コメディ・ライト小説(新)

第11話 結局 ( No.13 )
日時: 2025/01/22 18:25
名前: 小説嫌いな医師 (ID: lCrzzWFh)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14085

閲覧回数が200回を突破しました!1週間という事で、ちょっと時間が掛かってしまいましたが、とりあえずって感じですね!ただ、「日アイ」は閲覧回数がすでに、400回を超えているので、それに超すよう、頑張りたいです。

[とあるコメント広場]
「なんかさ、読んでみたけどいまいちだよねw」
「そうそう、魔法使いの話になってから、急に現実的じゃなくなったw」
「コラボっていうけどさ、上手くいくのかなあ」
「作者によるんじゃない?」
「なんか、もう少し詳しく文を書いてくれればなあ」
「更新がおそい!早くしろ!」

あらら、結構やばいですね。更新については、本当に申し訳ございません。あと、その他は現状の私では、厳しい課題です。更新は、なるはやでやっていきますね。更新が、なぜおそいかって?さぼりです(おい!)。

そして、結局5時間目のチャイムは鳴ってしまった。
りんごを含めた19人は、宿題という形になった。しかし、りんごはそれどころじゃなかった。休み時間、りんごはぐったりと寝ている。とにかく疲れた。初めて使ってみた魔法、それがこんなに体力の要るものだとは思わなかった。りんごはこの時、初めてコロンの凄さを知ったのだ。時間をいつでも止められるコロンは、魔法を使いこなしている感じがする。しかし、それには相当な時間が掛かったのだろう。自分には到底まねできないなと思った、りんごなのだった。

りんごはしばらくして、目を覚ました。すでに、6時間目の授業が始まっていた。全くチャイム音に気づかなかった。いつの間に始まっていたのだろう。周りが立っていたので、りんごも急いで立つ。ちなみに、6時間目は数学だ。そう、りんごの一番嫌いな授業である。数学は、正直、必要ないと思っている。だって、数学をやったところで、今の時代は電卓アプリといったものがあるのだから、計算する必要なんてない(どこかで聞いたセリフ・・・?)とりんごは思っていた。
そして、号令が終わった後、先生は話し始めた。
「では、数学の授業を始めます・・・と思ったのですが、さっきの魔法が使えない人があまりにも多すぎたので、もう1回やってもらいたいと思います。すでに出来るという人は、さらに高く浮かせるようになる練習をしてみてください。あ、あと、先生は会議だから職員室に言っちゃうけど、静かにしてるのよ」
先生は、そのまま教室を去ってしまった。さて、先生は教室に居ない。これは、まずい状態だ。何やら、こそこそ話が聞こえてきた。
「なあ、魔法って人生に必要あると思う?」
「絶対ないだろwでも、ここに入学してきたんなら使えた方がいいけどな」
大樹と秀平が喋っているのが聞こえた。どうやら、りんごのことではないらしい。さて、安心したし寝よう。そう思ったのだが、いきなりドーンと大きな足音が聞こえた。そちらを向くと、男子が飛び跳ねていた。一体、何をしているのだろう。まあ、バカな男子だから、またくだらないことだろうけど。
「くそ!浮かねえ!」
「もっと高くジャンプするんだ!」
どーん!どーん!
男子によって、さらに足音は大きくなっていった。さすがに、それを見ていた他の女子が言い出す。
「ねえ、男子!そろそろやめようよ」
「そうよ!静かにしてって先生に言われたでしょ!」
しかし、女子が叱っている中、男子は聞く耳をもたない。男子は、こういう時は馬耳東風なのだ。その時、バタン!と先生が教室のドアを勢いよく開ける。ジャンプしていた男子も、すぐにやめた。
「せ、先生、どうしたんすか?」
秀平が問う。
「あのねえ、あんたたちのせいで、会議に集中できないのよ!」
「えっ・・・」
男子はおどろく。そうだった、職員室は、この教室の下にあるのだ。つまり、めちゃくちゃ職員室に、足音が響いていたという事か。それを察した瞬間、男子は恥ずかしくなった。
「もう、これ以上邪魔しないでください!」
そう言って先生は、再び職員室へ戻った。男子は、先生が教室を出たのを確認し、愚痴を吐く。
「ちぇっ、あれくらいで怒るとか、器の小さい人だなあ」
秀平が言う。
「だよなwほんと、先生がいなけりゃ、もっと楽しい事できるのにさあ」
大樹も頷く。
女子は、男子の事をにらんでいた。男子は、机の上に座っていた。足をぶらぶらとばたつかせている。ほんと、常識を守れないのが、このクラスの男子だ。女子も、さすがにあきれてしまい、魔法を唱えることに励むこととした。りんごも同様だった。
今度こそ、絶対できる・・・。
そう思いながら、心を込めて魔法を唱える。
「教科書、動け!」
すると、ほんの数ミリだが、教科書が一瞬だけ浮いた気がした。やっと、出来たんだ。魔法使いに比べれば、まだまだだけど、魔法を使う事ができたことに、りんごは嬉しくなっていた。
「浮いた!浮いたよ!」
コロンに急いで報告する。
「ふーん、よかったね。じゃあ、今度はもっと浮かせてみてよ」
コロンは、あまり興味が無さそうだ。
「なに、その言い方!だって、すごくない!?魔法が私にも使えたんだよ!」
りんごは少しむっとなった。
「魔法は使えて当然だよ。だって、その服には魔法の力が込められてるもん」
コロンが正論を言う。
「それは・・・そうだけど・・・・」
りんごは言い返せなくなる。
「それより、早く続けてよ」
コロンが言う。なんか、上から目線なんだよなあ。
「分かってる!」
りんごはそう言って、魔法を唱えるのを続けた。やっと、この時から達成感を得られ、魔法が楽しいと思い始めるようになったのだ。

次回は、新しい転校生を登場させようと思います。誰が来るかはお楽しみです。もしかしたら、りんごと友達になるかも・・・。そして、段々と秀平や大樹の方も関係性を表していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

※次回は長くなるかもしれません。