コメディ・ライト小説(新)

第二話 ( No.3 )
日時: 2025/02/02 12:30
名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096

舞「ああ、はい…」

右隣を向くと、丸メガネをかけて、黒髪をポンパドールにした女の子がいた。

???「小倉さん、その本好きなの?」

丸メガネの子は、私の持っている児童向けの小説を指さした。

舞「!!!あ、その…」

私は咄嗟に本を隠した。
中学生でで児童向け小説を見ているのが恥かしかったからだ。
すると丸メガネの子は頬をピカピカさせて色々語ってきた。

???「私もその小説大好きなのー!!!だってさ、この主人公の行動!!そもそも人の心がないからさぁ、行動が読めなくて面白いよね!!しかも、仲間のリアクションも超いいしー、感動シーンとかいっぱいあって、心動かされちゃうよねー!それに…」

舞「え°っっ」

私は思ってた反応と違くて、思わず変な声が出た。
するとその丸メガネの子が、興奮しながら言った。

燈「私宮本燈みやもとあかり!ねぇ、私と友達にならない!?」

舞「えっ…ト、トモダチ…?」

初めて言われた言葉に、私は動揺が隠しきれない。

燈「大丈夫?舞ちゃん…?」

舞「ツゥゥ…」

私の頬に涙が伝う。
なぜか私は、初めて言われた
「友達なろう」
に、感動してしまったようだ。

舞「私が‥トモダチで…いいの?」

燈「もちろん!」

私は、今日…
初めて「トモダチ」を作れた。