コメディ・ライト小説(新)
- 第9話 魔法は初めて! ( No.11 )
- 日時: 2025/01/20 16:35
- 名前: 小説嫌いな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
そういえば、みなさんは魔法少女が登場するアニメで、何が一番好きですか?(ちなみに私はプリキュアですwいいんですよ、今の時代、男とか女とか関係ないですし、それでロリコンとか言ってくる奴がいたら、そいつには、「お前は時代遅れなんだな」と言ってやればいいんですよ)コメントにてお願いいたします!
時間が止まっているから、大樹や秀平にいじられる心配もない。よし、やってみよう!
「フルーツ・チェンジ!」
これで、本当に何か起こるのだろうか。そのとき、目の前にあった丸い魔法が、強烈な光を放った。初めて見る光景に、りんごはおびえる。
「ほ、ほんとに、これで・・・いいんだよね・・・?」
りんごはおそるおそるコロンに聞く。
「もちろん!待ってれば勝手に来るよ」
コロンは余裕の表情だ。
「来るって・・・いったい何が来るの・・・?」
初めての感覚に、りんごは襲われた。
「ひゃっ・・・やめてっ・・あはっ・・・」
急にくすぐったくなったのだ。体全体がくすぐられているような気がする。
「これ・・・なに・・・っ・・・」
「ああ、魔法の効果だよ。変身するときは、なぜかどうしても、体がかゆくなっちゃうらしいよ。しかも人間だけ」
コロンが他人事に言ってきた。無責任なやつめ・・・。
「はあっ・・・はあっ・・・」
りんごは、息が荒くなってしまう。そして、ぐったりとしていた。
「やったじゃん!成功だね!」
コロンが嬉しそうに言う。
「あの・・・まだちょっとかゆいんだけど・・・」
どうやら、かゆみはしばらく続くようだ。怪我をした時みたいにひりひりとくる。
「がんばれ!きっと何回かやれば慣れるから」
コロンは、簡単に言うが、りんごには無理がある。
「無理だよ・・・もう死にそうだったもん・・・」
りんごは泣きそうになる。
「で、でもさ・・・ほら、自分の服みてごらん!」
自分の服を見てみると、本当に変身していた。まるで魔法使いのようだ。色は赤で、ボタンがりんごの形になっている。スカートも綺麗で、何だか魔法の力というのを感じた気がした。
「す、すごい・・・これが、魔法の力・・・?」
まさか、一瞬で服が変わってしまうなんて。
「そう!あ、まずい、そろそろ時間が・・・」
時間が元に戻る。周りのみんなは、もうすでにチェンジが終わっていた。
しかも、色や形が個性的で、みんな違うのだ。これも魔法の力だとしたらすごい。
「すごい!これで魔法が使えるの!?」
りんごは驚いてコロンに聞く。
「まだだよ。これは、準備だから。それに、魔法っていうのは色々と難しいんだよ。魔法使いになれたからといって、必ず魔法が使えるとは限らないんだから」
コロンが真面目に言う。先生が手をたたいた。
「はい、みんな上手に出来ましたね。では、次に一元魔法の一つ、念力移動を使ってみましょうか。自分の机の上に教科書が置いてありますよね。その教科書を、魔法で浮かせてみてください。やり方は簡単です。ただ、その教科書の一点を見つめて、動け!と思いを込めるだけです。ちなみに、慣れてくると物だけでなく自分を浮かすこともできますよ。では、やってみましょうか」
念力移動。初めてやる魔法だ。この教科書を、魔法で浮かす。そんなこと、できるのだろうか。
「動け!動け、動け!」
だが、何度やっても浮く気配を見せない。
「全然だめだよ」
コロンに聞く。
「そりゃ、そうでしょ。初めてでいきなり出来る訳ないって」
たしかに、他のみんなも苦戦している。
「でも、早く魔法使いたいー!」
「そんなこと言われても・・・。魔法が使えるかどうかは、本人の努力次第だから・・・特にマイペースなりんごちゃんだと・・・」
りんごはむっとする。
「誰がマイペースよ!」
「だって、学校に遅刻してたじゃん」
「あれは・・・」
りんごは何も言い返せなくなる。
「おーい、誰と話してるんだーwついにまぼろしでも見えたかー?」
秀平がりんごに向かって話してきた。
「べ、別に何でもないよ・・・」
コロンは急いでポケットの中に隠れる。隠れる必要ないのに。秀平がりんごの目の前にやってくる。
(ち、ちかい・・・)
お互い、顔がぶつかりそうになった。
「なんか隠してんだろ。お前、ほんと分かりやすいよなw」
「だから、何でもないって!」
りんごは、つい怒鳴ってしまう。
「ま、いいけど。せいぜい、がんばれよw」
なんて失礼な奴なんだ。秀平はそう言って、そのまま立ち去ってしまった。りんごは悔しくて顔をしかめる。秀平は、小学生の頃からそうだったんだ。身長が小さいのを理由に、いつもいじってきて。最近では、「お前、ほんと胸ないよなw」とか言ってくるようになった。それで、はあ!?女子にそういうこと言う!?こっちだって、胸がないのはコンプレックスなんだよ!それをわざわざ、言ってくんな!とか、思ったりして。でも、言い返すことは出来ない。りんごは昔から弱くて、けんかとかは苦手だから。さて、りんごは気持ちを切り替えて、もう1回魔法にチャレンジしてみた。しかし、やはり教科書はびくともしない。幸い、他の人もまだ出来てないけど。魔法は想像以上に難しいと思う、りんごなのだった。
ああ、ネタが少ない!もう少し頑張らないと!次回はとりあえず、物や人を浮かす魔法について書いていきます。ちなみに、一元魔法は全部で11種類考えております。とりあえず、ゆっくりとした展開で書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!そして、段々と他のキャラも登場させていきたいと思っております。いつかはクラスの人たちの、まだ紹介していない人も紹介していき、りんごの友達になるという展開に出来たらなと思っております。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
Q これってやばいんじゃないですか?
A これくらいは、中学生にはよくあることですよ、はい。別に、一種の少女漫画としてみれば、何の問題もありません。別に、性とかそういうのじゃありませんし。