コメディ・ライト小説(新)

第10話 物や人を浮かす魔法 ( No.12 )
日時: 2025/01/23 07:34
名前: 小説嫌いな医師 (ID: lCrzzWFh)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14085

※今まで(最初を除く)、作家プロフィールのURLを間違えて提示してしまい、申し訳ございませんでした。

今まで、「フルーツ・ランク」をお読みいただき、本当にありがとうございます。
ここで、重大発表がありますので、お知らせいたします。すでに、提示版の方を見ている方はご存じかもしれませんが、なんと、れもんさんとコラボすることになりました!(と言っても、私から話を掛けたのですが)なので、この小説の、のちに紹介されることとなる「れもん」というキャラは、れもんさんが考えてくれた設定を基にして作っています。初めてのコラボとなりますので、上手くいくかは分かりませんが、いずれ「れもん」というキャラが登場することを、頭の中に入れておいてくれればなと思います。

物や人を浮かす魔法。それは、一元魔法の一番基本の魔法でありながらも、なかなか初心者には難しいものである。
「動け!動け!」
りんごが何度言っても、教科書はびくともしなかった。それどころか、もう5時間目はあと、5分で終わってしまう。急がないとまずい。そう、教科書をこの時間内に動かすことが出来なかった場合、家で帰ってきてタブレットのカメラ機能で、動画を撮るのだ。そして、それを後日、提出しなければならなくなる。家でやるのは面倒だし、何よりプライベート時間がつぶれてしまうのは嫌だ。みんな、その一心に必死に魔法を唱えている感じだ。しかし、どうしても教科書を浮かすことはできない。
「教科書を浮かせられなきゃ、他の物なんて到底むりですよ。さ、残りあと3分。頑張ってください」
こっちだって必死に頑張っているのに、そう言われるとなんかむかつく。
「コロ~ン・・・助けて~・・・」
りんごは、ついにあきらめ、コロンに助けを呼んだ。しかし、コロンはポケットから出てこなかった。
「もう、こんなときに!」
コロンはびくともしなかった。せっかく、コロンに時間を止めてもらおうと思ったが、この様子では無理そうだ。こうなったら、あと3分以内に魔法を成功させるしか方法はない。そうしないと、宿題になってしまうのだから。
(魔法って、こんなに難しいんだ・・・)
そして、りんごは初めて魔法の難しさを知った。そして、みんなの着ていた服が元に戻る。魔法の力が消えたんだ。きっと、この「フルーツ・チェンジ」にも、時間制限があったのだ。だから、着ていた服が元に戻ってしまった。たしか、「フルーツ・チェンジ」を唱えたのは、今から30分前。つまり、効果は30分くらいといったところだろうか。もう少し、さっきの衣装でいたかったなと思ったが、りんごはあきらめた。また、魔法を唱えてもいいのだが、そんなことをしていたら、すぐに時間が過ぎてしまうだろう。もう、宿題を減らすために、この作業は1秒たりとも見逃せなかった。そして、ついに残り2分。4人ほどが成功していた。ほんのわずかだが、教科書が見事に浮いている。
「おお!教科書を浮かせることができましたね。これからも、毎日練習をして、教科書を天井の上まで浮かせられるようにしましょう!」
先生は、興奮状態だった。それに引き換え、りんごは全くできる気配がない。今日は、もう無理なのだろうか。でも、それでもいいと思った。なぜなら、秀平と大樹も、まだできていないのだから。

とりあえず、短編となりましたが、今回はここで終了とさせていただきます。もし、ご感想やご意見などがありましたら、コメントにて提示をお願いいたします。それでは、また午後に書きますので、よろしくお願いいたします。

小説好きな医師が体調不良、そして小説カキコを終了しました。今まで、1か月という短い期間でしたが、「日アイ」などの小説を手掛けており、皆様を圧倒したところ、閲覧回数も400回を超えており、すごいなと思いました。きっと、またどこかでお会いできることを楽しみにしております。もし、あなたが小説好きな医師なのであれば、早期の復帰を期待しております。どうか、一生のライバルでいてください。