コメディ・ライト小説(新)

Re: 第一話「あれ、死んでる?」 ( No.1 )
日時: 2023/12/23 20:35
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
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グサ!
???「うっ!」
首の後ろが熱い。何が起こったんだろう。確か学校に向かってた。その後?私は後ろを振り返る。
???「誰…」
???「殺し屋だ。依頼主に君を殺す様頼まれた」
???「誰が、頼んだの…」
殺し屋「君の友人だ。考えれば原因もわかる」
私、何かしたっけ?でも考えられない…視界がシャットダウンしていく。死んだかも。誰の恨みかな。まだまだ生きたかったのに。でももう駄目。逝っちゃう。せめて犯人は捕まるといいけど。私の意識は遠のいて行った───
殺し屋「永遠におやすみ。彗星スイセ
スタスタスタ…
通行人「キャ───!」

Re:第二話「チートな能力を授けられた…のかな?」 ( No.2 )
日時: 2023/12/24 08:12
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

彗星「あれ?ここどこ?」
私は辺りを見回す。眩しい光で辺りが包まれている。
???「君が彗星か?」
彗星「そうですが…誰ですか?」
???「わしは神だ。」
彗星「か、神様ですか!?」
な、何で神様がいるのぉ!
???「君は知らず知らず恨みを買っていた様だ。そして殺し屋に殺された。わしはそんな君を哀れみ、力を与える事にした。」
情報が多すぎて理解が追いつかない…
???「そして君は日本とは別の世界に暮らす、ヴィラと言う少女に魂が入るらしい。」
世に言う転生だね。ん?ヴィラ?どっかで聞いた事あるな。
???「では楽しんで───」
辺りが更に眩しくなり、思わず目を瞑った───

Re: 第三話「転生先は悪役令嬢…」 ( No.3 )
日時: 2023/12/26 20:25
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
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彗星「あれ?ここどこ?」
確か…そうだ!転生だ!ヴィラだとかなんかに転生したんだ!ん?ヴィラ?鏡に自身の姿を映す。
彗星「あ…」
私は気付く。鏡に映るのは金色の長い髪、濃い紫色の瞳、美しい長いドレスを着ている幼女だった。語彙量ないね。ごめんね。とにかく───
彗星「悪役令嬢『ヴィラ』!?」
この女子は私が前世でやっていた乙女ゲーム『MY LOVE STORY』の、どのルートを選んでも主人公ヒロインのライバルとして登場する悪役令嬢…の幼少期だと思う。(ゲームで幼少期については語られていない)ヴィラはヒロインのありもしない噂を流したり評価を下げようとしたり…前世で言う虐めだ!最終的に悪役令嬢は追放され、婚約破棄されそして───『死』処刑台に立たされて死亡だ。ヒロインは悪役令嬢を婚約破棄した攻略対象と結婚してend、と言うのがこのゲームの内容。今は私がヴィラ───悪役令嬢だ。このままシナリオ通りに進むと私は破滅一直線。どうしよう…とは言え今はゲーム開始より5年以上も前。まだ未来は変えられるかもしれない!なら変えよう!頑張って見よう!私は決意した!

Re: 第四話「オレンジジュースを作りますわ!」 ( No.4 )
日時: 2023/12/26 08:55
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

彗星「その前に…」
なんか飲みたい。喉が渇いた。ならキッチンに向かおう!ジュースが良いなぁ。と、言う訳でキッチンに着いたけど───
彗星「な、何ですって───!」
そう、『MY LOVE STORY』の舞台となる、『エメラル王国』は、ジュースがなかった!それ以外の飲食物も、日本にあった食べ物はほぼなかった!これは元日本人としては許せない。運命シナリオ回避は置いといて、美味しい料理を作らなきゃ!祖父母が料理店を経営してたから料理は得意なのよ!
ミア「お嬢様、大丈夫ですか!」
ガイ「何かございましたか!」
彗星「ジュ、ジュ…」
二人「?」
彗星「ジュースがな───い!ミア、ガイ。今すぐオレンジジュースを作るわよ!」
二人「は、はい!」
ミアは私の専属メイド。ガイはコック長。何故オレンジジュースか?私はオレンジジュースが好きだから!庭のオレンジを収穫する。それを絞り、コップに入れる。砂糖を少し入れれば…
彗星「完成!」
二人「おー!」
私達は飲んでみた。
彗星「美味しい!オレンジの味が染み渡るわ!」
ミア「こんな飲み物飲んだ事無いですが、とても美味しいです!」
ガイ「これは是非とも参考にしたいです!お嬢様、アイリーン様とウィリアム様にもお飲みになって欲しいのですがよろしいでしょうか?」
彗星「えぇ。是非是非!」
お母様とお父様の部屋へ向かいます。

Re: 第五話「オレンジジュース試飲会!」 ( No.5 )
日時: 2023/12/26 19:46
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ウィリアム→ウィリ「どうしたんだ?ヴィラ。」
彗星→ヴィラ「お父様、お母様。こちらの物を飲んで頂きたいんです。」
アイリーン→アイリ「見た事無い物ね。これは?」
ヴィラ「これはオレンジジュースです。庭に生えていたオレンジを絞って、砂糖を少し入れました。」
お父様とお母様は飲む。
ウィリ「とても美味しいな!これはヴィラが作った物か?」
ヴィラ「は、はい…」
『地球の人が作りました』なんて言えないから…
アイリ「販売したい位ね。」
ヴィラ「じゃあ私が販売しても…」
ウィリ「とは言えヴィラはまだ6歳だ。もし販売するのなら、別の奴に頼むべきじゃないか?」
アイリ「そうね。時々私が行くレストランに頼んでみましょうか。」
と、言う訳で街にあるレストラン『Felicia』さんでオレンジジュースを販売してもらう事になりました。

Re: 番外編「キャラクター紹介」 ( No.6 )
日時: 2023/12/27 12:28
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ハバラナ・ヴィラ・ステラ(前世は星崎彗星ほしざきスイセ)
殺し屋に殺された中学生の女子。宇宙と食べ物が好き。祖父母が料理店を経営していて料理は得意。だが作るより、食べる方が好き。転生先は自身がプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢。前世の知識を活かし、処刑を避けるべく奮闘する。前世の食べ物をこの世界で提案している。
ハバラナ・ウィリアム・ステラ
ヴィラの父。ハバラナと言う土地の領主。アイリーンの夫。ハバラナ伯爵家の当主。ヴィラの事を溺愛している。作中での名前表記はウィリ。
ハバラナ・アイリーン・ステラ
ヴィラの母。ウィリアムの妻。天文学が好き。作中での名前表記はアイリ。
ミア
ヴィラの専属メイド。ヴィラの作る食べ物が大好き。
ガイ
ハバラナ伯爵家のコック長。最近はヴィラの作る食べ物を参考に料理を作っている。
クリスティーナ・ハンナ
彗星がプレイしていた乙女ゲームのヒロイン。

Re: 第六話「ヴィラも歩けばイケメンに当たる」 ( No.7 )
日時: 2023/12/27 13:39
名前: 魔星 (ID: sWaVmrWQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

シナリオ回避には情報収集が必要よね。ゲーム開始より5年以上も前だし。と言う訳で───
ヴィラ「街に来ましたわ!」
お嬢様言葉で喋らなきゃ問題だよね…?これお嬢様言葉かな?ゲームではこんなだったけど。立場は伯爵令嬢だし。あれ?6歳を街に歩かせていいの?領地だからいいのかな?それより雰囲気は中世ヨーロッパって所かな?服もそれっぽいし。あ、私は一般的な服を着てるよ。シナリオ回避の為にも…屋台とかも立ち並んでるね。奥を見れば城(遠近法?によって小さく見えるけど。日本風じゃないよ?)が立っている。城は『ハバラナ』(ハバラナ伯爵家が治めている地)の隣の『エメラル王国』(この国の名前)の都市部を治めているよ。凄いね!異世界転生をすれば気軽に外国の雰囲気を楽しめます───いや死にたくないね。そういえば私の名前はこの辺りの人に知られているらしい。容姿は知らないらしいけど。悪役回避の為にも知られない方が良いかもね。キョロキョロしながら歩いてると…
ドン!
ヴィラ「あ痛!」
???「うわ!」 
誰かとぶつかってしまい尻餅をついてしまった。
???「こめんね!大丈夫かい?」
ヴィラ「は、はい…」
その人を見て、私は驚いた。その人は、乙女ゲームの攻略対象の一人『ペレグリン・スファンテン』だった。地方の貴族出身の心優しい男性だ。今は6歳位だけど。と言う訳で高貴な挨拶やってみよう。貴族に名乗らないなんてハバラナ伯爵家の品位が下がるかもだからね。
ヴィラ「申し訳ございませんでした。わたくしハバラナ伯爵家公女、ハバラナ・ヴィラ・ステラと申しますわ。よろしくお願いいたしますね。お名前をお伺いしてもよろしくって?」
こんなので良いのかな?
ペレグリン「ぼくはペレグリン・スファンテン。よろしくね。ヴィラ様。」
そしてペレグリンは私の右手の爪にキスを落とす。これが貴族の挨拶なのね!確かにこんなだった!とは言え私は悪役令嬢。好感を持たれても最後は婚約破棄からの死亡だ。いやそうじゃ無いかもしれない。私が婚約破棄などをされたのはヒロイン───『クリスティーナ』の評判を下げようとしたからだ。今なら分かる。好感を持たれるような行動をしたら好感度が上がるかも?まぁクリスティーナと出会ったら、シナリオやら補正やらが入って変わるかもだけど…なら好感度上げまくりだーい!
ペレグリン「じゃあまたね。ヴィラ様。」
ヴィラ「はい。またお会いいたしましょう。ペレグリン様。ごめんあそばせ。」
私はまた歩き出した。