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コメディ・ライト小説(新)
- 黒雪姫ものがたり#12「クマの耳とオッドアイ」 ( No.14 )
- 日時: 2023/03/17 14:22
- 名前: 鏡花 (ID: xJUVU4Zw)
#12「クマの耳とオッドアイ」
ちょっと目を閉じてて、となのはちゃんに言われ、しばらく経った。
「ふーんふふーん♪」
背後から、明るい鼻歌が聴こえてくる。
髪の毛をいじられているのだ。
…どんな髪型にされてしまうのだろう?
ど派手なツインテールとかだったら速攻でもとに戻してやる。
「…………よしっ!みらのん~できたよ♪」
おそるおそる顔を上げる。
「……へぁ………?」
「どうどう〜?」
鏡の中には、知らない人が映り込んでいた。
カールして伸びた黒髪の一部が、頭の上にクマの耳みたいに結ってある。
朱色と藍色の吊り上がったオッドアイによく合っていた。
えっ。この人わたしじゃないよね?
「ぎょぇぇぇぇぇぇ!?」
「何ぃっ、どうしたのみらのん!気に入らなかった?」
「もうこれ、わたしじゃない!別人!え怖いんですけどっ、怖いっ。」
「イヤみらのんだよ!?いきなり叫んだからビックリしたよ〜っ。」
あのボサボサヘアーじゃないと落ち着かない!
ぐちゃぐちゃにしよう!とクマの耳みたいなやつをつかんで、
「ヤーーーっ、やめてぇぇぇ!」
ぐちゃぐちゃにする寸前で止められた。
「みらのんすっごい似合ってるからっ!美少女だよっ。」
「それはないですね。絶対にない。亅
「なんでそんなこと言うのぉぉっ…。あ、そうだ!その髪型とオッドアイに合う服があるよ♪」
「…オッドアイ………。」
そうだ。鏡に映ったわたしは、朱色と藍色のオッドアイ。
でも、わたしはふつうに黒い目だ。
「それは呪いのせいだね。」
部屋の外から、声が聞こえてきた。
[あいさつ]
もうこんな文章を読んでくださっている方がいるなんて…ありがたき幸せでございます。
どうして、小学生がこんな時間に投稿しているのか。
…フッフッフ、学校をサボッ(((殴
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