コメディ・ライト小説(新)
- 第三話 ( No.9 )
- 日時: 2025/02/02 16:05
- 名前: ひな (ID: UgVNLVY0)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14096
次の日
カラッと晴れた青空が綺麗で、気持ちいい天気だ。
私が校門前で空を見ていると、燈が遠くから手を振ってきた。
燈「おはよー!」
舞「あ…な、なに?」
燈「なにって、朝の挨拶だよー」
舞「あ、そっか。おはよう…」
燈は少し不思議そうな顔をしたが、すぐに元の笑顔に戻った。
私が昇降口まで歩いていると、燈もついてくる。
私は不思議に思って燈に問いかけた。
舞「ついてくの?」
燈「うん!」
燈は答えるとスキップ気味に昇降口へ向かった
燈もいい天気がうれしいのかな?と私は思った。
それから数分後
先生「朝のホームルーム始まりまーす」
今日は朝っぱらからホームルームというものをするらしい。
ホームルームは、中学校や高校などで朝に行う話らしいが…
先生「今日は初めてだし、自己紹介でもしよーか!」
と言っているので、今日は自己紹介をするらしい
私がぼーっと黒板を眺めていると、燈が耳元で囁いてきた。
燈「舞ちゃん!自己紹介はね、舞ちゃんをよく知ってもらうためにすごい大事だから!頑張って発表した方がいいよ!」
舞「え、うん…」
自己紹介なんて、名前とか、好きな食べ物とか言って、終わりーみたいな…
そんなので頑張っても、なにになるんだろ…
先生「それでは1番、A山さん」
A山「はい!」
元気よく返事をして、髪を二つ結びにした女の子が立ち上がった。
A山「A山A子です!好きな食べ物はいちごです!みんなと仲良くしたいです!」
A山さんはそう言ってぺこりとお辞儀をした。
それと同時にクラス中が手を叩いて拍手をする。
舞(あー…親しくなりたいわけじゃない人の自己紹介とか、だるいなぁ」
私はあまりにも自己紹介がつまらなくて、ウトウトしてきた。
先生「それでは…8番!小倉さん!」
舞「はっ!!」
先生に名前を呼ばれた気がして、私はすぐに目覚めた。
舞「あぁ…そっか、自己紹介…」
私は少しつぶやいてから眠気の抜けない体を起こした。
舞(自己紹介かぁ…緊張するな…)