コメディ・ライト小説(新)

潜入 ( No.12 )
日時: 2023/11/04 20:13
名前: デンさん (ID: nrbjfzgl)

「フランドリン狼一家か、やばいな...。」
「そんなにやばいのか?」
俺は間抜けな声で聞いた。
「やばすぎるぞ!あいつらは無差別でいろんな人を殺すんだ...。」
「ほんとよ、早く退治しないと...。」
どうもフランドリン狼一家というのは、夢村以外にも他の世界でしめいてはいされているらしい。
「まじか、じゃあ早く行かないとじゃんか!面倒くさいな。」
「佐藤!あんた潜入してきなさい。」
「はあ!?そうやって花咲は面倒なこと押し付けるんだよ、お前巫女やめちまえ!」
「なによ!あんたが役立たずだから鍛えてあげようとしてんのよ。」
「はいはい、じゃあ行きますよ。」
俺は嫌々、酒林と潜入調査をすることになった。
タッタッタッ
「ここがフランドリン狼一家の家か、でけえな。」
「おし!佐藤早く行くぞ!」
「おう。」
ガチャ
「こんな裏ルートあったのかよ、狭いし。」
「まあまあ、あ!あそこから変装して出るぞ、これ着ろ。」
「へーいって、は!?」
「ん?どうしたんだ?」
「いや、お前女だよな?」
「そうだぞ?」
「俺男だよな?」
「そうだな。」
「いやここで男女一緒に着替えるってちょっと...。」
「あー外の世界ではご法度だったか!まあ気にすんな!」
「いや俺は気にするんだよ!」
「はいはよ着替えろ。」
「クソーこんなのも慣れないといけねえのかよ。」
俺は顔を赤くしながら着替えた。
「執事の真似するって無理だろ。」
「まあやってみなきゃわかんねえじゃん!」
その時俺は視線を感じた。
「ちょっと待て、後ろから誰か来るぞ。」
「フランドリン狼一家の3兄弟の弟だ!執事の真似しろ!」
「おう!」
「おう執事、お疲れさん!」
「お疲れさまです?」
「ん?お前?」
「はい?」
「お前執事じゃねえだろ、なんか違う気が...。」
「いやそんなことは...。」
「お前まさか!夢村の奴らだな!おいお前ら来い!ウォーン!」
「おい逃げるぞ!」
「おう!分かったって、うわあ!」
「足がくっついてる!」
「まじかよ!じゃ、お先。」
「おい酒林待てー!」
俺は取り残された。
「おいそこの間抜け、今からどうやって始末されたいか?」
「クソ!どうすれば...。」

俺は初めて、危機に直面した。