コメディ・ライト小説(新)
- Re: 憑きもん!~こんな日常疲れます~【特別編更新しました!】 ( No.71 )
- 日時: 2023/12/03 22:17
- 名前: むう ◆CUadtRRWc6 (ID: F7nC67Td)
小説大会宜しくお願いしますっ。
無理のない範囲で頑張ります!
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[特別編:第6話]★秘密共有組・3巡目★
宇月「だああああああ、何なんあれ何なんあれ(猛ダッシュ)」
飛燕「俺に聞かれてもしりませんよおおおおおおお」
こいと「ちょ、ちょっと飛鳥さん先先行かないでくださいっ」
飛鳥「無理いいいいいいいいいいっっ」
~宇月&こいとチーム、飛燕×飛鳥チームと合流~
宇月「この状況マジ意味わからん。次の部屋へと続く廊下を歩いとったら、曲がり角からめっちゃ巨大なロボットが出てきて、ボクたちに襲い掛かって来たんやけど」
ロボット「お掃除シマス お掃除シマス」
飛燕「しかもここ、術が発動しない場所ですから攻撃も出来ませんよね?(ダダダダダダッ)」
宇月「ど、どうなんやろっ。はぁー、はぁー、はぁー。も、桃根ちゃん、一回技撃ってみてくれんかな?」
ロボット「お掃除シマス お掃除シマス」
こいと「わ、分かりました。(足を止めて)。ロボットさんちょっと失礼します! 必殺・恋魂球―――――っ!」
~こいとの手のひらからピンク色のエネルギーの球が発生~
~ロボットに向かって飛んでいく~
ロボット「(カキンッ)」
飛鳥「なっ。跳ね返した!?」
宇月「術は効いてるっぽいけど、ロボットさんの強度が強いせいではじかれてまうんやろな」
こいと「嘘でしょ? 結構なエネルギー持ってますけど……」
飛燕「あー、やべえ。こんなことになるなら一番目の部屋にとどまっておいた方が良かったよ」
飛鳥「もう二度としないから。レモンのお味とか嘘だった」
双子「………(気まずそうな顔)」
こいと「ちょ、お二人さん敵来てますから! 足を止めないでくださいっ。幽霊の私が言うのもなんですけど!(宙にフワフワ浮きながら)」
宇月「全くや。って、あかんこの通路行き止まりやっ。こっから先行かれへんっ。シャッターが下ろされとる」
飛鳥「確か反対側の通路も行き止まりでしたよね?」
ビーッ
宇月「なんやこの音? ブザー音?」
アナウンス(正鷹)「今からこのあたり一帯を覆っていた結界を解きます。あ、これは霊能力者の能力が使えなくっつーアレね」
双子「お、お兄ちゃんっ!?」
飛燕「な、なんで死んだはずのお兄様の声が……? おい誰か録音してんだろ! やり方が汚いぞ!」
アナウンス(正鷹)「え、ちょっと」
飛燕「情報って言うのは無闇に共有・拡散しちゃいけねえんだ! プライパシーの権利とかなんとか。が、学校で習ったんだからな!」
アナウンス(正鷹)「必死に説明しているけどゴメン弟よ。すっげー説得力がないよ。あと俺の話を聞いて?」
アナウンス(正鷹)「細かいことはあとで。とにかく、結界を解いたから、このフロアにいる限りみんなの術は発動するぜ。自分のスキルを活かして目の前のロボット(むう作)を倒してくれ。これが今回のミッションだ!」
[共通お題:目の前の敵を討伐せよ]
宇月「あのー、全部恋愛系で固めてるとか言うてませんでした?」
アナウンス(正鷹)「ごめん、このお題入れたのむうだから文句は彼女に言って。霊能力者と幽霊そろえば何とかなるんじゃねって思ってるから」
ロボット「お掃除シマス お掃除シマス(どんどん迫ってい来る)」
こいと「と、とりあえず協力してあのロボ倒す感じですかね?」
飛燕「そうっすね! てか今思ったんだけど、このロボってなんかその、ゴキブリに似てないですか? 無駄に触角とか生えてるし、テラテラしてるし」
飛鳥「やめて!? 考えないようにしてたんだから」
アナウンス(正鷹)「むうの自信作・『討伐Gメンロボ』です」
宇月「ダブルミーニングするのやめてもろて」
飛燕「ま、倒したもん勝ちってことすね。俺の技まだ本編で出てないんで、説明時間短縮になっていいかもですね」
宇月「なんでこの小説はこうも曝け出すん?」
こいと「ってことでまずは私が先陣を切ります! 皆さんサポートお願いします! 恋球球―――――ーっ!」
ロボット「ギャウッ(ふらついて)」
飛燕「んじゃあ俺も行きますか。術展開・【謁見】!」
~飛燕が右手を掲げると、妖が二体出現する~
狐の妖怪「ヒャハハハ! 呼んだかのう! 呼んだかのう! 要件は何じゃ? 今宵は何をするのじゃ?」
飛燕「紹介します。こいつは九尾の炎狐。人間の姿に化けることができます。炎も吐けますよ」
蜘蛛の妖怪「おい炎狐、五月蠅いぞ」
飛燕「この蜘蛛のじいちゃんはアラクネっていう妖怪です。とっても強いんですよ!」
こいと「わ、すごい。召喚系の術をつかうんですね」
飛燕「そうっす。俺、使役系術士なんで!」
蜘蛛「おいトビ。制限時間と代償を頼む。今宵はどれくらい暴れればいいかの?」
飛燕「そうだな。とりあえず30分で。(カブリと手の甲を噛む)」
~血液がポタポタと地面に流れて~
飛鳥「これが代償です。使役術士は使役した妖怪に対し、一定量の何かを支払う必要があります(こいとに小声で説明)」
こいと「なるほど!(攻撃をさばきながら)」
飛燕「炎狐、蜘蛛爺、頼む! センパイ、今です!」
宇月「あーはいはい。わかりましたよっと。【操心術・第一式】解放!」
飛燕「うっ(グラッと姿勢が傾く)」
飛鳥「宇月先輩、一体何を?」
宇月「何って、使役系術士は術使っている間無防備になるやん? その間、ボクがヒエの体操って攻撃防げばいいんちゃうかって話。ボクは肉弾戦が弱い。ヒエは頭脳戦が弱い。お互いの欠点を補いあうのが戦法や」
こいと「な、なるほどっ、うわっ(攻撃を避けて)」
炎狐「ガアアアアアア!(口から炎を吐く)。どうじゃわらわの炎は! 熱いじゃろう! 熱いじゃろう!!」
ロボット「お、お掃除……オソ……お掃除…」
飛燕「オーバーヒートしたか?30分長すぎたかな(よろよろと起き上がって)」
蜘蛛「待てトビ。何か様子がおかしいぞ」
ロボット「戦闘用ソフトウェアをアップロード しマス」
宇月「は? アップロードって何や……うわっっ、気持ち悪!(ロボットのアームが一メートルくらい伸びる)」
ロボット「アップロードを完了シマした。攻撃に移りまス」
一同「こいつグレードアップするんか―――――――い!」
こいと「そんなの聞いていません! あんなものにラブはめ派打ち続けたりなんて出来ませんよ」
飛燕「俺の術も……沢山使えばその分血液を消費するから……長丁場は避けたいな。飛鳥、お前の術は使えないか?」
こいと「飛鳥さんも術が使えるんですよね? どんな術を使うんですか?」
宇月「飛鳥ちゃんのはかなり詠唱のハードルが高いからなあ。本人のモチベーションと気力がないとなかなか出来ん。それらがピッタリ合わさったら強いんやけどな」
こいと「つまりなんなんですか?」
宇月「ほら飛鳥ちゃん、言うてみ。自信の能力(攻撃をジャンプでよけながら)」
飛鳥「僕の能力は【転写】。今まで出会った人の外見・体重・身長・能力などを一言一句間違えず唱えれられれば、その人のステータスを模倣することが出来ます」
こいと「す、すごい! つまりその人に変身できるってこと?」
飛鳥「はい。そして、間違えれば」
飛鳥「身体の機能の正常値が一ずつ減っていきます」
こいと「………………え?」
※Next→トキマリ組×天敵組! 次回もお楽しみに。