コメディ・ライト小説(新)

Re: すれ違いで開く愛扉 ( No.4 )
日時: 2022/11/13 20:35
名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「いつも明るい彼と。」 3

10月29日、私は眠い体を起こしながらアラームを止め、学生服に着替えた。

「ふわぁぁっ・・・。まだ眠いや。…あれ、ラインがある。」

『今日、久しぶりに勉強会しないか?俺んちで待ってるから。放課後な。あ、あとバスケ今日ちょっと

遅いかもだから・・・って知ってるよな。ゴメン』

相変わらず優しいな、彼。私はすぐに彼にラインして朝ごはんを作るためにしたに行った。

私は一人暮らし。違い人はもう批判されている身だから、違い人として暮らさないといけないんだ。

「今日は・・・目玉焼きとパンにするか。あ、ホットケーキも作っちゃおう。」

少し贅沢な朝ごはんを作って、彼に負けないように勉強をした。今の時間は8時半。私達の学校は

9時からの学校なのでゆっくりできるのがいいんだ。ただ、もう8時半なのでそろそろ行こうかな。

そう思った突然―――――――

「狩り人がやってきたぞー!!逃げろー!!」

え・・・狩り、人?

「助けてー!!!もうなんなのよー!!弓なんて使わなくても戦えるでしょこのバカ!!」

この声…スズの声!?

「スズッ!どこにいるの?」

「あ、あんたっ!お、表通りよっ!」

「スズッ!」

私のちょっと苦手な友達、スズの手を握ったところで私の記憶はなくなった。そうだった・・・。

少し、説明不足だったよね。違い人を狩って人身売買する人がいるの。それが狩り人。

私達の伸長よりすごっく高い人が狩り人なんだ。私達の大人の平均身長は150cm。

だから、狩り人は180㎝とか。すごいよね。あ、でももう記憶が・・・ッ―――。

こんな私たちを、じっと見ている人がいるような気がした。