コメディ・ライト小説(新)

Re: カンシタ!  ~音楽と元気な恋愛友情物語!~ ( No.1 )
日時: 2022/11/12 08:09
名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

思い出の佳奏と絃葉幼少期。

私は佳奏!小6のカンシタメンバーのリーダー。今私たちはすっごいタイヘンな時期なんだ・・・!
カンシタは6人でギリギリ成り立っている歌い手グループ。だから、一人でも抜けちゃうとたぶん一気に人気も落ちる。それに、私達は親友同士だから、もうこれ以上少なくしたくないんだ。じゃないと、もうみんなに笑顔になれなくなっちゃう・・・。それぐらいに、私達一人一人は大切な存在なんだ。
だけど、そうなる可能性になる山が来たんだ!まだ謎なんだけど、今世界的人気を誇るロシハートのリーダー、黒鈴こくりんが、私達カンシタメンバーの一人、鈴胡りんごを狙っているんだ。なにせ、黒鈴と鈴胡は生き別れの人物らしく、ロシハートの活動を続けるずっと前から鈴胡のことを探していたらしい。宣戦布告してきた日はびっくりとショックで心が沈んでたけど、大事なメンバーが狙われるんだ、しょうがない、頑張ろう!って活気を入れたら、自然とできる!って思えるようになっちゃった。しかも、カンシタ初のコラボで、しかもな、なんとロシハートを入れるからあの武道館でライブをすることになったんだ・・・。成功すれば大手事務所の無料所属が可能だし、一気にお客さんも増えると思う。だから、私達も頑張るんだっ!そう自分に改めて活気を入れていると私の親友でありメンバーの一人、絃葉も懸命に頑張っていた。ふと思えば、こんなに大変なの、立ち上げてからすぐの時かな・・・。私は作業をしながら、絃葉との小さいころを思い出していた・・・。

「やっぱり、あたしはリンがいいなぁ。名前の通り凛としてるし、歌かっこいいし。副リーダーだし!!」
「え~、私はカンちゃんがいいよ~、明るいし、雑誌の「ribbon」にも出てるし、可愛いし!」
私達が4年生の、5月あたり。幼稚園から一緒に登校しているのは、今も昔も変わってなくて。6年になった今も、カンシタメンバー、つまり私、律、音香、弓弦、鈴胡、そして絃葉で帰ってるんだ。4年生の時は、絃葉の聴いてみなよ!っていう紹介もあって、私と絃葉は3年生の時、「サンシャインガールズ!」っていうアイドルグループにめちゃめちゃハマってたんだ。そしてこのアイドル、「サンシャインガールズ」がカンシタ!を立ち上げるキッカケになったんだ。そしてもう一つ、キッカケがあるの。それは、ある日私達がいつものように登校して音楽の授業を受けていた。すると、音楽の優しい先生が私たちのことをとても評価していたの。
「あなたたち、とってもいい歌声ね。綺麗。もしかしたらアイドルになれるくらいよ。」
多分アイドルになれるっていうのはお世辞だと思うんだけど。当時の私はめちゃ喜んだ。それに絃葉も。それで、私思い立ったんだ。その日の帰り道、私は絃葉に切り出した。
「絃葉。」
「ん、何?どした?つまんなくなっちゃったの?」
「う、ううん。違うの、えっとね・・・。」
この切り出しが、私達を変えるキッカケになったのは、4年生の時思いもしなかった・・・!
#4 後編に続く