コメディ・ライト小説(新)
- 恋ワズラヒ ( No.4 )
- 日時: 2024/01/28 14:01
- 名前: pepon (ID: 1i8B7xBH)
【第3話】
教室に戻ってからもそれ以外変わったところはなかったので、気にせずに授業に取り組んだ。
まあ、集中はできてないけど。
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奈子「おかえり~。もう来てるから、ほら。早く早く!!」
怜奈「ただいま。はやいね…。」
奈子「相手の子供が帰宅してすぐ来てもらったからね。」
怜奈「へえ、車泊まってなかったし歩きだった?だと近くない?」
奈子「そう、家は徒歩圏内」
怜奈「へえ…」
やっぱり、嫌な予感というか、徐々に巡原くんの可能性が高くなっているように感じる…。
奈子「聡さん、健くん。娘の怜奈が帰ってきたわ」
健くん、って…、ほぼ確実だよね。
どうしよう。なんて言おう。
健「え、まさかとは思ったけど本当に山本さんの家だったの?」
怜奈「う、うん。えっと…こんにちは。いつも母親がお世話になっています…。」
聡「初めまして、怜奈ちゃん。健と知り合いだったとはねぇ。」
巡原くんのお父さんはそういいながら巡原くんのほうを見た。
健「知り合いも何も、クラスメイトだよ。1年の時も同じだったよ」
奈子「そうだったの?知らなかったわぁ。これなら一緒に住むことになっても安心だわ~」
聡「そうだな!」
一緒に住む、か。
巡原くんとは特別仲がいいわけじゃないし、大丈夫なのかな。
奈子「そういえば怜奈、朝考えるって言ってたけど、どう?」
怜奈「うーん…。巡原くんたちは、結婚についてどうなの?」
健「俺は賛成って思った。それに、山本さんだったから特に心配もいらないかなって今も結婚には賛成って思ってる!」
奈子「ですって!!どう?怜奈。」
うーん。そっか、巡原くんはいいって思ってるんだ。
私は…。
怜奈「ちょっとだけ考えさせてほしい」
奈子「わかったわ。今日は1日中聡さんも健くんも家にいるのでいいのよね?」
聡「うん。大丈夫だよ。」
健「えっと…、奈子さん、課題をやりたいんだけど、どこでやったらいいの?」
奈子「ああ、部屋案内してなかったわね。ついてきて。よければ聡さんも。」
聡「はーい」
3人が部屋をでていっちゃった。
その間に私は結婚について考えよう。
怜奈「うーん…。」
聡さん?…巡原くんのお父さんもいい人そうだったし、巡原くんと仲が悪いわけでもない。
むしろ男子の中でも仲がいい方には入る。
でも、不安があるな。
数分考えていたら、巡原くん以外の二人が帰ってきた。