コメディ・ライト小説(新)

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もしも世界に自分が二人いるのなら
日時: 2017/08/14 13:31
名前: 岸本利緒奈 ◆YVidvJ3dh2 (ID: GfbO1Kzf)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11925

───この世界には、自分が『二人』いるらしい。
顔も、体型も、身長も同じだ。
しかし、性格は正反対。だから、もう一人の『自分』と付き合うのがとても難しいという。
ドッペルゲンガーと違うのは、会っても死なないということだ。

これは、ある『少年』と、もう一人の『少年』のお話し。
性格の全く違う二人が『自分』を信じて突き進む話。

●目次

キャラクター紹介
>>3
1.唐突な出来事
>>4 >>5 >>8 >>9 >>
2.日常が変わる
>>
3.異変に気づく
>>
4.世界が崩壊する日
>>
5.自分を信じて
>>
6.別れる勇気
>>
7.もしも世界に自分が二人いるのなら
>>
あとがき
-もしも最後まで小説を読んでくれたなら-
>>


●素敵なメッセージ、ありがとうございます!
・四季さん
>>1-2 >>6-7

Re: もしも世界に自分が二人いるのなら ( No.1 )
日時: 2017/07/30 18:53
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2 (ID: REqfEapt)

こんばんは、四季です。
ちらっと覗いてみたのですが面白そうだったのでコメントさせていただきました。本編始まってもいないのにすみません。
性格だけが正反対という設定が個性的で面白そうですね。見た目がまったく同じ故の問題なんかもありそうですし……。
また覗かせていただきます!更新楽しみにしています。

Re: もしも世界に自分が二人いるのなら ( No.2 )
日時: 2017/07/30 19:03
名前: 岸本利緒奈 ◆YVidvJ3dh2 (ID: GfbO1Kzf)

>>1
ありがとうございます!

四季さんの作品も面白いですよ。出来にはいつも脱帽します。
本編まだ書いてませんが...これからおたのしみに。

キャラクター紹介 ( No.3 )
日時: 2017/07/30 21:00
名前: 岸本利緒奈 ◆YVidvJ3dh2 (ID: GfbO1Kzf)

●キャラが増えれば更新します。

中橋なかはし 敬一けいいち
年齢:14歳
性別:男
性格・概要:野球部所属。明るくてポジティブ。けれど細かいことは気にしないで行動してしまい、少し自分勝手なところも見せる。
彼はある日突然、もう一人の『中橋敬一』と出会うことになる。

赤野あかの 椿つばき
年齢:13歳
性別:女
性格・概要:美術部所属。綺麗で美しいものが大好きで、死んだ兄から貰ったガーベラの花飾りを大切にしている。物静かで、一人でいることが多い。

南川みなみがわ 直樹なおき
年齢:14歳
性別:男
性格・概要:陸上部(100m)所属。魂がめらめらと燃える熱血漢。頭もよく、中間テストの順位は20位以内に入っている。ただ、おっちょこちょいな一面も。

1.唐突な出来事 ( No.4 )
日時: 2017/08/04 15:00
名前: 岸本利緒奈 ◆YVidvJ3dh2 (ID: GfbO1Kzf)

カキィイイン!
俺の打ったボールがいい音を響かせて、青く塗りつぶされた大空へと高く飛んで行く。
よっしゃあ!あとは全力で走れば!
...と思ったら。
ピピィー!!
「アウトォー!」
ふっふっふ、俺って凄いな、アウトしちゃうなんて。
...アウト!?
よく見ると、守備側はとっくに俺の打ったボールをグローブでしっかり掴んでいて、俺はまだ一塁いちるいにも及ばない距離で止まっていた。
どうやら俺の打ったボールに見とれて、立ち止まってしまったらしい。
そ、そんなぁー...。トホホ。
そうがっかりしたけど、練習試合が終わり、みんなが笑って帰りの準備をしているのを見て、「まあいいか」と思った。

おっと、自己紹介忘れてた。
俺は中橋敬一(なかはしけいいち)。野球部所属のスポーツ万能なじゃ中学二年生。野球は大得意のスポーツで、特にバッターが上手いんだけど...あー、さっきのは無念だった。ハッハッハ。...笑えねー。
話がずれたな。...まあ、頭はいいんだぜ!前の中間テストでは百六五人中、百六二位だったんだ!
...え、頭悪すぎだろ、だって?いやいや、普通はビリと一点、二点を争うほどの点数なんだぜ。そう考えると、天才だなって思えるだろ?ふっ。

そういや、今日は母ちゃんが仕事でいねえんだった。よっしゃ、ゲームやりまくってやる!そして母ちゃんのカレーライスの中に福神漬けつけてやる!母ちゃん、福神漬け嫌いなんだ。
そんなこと考えているうちに、あっという間に俺の家へ到着。
鍵を鍵穴にさしてと。
ガチャ。
「ただいまー!」
靴を今すぐに脱ごうとしたとき。
「お帰り」
...え。
俺はバッグをソッと置き、声のした方へ行く。
リビングを見たその瞬間、俺の背筋を、冷たい汗が通った。
当然だろ、だってやつは...

俺と同じだったんだもの。

>>5


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