コメディ・ライト小説(新)
- はい!!GO!!霊 第8話 ( No.8 )
- 日時: 2023/03/10 16:47
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
それに先に気づいたのは、やはり背後霊だった。
おじさん「おい!それを見るな!!」
急に言われてビクッとする私。
利都「え?」
背後霊はすぐさま虫眼鏡を殴りにかかった。
しかしもう遅かった。
心菜「わ!?」
心菜さんはいきなりおじさんが殴りかかっているのが見えたのかビックリして、虫眼鏡を落としてしまった。おじさんの拳が空を切る。だが虫眼鏡は割れなかった。空中で止まったのだ。
心菜「えぇ!?」
心菜さんは驚きの声を上げ、
おじさんはすぐさま次の攻撃を仕掛ける。
が、その攻撃よりも先に黒い何かが虫眼鏡から飛び出した。
それは大きい手だった。
その手により、またもやおじさんの攻撃は受け流され空を切る。
おじさんの焦りが少しわかるような気がした。
今回の奴は普通じゃない、前にあった女の人たちの比じゃないほど邪悪で恐ろしい。
次の瞬間、虫眼鏡から手を出している何かの全体像が分かることとなった。
??「ぐわああおおおおお!!!!!」
ソイツが急に飛び出してきたのだ。
その悪霊は少しやせていて、両手にが剣に変化しており、目は充血し、髪は垂れ下がり顔が見えない。
明らかに異様ともいえるソイツ。
私がよく見る悪霊は武器など持っていない、下手したら顔すりゃよく靄がかかってわからないものばかりだ、人の形はしてるけど。
今日はほんとありえない霊に会うな。
虫眼鏡の悪霊「フフフフフフフフフフフフフフフフフフ…」
ソイツの力はすさまじかった。
虫眼鏡の悪霊「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
その言葉ともに背後霊を切り刻み、一瞬で吹っ飛ばしたかと思うと右手を剣から筒に変化し、その変化した腕を心菜さんに向ける。
心菜「利都さん?どうしましたか?」
利都 (やばい!)
そう思っていても体が動かなかった。
私はただソイツがすることを眺めることしかできない、
本当に私は無力だった。
いろいろな感情が体を駆け巡る。
あぁだめだ、だめだ、だめだ、だめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだだめだ
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
そんな考えをかき消すように何かが私の前を通り過ぎた。
バシュッ!
虫眼鏡の悪霊「アギャ!?」
心菜「え!?」
その何かが霊に刺さったようだ。
霊が何かをする瞬間に刺さり怒ったのか、霊は心菜さんそっちのけで何かが来たほうを物凄く血走った目で睨む。
??「じいちゃんはめんどくさいことを毎回してくれるな」
霊の睨むほうから私たちと同じくらいの年齢の男の声がする。
虫眼鏡の悪霊「グわァァァァァァァ!!!!!!!」
霊は叫ぶ、男のほうに向かって。
そしてそのまま左腕の剣を男に向けて振る。が、
その剣は砕け散った
霊は驚き、男の顔を見る。
虫眼鏡の悪霊「ウ!?ウワァァァァァ!!!!!!」
??「―――――――――――滅―――――――――――除」
男は何かをつぶやくと迫りくる霊を思いっきり殴った
虫眼鏡の悪霊「ぎぃあぁいあぁいぁいあぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁ」
心菜「!?!?!?!?!?」
心菜「貴方は一体何をやっているんですか?」
??「…うるせぇ」
心菜「!?」
??「俺はここに来たくなかったのに来てやったんだよ」
??「ふざけんな」
【マメ情報】
三田さんは現在80歳!一般的な80代の方より元気で体の年齢は56歳らしい
【作者のお話】
こんにちは!
味海です。
いやはや、今回は長くなってしまいましたよ。
疲れました!
誤字脱字があるかもしれませんがそこは許してください…
気づいたら直します。
それではまた次回!
以上、作者の味海でした!