コメディ・ライト小説(新)
- 第十二話〜祐也編〜 ( No.19 )
- 日時: 2023/01/28 07:34
- 名前: 黒猫夜空 (ID: O.mDLNUw)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
みなさん、こんちゃああ。
学校ダルダル男子の松原 祐也の登場です。
早速「俺について」紹介していきます。
俺の家は15階建てのマンション。
ラベンダーマンションと言う名だ。
その名の通り、マンション周辺には、辺り一面にラベンダーが咲き誇っている。花のかぐわしい香りは部屋の中までにも入ってくる。エアコンを付けていなくても和んだ雰囲気になるので、十分満足だ。
ちなみに、俺は3階に住んでいる。
「祐也ー。今日は友達と遊ぶんじゃないかー?」
兄が俺を呼ぶ声がする。
兄の名前は、松原 聖馬。高校3年生だ。
結構知名度のあるユーチューバーをやっている。
だが、給料そこそこのアルバイトもやっているので、収入は安定している。ちなみに、ユーチューバー名は「モーニングチャンネル」だ。
真凛もモーニングチャンネル愛好家だそうだ。(コレについては、>>04で。)
今日は友達と遊ぶ。
場所は、里原公園だ。
雑草は定期的にかられ、木にはいつも果物が実っている。
果物は食べ放題。また、みんなが好きなちょっとしたミニ屋台も出ているので、俺のような10代や遊ぶ時期真っ盛りの子供からは大変好評な公園なのだ。
近くには小川があるので、夏には川で泳ぐ人がたくさんいる。
また、池が冬には凍るので、冬にはスケートに来る人がたくさんいるのだ。
さらに、豊かな自然を利用して、キャンプに来る人やスケッチをしに来る人もいる。
まさに、里原公園は、子供たちのいこいの場なのだ。
俺は、年少の頃から愛用している深緑色のズシズシしたリュックサックの中に、黒色の水筒とおやつ、ゲーム機、スマホ、鍵を入れた。
そして、青と白のさわやかな色をした靴に足を入れた。
「んじゃ、行ってくる。」
兄にそう告げた。
「あ、そうだ。祐也、コレ持ってけ。」
兄が俺の手になにかをギュッと握らせる。
手のひらにつぶされた物に、なんだろうと目線を向けると…。
一枚の、くしゃくしゃと丸められた紙切れが置かれていた。
広げてみると…
聖馬へ
おつかいのメモです。
今日の夕ご飯までに買ってきてね。
・ほうれん草
・じゃがいも
・玉ねぎ
・にんじん
・カレールー
母より
にじんだ黒い字で書いてあった。
俺は完全にキレた。
兄は、自分のおつかいを俺に押し付けてきたのだ。
「なんで俺がやらなきゃいけないんだ。にーちゃんが行けばいいじゃん。」
そうふてくされて言うと、兄は言った。
「今日は生配信するんだよ。だからさ、お願いします。この通り。」
そして、床に土下座した。
⇒文字が多くなりました。十三話へ続きます!次回も祐也編!