コメディ・ライト小説(新)
- はい!!GO!!霊 第7話 ( No.7 )
- 日時: 2023/03/08 18:04
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
悪霊「ぐぎゃぁぁっぁぁぁ!?!?!??!」
おじさん「フン!フン!…」
私は思ったよ、ほんっっっっっとうにあのおじさんブレねぇな。
もはや戦っているというよりは一方的な暴力だよ…
そんなことが今起きてるとはつゆ知らず、心菜さんは聞き返す。
心菜「わ、私の背後霊が…ですか?」
利都「うん、一方的に相手を殴ってるね…」
心菜さんはそれを聞いて若干引いたようだ。
まぁ私はとっくのとうに引いているけどね。
心菜「本当ですか…?」
利都「うん…」
私たちの中で重たい空気が流れる。
少なくとも今、虫眼鏡を見るべきでは絶対ない。
確実に心菜さんは気絶するだろう。
そんなことを思っていると、
悪霊「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
悪霊は浄化されたらしく絶叫。
おじさんは心菜さんの背後へ………………………………………いかなかった。
おじさん「お前…」
利都「!?」
なんとおじさんが話しかけてきたのだ。
背後霊にそこまでの事は出来ない。
そもそも背後霊には意識など存在しない、自分の役目を全うすること以外は考えていないはずなのだ。
やはり心菜さんの背後霊は普通ではない。
心菜「?どうかしましたか?」
おじさん「おいどんが見えるのか?」
利都「おいどん!?!?!?」
心菜「おいどん!?!?!?!?」
いやなぜ一人称がおいどんなんだよ。
鹿児島出身なのか?こいつは。
おじさん「その感じだと見えてるみたいだな、声も聞こえているようだし」
心菜「利都さん!?どうしたんですか!?!?」
どっちに反応すりゃいいんだよ…
私はとりあえず心菜さんに今の状況を伝えることにした。
利都「心菜さん、私は今あなたの背後霊と会話しているの…」
心菜「!?」
心菜さんは豆鉄砲を食らったみたいに驚いてた。
というか少しパニックになっていた。
心菜「本当ですか!?ちょっと見ていいですか!?!?!?」
利都「まぁいいんじゃないかな、くれぐれも気を付けてね」
心菜さんは急いでポケットから虫眼鏡を取り出すと虫眼鏡を覗きながら後ろを振り返った。
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私たちは考えていなかったんだ。
そう
カーブ『ミラー』の事を…
【マメ情報】
虫眼鏡の前の前の持ち主の死因は衰弱死だった、現場にはこの虫眼鏡があり、洗面台の前で直立した状態で亡くなっていたようだ。前の持ち主はたまたまそれの事に気づき、あのお寺にもっていったそう。
【作者のお話】
こんにちは!
毎日明るく元気にすごして『いない!!』味海です
次回はどうなるのでしょうか??
まぁまだまだ続くのでよろしくお願いします。