コメディ・ライト小説(新)

Re: ファイティン・ラブ!~彼氏は推しでした~ ( No.53 )
日時: 2025/03/30 16:09
名前: このか ◆XqDKo6W48k (ID: 5pWnbbjD)

《第36話》

「そういえばさ、みおりんはあの合宿参加するの?」
と陽花ちゃんに言われました。
「うん。なんか、いつもと違う場所で勉強するのもいいかなって」
「私も。邪魔じゃなければ参加したいな」
と杏ちゃんが微笑んでくれたので安心。
「陽花ちゃんは?参加するの?部活が忙しい、って言ってたけど……」
「それがさ、私も参加できそうなんだよね!」
と陽花ちゃんは声を上げました。
「顧問が1週間くらい帰省することになったんだって。ちょうど合宿の時期だし、コンクールも終わってる時期だし」
良かった!
みんなでワイワイ参加したら、絶対にいい思い出になると確信しました。

その日の放課後。
沙絵も誘って、私たちは伊達さんの家で早速計画を練ることにしました。
「よし、全員揃ったし、始めるぞー」
という信長くんの声で、会話がピタリと止む。
「まずは役割分担からだな。予約係と、スケジュール係、費用の計算係、それから今年はしおり係なんてのもどうだ」
「しおりをつくるなんて修学旅行みたいで楽しそうですねー」
と沙絵が反応する。

「予約係ー!」
と順番に役割分担することにした。
その結果、予約係が信長くんと家康くん。
スケジュールの計画係が秀吉くんと、上杉くん、陽花ちゃん。
計算係が、兼続くんと、杏ちゃん、三浦くん。
そしてしおり係が、伊達さんと武田くん、沙絵、私。
スケジュール係は早速計画を練り始めてる。
スケジュールが決まらないと、他が動き出さないだけに、責任重大で大変そうです。

しおり係の中でも、細かい役割分担を行うことにしました。
「しおりの中で役割分担するなら、まずは表紙ですね」
「それから裏表紙も必要かなぁ。あってもなくてもいいけど」
「スケジュール係が今、手書きでスケジュールを作ってるから、それをパソコンに書き起こす人もいるかもな」
「合宿所の間取りも載せておいた方がいいかもしれません」
とアイデアを出し合う。