コメディ・ライト小説(新)

第五話 ( No.11 )
日時: 2025/02/02 20:06
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

次の日

私は学校へ行きたくなかった。
というより学校へ行ける気力がなかった。

でも児童養護施設の先生は
『その子ならきっと大丈夫よ』
といって学校へ行くことを勧めてくるから
仕方なく学校へ行った

これから数十分後…

とうとう学校へ着いてしまった。
私は燈に会うのが怖くて、ただただ立ち尽くしている。

燈「舞ちゃん…」

舞「あっ!あか…燈…ちゃん‥…」

…声をかけられてしまった…
なにを言われるのだろう「絶交して」「もう話しかけないで」「気持ち悪い…」
考えるだけでもじわじわと不安になって、勝手に1人で辛くなってしまう。
もうなんでもいい
何を言うんだ
かかってこい!!

燈「おはよう!今日部活決めるって!一緒のとこ入りたいね!」

舞「え……??」

覚悟して身構えていた私にかかった言葉は、普通の「トモダチ」のような会話だった

燈「『えっ』てどうしたの?何か、変なこと言ったかな?」

燈は不思議そうに首をかしげる

舞「だって…昨日‥笑えなくて…気持ち悪いかなって…」



燈「…なんでっ!?」

え…?
私はびっくりした。笑わない人間なんて、気持ち悪いって思われると思った。
だから、『なんで?』って言われると、予想外でびっくりした。

燈「笑えないのが気持ち悪いなんて、おかしいよ!!」

燈は凛とした声で、私に訴えかける。

舞(笑えないのって…気持ち悪く…ないの?)

今まで、いや、小学生の時…
どんなに楽しくても、嬉しくても、笑いたいって思っても…
ちゃんと笑えなかった。
そんな私を…クラスの女の子、男の子…そして先生にも気持ち悪がられた。
だから、トモダチなんいなくても無理ない。

私は…気持ち悪いから

でも、燈は…
おかしいって…言ってくれた。
自分で受け入れてるつもりでも…
完全に受け入れられなかった…
『笑わない人間は気持ち悪い』
と言う言葉…

燈「舞ちゃん…」

舞「…何…」

燈「一緒に笑えるようになろう!」

舞「!?」