活があったからかな?」
「あ〜。なるほど」
家にはあっという間に到着。 
あ、やばい。
伊達くんが面食らってるのがわかった。
家の壁中に推しのポスターが貼ってあるからだ。
「あ、これ絵の練習で描いたのを拡大コピーして貼ってるだけなので気にしないでください!!」
「あ、うん」
これ相当やばいもんな・・・
ポスターたちのこと考えずに家に誘っちゃった。
このあと、私はさらなる重大なミスに気付く。

「あ・・・ちょっと聞きづらいんだけど・・・お母さんって亡くなってるの・・・?」

お~い、そこ突くな!
これは私の重大な秘密なのに・・・
伊達くんを仏壇のある居間に通してしまったのだ。
そして伊達くんは私の秘密の蓋を開けてしまったのである。
私は笑顔のまましばらくフリーズしていた。

【第二話(2)完】