コメディ・ライト小説(新)
- Re: 多重の図書館 ( No.3 )
- 日時: 2023/01/03 18:55
- 名前: 日影@hikage (ID: viErlMEE)
三🔷関係性
あれから一ヶ月経った。今のとこ夏休みに入ったので毎日多重の図書館に行っている。
うちの学校の夏休みは、二ヶ月あり、夏休みでも月曜日は学校がある。変わった学校だ。月曜日に学校に行くこともあるが、最近は休んでいる。学校より図書館のほうが好きだからだ。
図書館は大体静かだ。落ち着く。お母さんは年中無休で毎日朝の八時半から夜六時まで仕事だ。お父さんは私が保育園のころ亡くなったらしい。あまり覚えていない。昼はいつもレトルト食品だ。
今日も行く。もう穴に入るのは慣れてきた。
着くとみんなで何か話している。
「水晶君、何話しているの?」
「俺たちの学校の話、関係性の話だ。なぜ俺たちだけここに呼ばれたのか。この施設はどのように作られているのか」
「………だからこの学校にそんな名前の人いないんだって」
「いるから言ってんだよ」
と言い争っている。
「あの……まあまあ落ち着いて」
「その通りだ。リーダーの僕が仕切る。まず地図を持ってきたので家がどこにあるかこのペンでかいくれ」
ええっと……あっここだな。その時清作が
「えっ……なんでみんな同じ所に書こうとしてるの」
みんな同じ場所にペンを立てている。
「それはこっちのセリフだ」
と烏賊葉が言い返す。
どういうことなんだ。
「ほかに共通点を探そう。今は夏休みで期間は二ヶ月。月曜日は学校。これはみんな同じか?」
「うん」
「アッ待って、私はここにこんなところない」
木星ちゃんが地図を指さす。それにつずいて炎煉が言う。
「俺はこの道にコンビニがあるハズなのにない」
「どういうことだ」
水晶君が言う。
また気持ち悪くなった。っていうか木星ちゃんの声久しぶりに聞いた。やっぱ可愛いい。あれから一回もしゃべってなかったから。
「つまり、家の場所が同じでない場所見たことのない場所があるっていうことだな」
これからももっと調べよう。明日はパソコンを持っていこう。みんなが帰った後に、木星ちゃんと話をした。
「あの、木星ちゃん。話しようよ」
「え……え、人と話すの久しぶりです。あの、ありがとうございます」
「いやいや、後輩のために動くのが先輩だからね」
そしたら木星ちゃんが泣きながら笑っていた。
「え、どうしたの。私なんか悪いことした?」
木星ちゃんは顔を横に振る。
そして木星ちゃんと仲良くなった。
「じゃあね」
「はい」
そして私はエレベーターで昇った。