コメディ・ライト小説(新)

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空に輝く二つの月。
日時: 2018/01/16 23:08
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=38336

こんにちは!
……初めましての方はお見知りおきを──。
てるてる522と申します((。´・ω・)。´_ _))

今回なぜこの小説を書き始めようと思ったのかは、単純に案が浮かび色々練った構造が固まってきたから……というのもありますが、URL先(メインで執筆させて頂いている作品になります。)の小説がイマイチ進まなくて……。

多分スランプとは違います。←
スランプといえるほど、執筆している訳ではないので……。


ちなみに今回も恋愛ものになっています。
やはり、私はファンタジーを書ける想像力も無ければ、歴史ものを書ける知識も無く──だからと言って、恋愛ものが簡単、という訳でも無いです(((;°▽°))

本当に小説は読むのも書くのも奥が深いです……。


この小説を執筆したことで少しでも自分にプラスになればいいなぁ、という思いで書きます!〆(・ω・o)

オリキャラ募集もしているので是非ご応募下さいm(*_ _)m
下に応募用紙があります。

【作者情報※】
中2女子
主にコメディライト板で執筆している
自由奔放 マイペース 亀更新
コメント アドバイス……テンション↑↑

所謂「超単純人間」ですね(´艸`o)


【注意事項※】
①荒らし→スルー(管理人様の方へ報告)
②なりすまし→スルー(管理人様の方へ報告)
③更新スピードはこれ以上上げられません(´×ω×`)
④駄作です
⑤本当に駄作です
⑥最後にもう一度、駄作です


【来て下さったお客様】
「Thank you」
・立山桜様
・わんこ様
・柩詩様
・花野 千聖様
・ゴマ猫様
・上瀬冬菜様
・モズ様
・心里様
・薄葉あた丸様
・マル彦様
・いろはうた様
・みかんさいだーくろーばー様
・氷室様
・カシスオレンジ様
・チェリーソーダ様
・夏胡様
・四季様
・ひなた様
・るりりん様
・ちくない様


【小説情報】
執筆開始 2016.10.11
執筆終了
参照100突破……2016.10.16 >>19 「お礼ページ」
参照200突破……2016.10.25 >>22 「作者×月×月talk!!」
参照300&400突破……2016.11.12>>26「井筒月()」
参照500&600突破……2016.12.4>>33「制服(女子)」
参照700&800突破……2016.12.28>>44「制服(男子)+デフォルメ」
参照900突破……2017.1.7>>48 「井筒月」
参照1000突破……2017.1.28>>55「作者×月×月×陽×星talk!!」
参照1100突破……2017.2.10>>62「井筒月&小貫陽」
参照1200&1300突破……2017.3.17>>80「月×月×陽×星 関係図」
参照1400突破……2017.4.8>>90「お礼ページ2」
参照1500&1600突破……2017.6.4>>103「井筒月&美作月 制服絵」
参照1700~1950突破……2017.9.3>>115「月×陽×奏帆×南 季節イラスト(仮)」
新年記念イラスト……2018.1.2>>133「バレー部女子」

【小説内容】
*登場人物
>>2

*オリキャラ一覧
>>11「御坂楓花」柩詩様より
>>13「佐々野雨斗」柩詩様より
>>16「立花蕾」花野 千聖様より
>>37「秋山雪樹」立山桜様より
>>78「草野未空」カシスオレンジ様より

*prologue
>>8

*本編
「第一章」
>>9-10>>15>>18>>20-21>>23>>27

「第二章」
〜美作月〜
>>30>>39-41
〜神崎つくし〜
>>45>>49-50
~高天星~
>>59>>65-66
~小貫陽~
>>67>>84-85
~高階楓夏~
>>86-87

「第三章」
>>93-94>>97>>107>>109-110>>114

「第四章」
>>123-124>>127-130>>136

【オリキャラ応募用紙】
1【名前(自然(風や花など)のものが入っている)】
2【ふりがな】
3【性別】
4【容姿】
5【性格】
6【登場人物との関係】
7【サンボ】
8【備考】

*容姿……見た目などのこと
*サンボ……サンプルボイス(無くても可)
*備考……その他あれば(空欄可能)



──二つの月。────

Re: 【オリキャラ募集】空に輝く二つの月。【コメント募集中】 ( No.124 )
日時: 2017/10/02 21:34
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

*


「ゆえー、部活行こ!」
帰りのHRが終わって、ふうちゃんとようちゃんが私の元にやってきた。
「あっ、ごめんふうちゃんとようちゃん。私今日から当分体育祭の実行委員の集まりあるから、遅れて行くことになりそう……」
「そっか、今日から活動開始か! 頑張ってね」
「手伝えることあったら言って」

私は胸がいっぱいになって、感謝の思いを込めて笑顔で返した。



「井筒行こーぜー」
声の方へ顔を向けると、ドアの前に立った美作が目に入る。
普段は真っ先に教室を飛び出して、グラウンドへ向かっている美作がここにいるのはなんだか不思議な感じだ。

「ごめん!」
鞄を肩にかけ直して、私はそっちへ走っていった。

まだ開けっ放しの窓から入り込んだ風が、ぶわっとカーテンを広げた。


*


「……というわけで、まずはクラス内で100m走のタイム順に紅白を分けて均等になるようにしておいてください」
──やばい。 うとうとしててあまり話聞いてなかったや……。


知らない先輩や、他クラスの人に囲まれたここの雰囲気はあまり好きではない。
唯一、知り合いに含まれる美作は……──目をやると今まで見たことのないような顔つきで話を聞いていた。


体育祭に対して、真剣なんだな。
私は改めて、自分の中途半端さを突きつけられて、たじろいでいる。

口だけで、クラスリレー優勝!……とか言ってる私とは違って、本気でそれを目指してる。 このままじゃ私だめじゃん。


集まりが終わったあと、私は昇降口で靴を履いている美作に向けて言った。
「美作、はさ本気なんだね」
変に名前とそれに続く言葉の間に空間が出来てしまった。

「まぁな。……お前は、適当なのかよ?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「ふーん」

「……なんか、私と美作じゃ思いっていうのかな──そういうのが全然違うなって思って」
「あー。 なんつか、別にいいんじゃねーの? 人それぞれだし」
「そうなんだけどさ……」

なんかまだ突っかかる。
──多分このモヤモヤは、私が体育祭の実行委員をやり遂げたら消える気がする。

断言できないけど、そう感じるんだからやり遂げるしかない。


「私も頑張るから!」
「──……!」

なんか後ろ美作が言っていたけど、なりふり構わず私は昇降口を走って出た。


あと体育祭まで2週間。
けして長いとは言えないこの期間内に、私は今のクラスに対して何が出来るんだろう──。


**


もうじき、執筆はじめて1年経ちます(*・ω・)*_ _)
全然ストーリー進んでなくてすみません(((;°▽°))

byてるてる522

Re: 【オリキャラ募集】空に輝く二つの月。【コメント募集中】 ( No.125 )
日時: 2017/10/06 18:49
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2 (ID: 6Bgu9cRk)

こんばんは。突然お邪魔します、四季です。

HRだとか体育祭だとか、とても懐かしい気分になる単語がたくさんで、ウキウキしました。
青春という感じがしますね。

執筆始めて一年!とても長いですね。一個の作品をそれだけの期間書き続けてられるのが凄いと思います。

これからもてるてるさんのご活躍をお祈りしています。
執筆、楽しんで頑張って下さいね╰(*´︶`*)╯♡

Re: 【オリキャラ募集】空に輝く二つの月。【コメント募集中】 ( No.126 )
日時: 2017/10/07 19:43
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

~四季さん~

こんばんは(*・ω・)*_ _)
コメントありがとうございます!!

しばらく離れてたので、そういった中で頂けるコメントには非常に励まされます笑←

それは良かったです!(* ॑꒳ ॑* )
やっぱり学園ものはそういう単語がわんさか登場しますよねd('∀'*)

青春……いいなぁ((遠い目

もうほんとに、1年でこれだけしか進まないってどうなんでしょうかね(;・∀・)
ちょっと余談ですが、メインで執筆させて頂いてる作品ももうじき3年です笑( ・∇・)

なんていうか私は、完結まで持っていくのにえらく時間がかかるんですよね( ̄▽ ̄;)
ここ最近なんてろくに来てもいなかったので、本当に四季さんは素晴らしいなと思ってます!

尊敬に値します*. ゚(*´ω`*)゚ .*

自分なりにこれからも進めてまいります( ̄^ ̄ゞ

byてるてる522

Re: 【オリキャラ募集】空に輝く二つの月。【コメント募集中】 ( No.127 )
日時: 2017/10/17 16:02
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

*


「……以上で紅白の振り分け発表を終わりにします」
昨日の集まりで説明された、足の速さで順番に紅白を振り分けてクラスで発表を行った。
もしすごいブーイングなんかが起こったら、どう対処しようかと内心ヒヤヒヤしていたのだが、みんな私が思っていた以上に大人びていて文句を言う人は1人もいなかった。

……もしかして内心は、一緒になりたかった子となれなくて悲しがっている人もいるのかもしれないけれど個人の感情ばかり出さないというのをみんなが守れていてクラスは自然にいい雰囲気になった。



「ゆえー! 紅白の振り分け大変だったでしょー」
「お疲れ様でした!」
ようちゃんと、つくしちゃんが私にそう話しかけてくる。

「ありがと! でも全然こんなの大変じゃないよ! もっと大変なことこれから待ってるだろうし……」
「頑張ってるね」
「無理はしないでね」
私達3人のもとへスっと入ってきたふうちゃんのさりげない優しさに感激しながら、私は改めて感謝を伝えた。



私とふうちゃんは紅組。
ようちゃんとつくしちゃん、ついでに美作は白組だ。

敵同士で競い合うものがほとんどだけど、クラス対抗リレーだけは協力して行える唯一の競技なのだから、何がなんでも成功させたい。
……みんなのやる気を消さないようにしっかり練習するにはどうしたらいいんだろう。



*

次の日、初のクラス対抗リレーの朝練があった。
……けれど集まった人数はクラスの半分程度。

──昨日のHRで伝えたのに、これしか集まらないって……。

「みんな案外俺らが思ってる以上にやる気ねーのかもな」
グサッと心に刺さる、どストレートな言葉を美作は私に突き刺してきた。


「ゆえ、どうする? これしか集まんなかったし今日は……」
ようちゃんが私にそう話しかてくる。 すべて言葉を聞き終えなくても、どんなことを言おうとしてるのかなんて分かる。

「いや、やろう! 半分は集まってくれたんだし今日はこの人数でもいいからバトンパスの練習しよ!」
みんなびっくりしたような顔を向けてきた。 何よりも私も自分にびっくりした。

ずっと思ってるだけで、あまり伝えていなかった自分の気持ちを今の言葉にすごく強く込めた気がしたのだ。

「じゃあこっちに移動して~」
美作が練習用のバトンを持って、みんなの先頭に立つ。

……思ってたよりもずっと、美作は頼りになる奴だ。


──今日、私は新しい発見をした。
私や美作の思いが、今日の朝練に来なかった残り半分のみんなにも伝わってくれたらいいな──。


**

私の学校では体育祭は5月にありました。
38人の中で、36番目に走った今年のリレーは多分忘れないです←

練習では反則をして失格になったりしてしまいましたが、最終的に優勝できたのでほんとによかった。

来年もこのクラスの予定なので、どうなるのかドキドキです( ᐛ )و


byてるてる522

Re: 【オリキャラ募集】空に輝く二つの月。【コメント募集中】 ( No.128 )
日時: 2017/10/22 17:35
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

*

放課後、私と美作は作業があって2人で教室に残っていた。
まだ明るい外からは色々な部活からの掛け声だとか、ボールをつく音だとかが聞こえてくる。

「何でか、俺らは毎回ビリだよな」
「うん。 他のクラスと明らかなタイムの差があるわけじゃないし、寧ろ速いくらいなのにね」
私も美作も手を止めることなく、口を動かした。

今日を含めて2回、学年での体育祭練習が行われた。 どっちも学級対抗リレーの練習があって実際に走ってみたのだが、どっちも変わることなくビリなのだ。

最初のスタートではどっちも2位くらいでスタートとそこそこ好調な出だしだったのにも関わらず、最終的にアンカーへバトンが渡される時にはビリにまで落ちてしまっている。

練習後、アンカーの男子が全員に「もっと速く走れよ」とかなりキツい言い方をしてなんだか嫌な空気が教室全体に流れたまま各自部活へと向かったのだが、言い方に問題があったとはいえその男子の言いたいことは分かるのだ。

他のみんなだって、分かっているはず……自分たちに原因があるということを。
けれどどうしたらいいのか、分からないというのも実際のところだろう。

「……タイムは速いのに、遅いのは何でだと思う?」
美作が私に聞いてきた。 私も同じことを聞こうとしていたのだ、私は素直に分からないと伝えた。

「じゃあ、なんで隣のクラスは毎回1位なんだ?」
「それは……」
私達より、練習をしているから。


隣のクラスはいつも全員朝練に来ているように見えるし、2回学年練習でもスムーズで正確なバトンパスで──。

「そっか。 バトンパス」
「え?」
「バトンパス、じゃない? 私達の課題って」
「そうか」
美作も何か、思い当たったことがあったのか「なるほど」という顔つきをした。

今までの私達の練習は、ただ走ったりしていただけで前後のバトンパスなどの確認をあまり行っていなかった。
……明日の朝練で、もし確認を行えば明後日またある学年練習の場で何か変化が表れるかもしれない。

いきなり変化が出るか、と聞かれればそうだと即答はできないが体育祭までの追い上げでやれば何とかなるかもしれない。


この意思を、みんなに伝えるしかない。
……前後で確認し合って、バトンパスをしっかり練習しよう。


基本的なこと──それが何よりも大切で、何よりもおろそかにできないことだ。

「明日から早速やるしかねーよな!」
「もちろん! みんなに朝伝えよ!」
「そうだな」

また1つ大切なことに気がつけた。
大切なことに気づけた私達の作業の手は完全に止まっていた──。


**


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