コメディ・ライト小説(新)

スカート捲りは極秘の技 ( No.2 )
日時: 2025/05/30 05:53
名前: 星郁代 (ID: lCrzzWFh)

「あ、ちょうどいいところに女の子がっ!」
 背の高く白髭をした人物は、そう言った。

 その女の子は、黒髪は長くオシャレな格好をしていてミニスカートを着ていた。
 この辺では、あまり見かけない顔だ。

「あの……魔力使っても、いいですか……?」

 直接やるよりも魔力を使用した方が、精神的にも安全だ。

「何を言ってるんだ!! 魔力を摂取するのに使用してたら、意味がないだろ!!
大体、それじゃ、ただの魔力吸収と変わらない!!」

 魔力吸収とは、魔力を吸収する能力だが、魔力吸収には様々な種類がある。
 その一つが、今回の裏ワザだ。

 この裏ワザは、特殊な行為をすることにより、魔力吸収の時の魔力が倍に上がる。
 そこに魔力を使用してしまっては、プラマイゼロという訳だ。

「さあ、早くやらないと行ってしまうぞ」

「いや、でも……」
 初対面の人にやるなんて、よほどの勇気がないと無理だ。

「仕方ないな、それっ!」
 彼は、男の子の背中を押し出した。男の子は押し出され、女の子の真後ろに立つ。

 今だ……!!

 ずばっ!!
 そのまま女の子のスカートを、一気に捲り上げた。目の前に黒いパンツが見える。

 出来たという快感がきて嬉しかった。

 その後、女の子はすぐにスカートの後ろを隠し、こちらを振り向いた。
 男の子は当然のように顔を叩かれた。


「いててっ! でも、これ凄いですね……本当に魔力が貯まった気がします……そうだ、貴方のことを先生と呼ばせていただけませんか!」

「勿論いいよ。これからも、もっとスカート捲りをして魔力を集めるんだよ」

「はい、先生!」

 二人はこうして、仲良くなったのだった。