コメディ・ライト小説(新)
- はい!!ゴー!!霊 5 ( No.5 )
- 日時: 2023/03/07 14:36
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
町の端っこにある、古く、さびれているがどこか懐かしさを感じさせる建物…の
隣にある金色と銀色のまぶしいのがこの町に一つしかないお寺だ。
このお寺は中は木造なのだが神主さんのノリで外装を金ぴかにしちゃったものらしい。
ちなみに、鳥居も金ぴかだ。
利都 (マジかよ…おいおい…)
心菜「ここがこの町のお寺『大地極楽寺』ですね…」
利都「いや、噂には聞いてたけど…流石にこれは縁起悪くない?」
??「おい」
冷たい声だった。まるで首に氷をつけられたみたいな…って
利都「つめてぇー!?!?」
反射的に私はのけぞる。氷をつけられたっぽい。
??「ほっほっほ」
おじいさんらしき人物の笑い声が木霊する。
私は首につけられた氷をつかむとその声のほうに向かって見ずに思いっきり投げた。
??「これこれ、年長者を敬いなさいな」
その声は私の後ろから聞こえた。
利都 (え?いつの間に)
私はすぐに振り返る。
目の前には髭もじゃもじゃのサンタさんみたいなやつがいた
利都「ぎゃぁぁぁぁぁ!?!?」
サンタ?「ほっほっほ」
サンタ?「こんにちはぁ私はこの寺の神主の『三田 剛(みた つよし)』と言いまぁす」
私がびっくりしているのをよそに自己紹介を始める。
よほど自己紹介したいのだろう。
こいつ…クソジジイだ!!!
私は三田をにらむが痛くも痒くも無さそうだ、むしろどこか誇らしげだ。
心菜「この人です!この人が私に教えてくださいました!!」
心菜さんがそう言っているのだからこいつが神主さんなんだろうが、絶対に教えてもらいたくない。
何されるかわかったもんじゃない。
三田「ほっほっほ…で?お前ら何しに来たんじゃ?」
心菜「えっと…その…」
利都「私が心菜さんの背後霊について聞きに来ました。心菜さんは私の付き添いです」
三田は目を丸くすると
驚いたように、
三田「君は見えるのかね?」
と言った。
それに対し私はいまだに睨みながら言う。
利都「はい」
三田は少し考えると
ひらめいたように手をポンとたたき、
三田「そうかい…じゃあ一回お寺の本堂に行こうか」
利都「はい、お願いします」
いやらしく笑う三田に私と心菜さんは黙ってについって言った。
~本堂へ~
私たちは本堂につくとお茶を出され、茶菓子も出された。
三田はリラックスしていいよと言うがそんなことできる訳がない。
なにせ、さっきあんな事されてはい、わかりましたはありえない。
しかも行くときも笑ってたし、警戒は解けない。
しかし心菜さんはリラックスしたのか三田さんの前で普通に茶菓子とお茶を頂いていた。
そして三田はさっきの笑顔を張り付けたまま言う。
三田「で、そいつの背後霊の何が知りたいんだ?」
【マメ情報】
お寺の外装は三田さんのノリと勢いで決めたから三田さんは今、少し後悔しているらしい
【作者のお話】
こんにちは
味海です
五話目投稿しましたー!パチパチ
こんなクソつまらない作品を見てくれている人がいるかわかりませんが、
いつもありがとうございます
まだまだこのクソ作品の世界は続いていきますのでよろしくお願いいたします!
以上、作者の味海でした。