コメディ・ライト小説(新)

Re: 私が作った雪だるま ( No.6 )
日時: 2023/01/05 20:42
名前: 夢野 しずく (ID: RBR1FgDi)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

のえさんが…いない。

キーンコーンカーンコーン

「ねぇ!」

「わぁっ!どうしたの?」

私は、幼稚園ようちえんの頃、仲がよかった友達に聞いた。

「このクラスに、転校生の のえさん、知ってるよね?」

私は、まさかと思いながら聞いた。

そのまさか。

「えっ?のえさん?・・・だぁれ?」

・・・私の直感ちょっかんは、あたっていた。


……勇太…! スマホ!スマホ!

「先生っ!いそいでるんです!スマホを…!スマホを、すこしでいいので!」

私は先生に、必死にお願いした。

ずっと おじぎをしていた。

「えっとぉー、い、急いでるなら…」

「ありがとうございますっ!」

他の先生に見つかったら、いろいろ めんどくさいので、屋上おくじょうまで
走って行った。


電源でんげん!!メール!メール!

    【メール】

[あかり]『勇太!急に ゴメンっ!』

[勇太]『なに?』

[あかり]『嘘って思うかもしれないけど、よく聞いてほしい!
     あのね、勇太のおばあちゃん、「原因不明の病気」だったでしょ。』

[勇太]『うん?』

[あかり]『今日、先生が休みで、……先生も、「原因不明の病気」だったの。』

[勇太]『え…?それ、本当?』

[あかり]『うん。本当。それで、2日前って、雪だるま作った日でしょ。
     雪だるまが、関係あると思うんだ。』

[あかり]『それに、のえさんが消えたの。クラスの友達にも聞いてみたけど、
     のえさんなんて女の子、知らないって。』

[勇太]『あの女……。』