コメディ・ライト小説(新)
- 第14話 そして、コロンは・・・ ( No.18 )
- 日時: 2025/01/27 07:50
- 名前: 小説嫌いな医師 (ID: lCrzzWFh)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ついに、第1話の連載から11日が経ちました。これからも、なるべく早めにお話を投稿させていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いいたします。
[とあるコメント広場]
「なんかさ、微妙って思ったけど、意外と泣けてくる!」
「面白いけど、なんか物足りないような・・・」
「なんかさ、主人公をいじるクラスの男子も悪いけど、その主人公を不幸な設定にした作者も悪いよね・・・」
「そうそう、ぜったい作者、中身はやばいって!」
「うわー!コロンうらやましー!俺もりんごちゃんに可愛がられたいー!」
コメント広場、結構荒れてますねえ。ちなみに、このコメント広場とは、皆様が思っていると思われる感想を書いている広場です。もし、コメントが書きにくいのであれば、コメント広場を参考にしていただければと思います。
自分で出したコメントを、自分で回答するのもあれですが、とりあえず回答しておきます。まず、1人目は、「意外と泣けてくる!」とコメントしてくださり、ありがとうございます。これからも、そういったシーンを増やしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。2人目、何が物足りないのか、具体的に書いてくださるとありがたいです。現状ですと、これ以上面白くするのは、私の技術的には無理です。しかし、具体的に書いてくだされば、それを反映することはできますので、具体的に書いていただければと思います。3人目、作者が悪い?たしかに作者は少女好きですよ?何か悪いですか?別に、フィクションなんですから、好きに書いてもいいですよね?たしかに、私がお話の設定は決めましたが、それで私が悪いとか言われても、あまり刺さらないですよ。もう少し、まともな文をお願いいたします。4人目、お言葉ですが、作者の中身を探るようなことはしないでください。作者がどうとかはどうでもいいので、とにかく小説の方のコメントをお願いいたします。なんで、そんな作者の中身、気にするのよ!作者の中身?空っぽよ、空っぽ!5人目、あっ、そう。じゃあ、努力すれば?そうすれば、あなたも少しはかわいがられるんじゃない?まあ、どうすればいいかは知らないけど。
※長文でごめんなさい。
行方不明になってしまったコロンは、果たして見つかるのか・・・。
翌日・・・。
まだ、コロンは見つからなかった。
りんごは、昨日は夜も眠れなかったため、寝不足だった。
とりあえず、戻ってきているかもしれないと、自分のポケットを手探りしてみる。
しかし、ポケットに入っていたのはハンカチのみ。やはり、コロンは戻ってきていなかった。
「早くしなさーい。また遅刻になるわよー!」
母がこちらに向かってさけぶ。りんごは、今それどころではない。
「・・・・・・」
「もうっ!」
母が階段を上がってくる。そして、りんごの部屋のとびらを開ける。
「早くしなさい!・・・って・・・ん?」
りんごがいない。どこにも見当たらない。どこかに隠れているんだと思い、机の下などを探してみたが、見つかることはなかった。
「り・・・り・・・りんごお!!」
母がいくら呼んでも、返ってくることはなかった。
とりあえず、家から脱出できたりんご。制服も着ずに、パジャマのまま走っていた。
(コロンを・・・探さないと・・・)
今頃、コロンはどこかで泣いているにちがいない。
通学路をもう1回探してみる。すると、後ろから秀平に声を掛けられる。隣には大樹もいた。
「おい、なんだよその姿wこのまま学校行くきか?」
秀平があおってきた。大樹もにやにやとしている。
「ち、ちがうよ!ただ、その・・・コロンを探してるだけ・・・」
りんごは心細くなる。
「コロン?なんじゃそりゃ?変な名前wそれよりさ、お前、その格好で家出てきたのかよwついに、常識も忘れてしまったか?」
秀平のあおりが止まらない。
「んっ!」
りんごはその場から離れる。とにかく、秀平の話をこれ以上聞きたくない。
「おい!学校はこっちだぞ!なんで、そっち行くんだよ!」
みんなにパジャマ姿を見られたくなかったので、通学路を反対方向に走る。そして、ゆっくりと止まった。
もう、コロンはいないんだ・・・。
これだけ探しても行方不明。諦めるしかないと思っていた、そのときだった。
コロンが目の前の物陰から、こっそりと現れる。コロンはもじもじとしていた。
「あの・・・昨日は・・・本当にごめ・・・」
「・・・コロン!」
りんごはコロンの方へ向かって走り、ぎゅっと抱きしめた。
りんごは泣いていた。抱きしめていた手を少し離し、りんごはコロンの方を向く。
「ごめんね・・・昨日は、あんなことを言って・・・」
「ううん、ぼくの方こそ、ごめん。りんごちゃんの気持ち、何もわかってあげられなくて・・・」
「コロン、大好きだからね・・・」
再び抱きしめられる。そのやさしい言葉に、コロンは顔が赤くなる。
「・・・ぷはっ!」
りんごの腕から、コロンは無理やり顔を出した。
「・・・あの、そろそろ遅刻しちゃうよ・・・?それと、なんでパジャマなの・・・?」
コロンが疑問に聞く。
「あ、えーっと・・・」
りんごは呆然とする。
「まったく!ほら、時間止めててあげるから!」
「ほんと、ごめん!急いで着替えるね!」
果たして、りんごにとっての急ぎとは、どれくらいなのだろうか。
りんごは、急いで家に帰り、そして着替え、荷物を準備して学校に向かったのだった。
結局、学校には20分遅れで着いたらしい。けど、りんごはこの生活が大好きだと思った。
(自分は、いろいろだめなところがあるけど、それをコロンが助けてくれて・・・それから、なぜか学校も楽しくなってきたような気がする。これからも、コロンと一緒に・・・過ごしていきたいな・・・)
昇降口でボーっとしているりんごに、コロンが声をかける。
「りんごちゃん!ぼーっとしてないで早くして!すでに時間は遅れてるんだよ!」
「別にいいじゃん!」
あせるコロンに、りんごは余裕でいる。まるで正反対だ。
(すでに遅れているのに、急ぐ必要ある?それに、私はこうやってコロンと会話している時間が好きだから・・・だから・・・)
「コロン・・・これからも、いろいろあると思うけど、よろしくね!」
りんごはこちらを向いて、笑って見せる。その笑顔は自然そのものだった。
「な、それよりっ!早く教室行くよ!」
コロンは恥ずかしがっているようだった。
「・・・そうだね。あのさ、今日の授業ってなんだっけ?」
コロンとりんごは、教室に向かって進みだす。
「今日の授業は・・・」
こうして、また私たちの日常は始まっていく・・・。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次回は今日の午後に投稿する予定ですので、
よろしくお願いいたします。