コメディ・ライト小説(新)
- 2月の旅鳥 ( No.1 )
- 日時: 2023/01/21 23:51
- 名前: 此雨真狐 (ID: /m6A2I47)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13593
2月17日(木)
「新しい先生」
久しぶりの「λ1」。お正月明けクラス分けテストでなんとか来れた。ところで、4年生の頃から算数B(テキスト)を担当していた増田先生が私達の担当ではなくなったらしい。増田先生は面白く、かっこいい先生であったため女子からの支持が大きかった。「λ1」の女子の大半は◯んでいる。でも、私ははっきり言って、どうでもいい。代わりの先生が算数A(テスト)の東先生や増田先生よりも面白ければいい。1ブロック下の吉村先生はやだ。解説が意味不明な事で有名だから。理科、算数Aと続き、ついに算数Bになった。来たのは...
「どーもー!」
はっきり言えば5、60くらいのおじさん先生だった。
「あ、堀川先生だ!」
大越さんが声を上げた。知っているらしい。
「あ、俺の事知ってるの?そう、堀川です。」
堀川先生が挨拶をした。後で知ったが、この堀川先生とは、凄い先生らしい。
「まぁ、そんな事はさておき、早速授業を始めますか!」
なんか、どうでもいいけど、めちゃくちゃポジティブ思考の先生な気がする...
「えっと、今日は、数の性質だね。東先生からテキストの説明はしてもらっているよね?それじゃあ早速3ページの大問3と4をといて。よーいスタート!」
先生は、黒板に貼られたタイマーは使わずに手持ちのストップウォッチで時間を測った。
「うわぁ、全くわからない!」
焦っている生徒たちもいるようだが、私は得意だからスイスイと解けた。あっという間に解き終え、見直しも終えた時、頭上から声がした。
「おぉ、小沢さん早いね。よし、じゃあ次のページ行こっか。」
その一言が、信じられなかった。早く終われば何度も見直し。それが当たり前だった私にとって、周りよりもテキストを進められるというのはすごく嬉しい事だった。タイマーがなった後の解説も面白かった。この先生の元でずっと学びたい。これが、今年度初めての「モチベーション」になった。