コメディ・ライト小説(新)
- 第八話〜亮太編〜 ( No.13 )
- 日時: 2023/01/22 20:49
- 名前: 黒猫夜空 (ID: O.mDLNUw)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
どうも、前橋 亮太です。
今回から、僕目線の小説もスタートします。
それでは、どうぞ。
僕は、海幕小学校に、父の転勤事情で転校してきた。
転校してきて数日で、久連梨 真凛さんという女子が目に止まった。
他の、噂好きで派手な女子と違って、おっとりとしていてしっかり者で、人の話に流されない、「自分をコントロールできる」人だった。
さらに、栗色のつやつやした髪の毛も目に入った。
僕の母は美容師なので、遺伝的なものなのだろうか。僕は、人の髪の毛には敏感で、大まかな性格も髪の毛で予想してしまうくらいだった。
それから、すきま時間さえあれば彼女を目で追うようになった。
気がつくと、胸がキュンとなる。
目があうと赤面し、フイッとそっぽを向いてしまう。
本当はちゃんと目を合わせて話したい。
でも、なんでか話そうとすると緊張して、どうしてもうまく話せない。
これを、ある男子友達に打ち明けてみると、
「亮太、真凛が好きなんじゃないのか。」と聞かれた。
僕は、人生で初めて、「恋」というものに出会った。
今までたくさんの人生を歩んできたが、こんなにもむずがゆい気持ちは始めてなので、そのとおりなのではないかと思い始めた。
そして、今日。
僕は、今まで想いを秘めてきた久連梨さんに告白しようと思う。
男子友達からは、
「お前なら成功するって!だって、今やほとんどの女子から好かれているお前だろ?あぁ、良いなぁ。俺もモテモテ男子の気分を味わってみたいよ!」
と言われた。
でも、100%成功するとも限らないじゃないか。
久連梨さんだって、的はずれな人が好きかもしれない。
でも、なにがどうなったとしても僕は告白する。
それも、自然白鳥公園で。
自然白鳥公園は、今まで10人が告白して、9人が告白成功したカップル結成公園として人気だからだ。
にしても、まずは久連梨さんの予定を聞かなければだ。
ポンポンポン。
彼の手は、リズムよく文章を打ち出したのである。
⇒九話へ続きます!次回は、真凛編!