コメディ・ライト小説(新)
- ★第79話 キャットストリート★ ( No.93 )
- 日時: 2025/03/09 16:34
- 名前: 小説好きな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14073
★まえがき★
閲覧回数の人気順位!!
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作家プロフィール閲覧回数 508回!!
ページ数 19ページ!!
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閲覧回数が800回を突破いたしました!本当にありがとうございます!
この小説は、小さい頃から作っていた自信作なので、皆様が応援してくださり、本当に嬉しいです!
これからは、更に読みやすくしてこうと思いますので、よろしくお願いいたします!
★本文★
次の目的地は”キャットストリート”。
マリア区の西の方にあり、ネコがいっぱい居るカフェである。
美咲のチームは、仲良く”キャットストリート”に向かいながら歩いていた。
”キャットストリート”も、東京探索編開始のときに3人で決めた大事な場所である。
「もう、日アイ開始まで残り6日。早いものね」
羽は、よく晴れた空を見ながら黄昏ていた。
「そうだね!」
”日アイ”まで残り6日。
その言葉を聞いただけで、不安に押しつぶされそうになったけど、
美咲は心配されないよう、あえて笑ってみせた。
”日アイ”は、大人気アイドルでさえも緊張するイベント。
今までアイドルは、緊張してきて成長してきた。
だから・・・・・・。
”日アイ”はきっと、今までやってきた握手会、ダンス、レッスンなどとは違う。
今までは、美咲が中心って感じだった。
でも、”日アイ”は羽や七音といった有名アイドルが集結するイベント。
”日アイ”は、毎年行われているけれど、その都度、どうしても
アイドル同士の戦いで差は生まれてしまい、平等とはかけ離れた、
いわば差別というものが生まれる。
アイドルを育てる大人は、子供アイドルを利用して人気を集めさせ、アイドルの気持ちなんて考えずに、収入のことだけを考える大人がほとんどだ。
アイドルと大人とはライバル関係。
仲良くしているのも仕事の内。
裏に入れば、アイドルだって弱音は吐くし、本音は出る。
それは、美咲にとっても同じことだろう。
美咲も、メンバーの前では明るくして、裏ではストレスを抱えている。
そして、アイドルとは「大嫌い」と「大好き」の天秤上にあって、
その両方を、上手く両立させなければならない。
どういうことかといえば、人気が上がれば「大嫌い」は軽くなり、
人気が下がれば「大好き」が軽くなる。
つまり、この「大好き」という人気を集めた、一定のバランスを保てなければ、
アイドル界では厳しいということだ。
さて、ついに”キャットストリート”へ到着した。
看板には、ネコの背伸びしている絵の前に、「キャットストリート」と黄色のペンキで記されていた。
中に入ると、鈴の音が鳴り、カーペットはネコの顔の形をしていた。
やはり、ネコがいっぱい居た。
「いらっしゃいませ!」
女性スタッフが、美咲のチームを明るく出迎えてくれた。
「にゃお~ん」
続いて三毛猫が来てくれた。とても優しい目だった。
「わはっ!」
陽菜は、すぐにしゃがんで三毛猫の頭をなでた。すると、三毛猫は嬉しそうに
「にゃーお」と鳴いた。
ああ、なんて可愛いのだろうか。
ここにいれば、日アイの悩みも吹き飛んでしまう気がする。
「んふ・・・やわらかーい!」
陽菜は、三毛猫とじっくり遊んでいた。
「ゆっくりしていって下さいね!」
女性スタッフは、そう言って立ち去った。
さて、美咲と陽菜はネコをどんどん触っていった。
特に美咲はネコ界隈でも人気なのか、ネコは美咲に、よくなついていた。
ただ、その中で1人、羽は棒立ちしていた。
「羽ちゃんはネコ、触らないの?」
美咲が心配して聞く。
羽はしばらくした後、口を開いた。
「ネコ・・・こわい・・・」
「えっ・・・?」
美咲は驚いた。新事実だったのだ。
「でも、ここのネコは安全だよ!だからほら、触ってみようよ!」
陽菜は、さっきまで可愛がっていた三毛猫を両手に持ち、羽の方に連れてきた。
羽は人差し指で、そっと背中を触ってみた。
すると、そのネコはギラッと羽の顔をにらみつけ、「シャーッ!」と警戒しながら去っていった。
ネコに嫌われた。なぜだろう・・・私の可愛さが足りなかった?それとも、私がネコをこわがって
いたから?
何にせよ、ネコに嫌われたことは事実。
「待ってよー!」と陽菜は、そのネコを追いかける。
どうして、2人は、そんなことができるの?
私には・・・できない・・・。できっこなかったんだ・・・。
私はここから、陽菜の秘密について探ることにした。
陽菜は美咲と仲良しで、明るい中1女子。
陰キャであり、おてんばな部分が多くみられる。
そんな彼女はどうして、そこまでして明るくいられるのだろうか。
陽菜と美咲の秘密は別物。
しかし、その2人のギャップにより、美咲のチームは成り立っていると思われる。
だから、もうそれが分かってしまったアイドルは、美咲のチームを辞めてしまう。
その中の一人が、さくらだったというわけだ。
でも、私がここに入ったのは、美咲のチームのためじゃない。
私のためなんだ・・・。
ごめんね2人とも、あなたたちは知らず知らずのうちに、私の人気度を上げてしまっているのよ・・・。
★あとがき★
日アイ豆知識!★第37話 審査★
日アイでは、よりよい作品を、皆様に提供できるよう、審査を行っております。とりあえず、そのお話が完成した後に、一話一話、誤字や読みにくい部分がないか、全てを確認しております。場合によっては、二回ほど審査をする場合がございます。これからも、皆様によりよいお話を提供できるよう、がんばります!
まもなく、原作のお話は終わり、独自で書かれた新作となっていく・・・。
まだ、原作にも書かれていないお話が、ここ小説カキコで初公開される・・・!
次回 ★第80話 サンリオピューロランド★
次回もお楽しみに!!