コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 抑えられない、この気持ち
- 日時: 2017/07/09 08:52
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
こんにちは はちみつ女王様♪です!
久しぶりのスレに緊張しています。
どうか、こんなど素人が描くスレを
最後まで見届けて頂けたら幸いです!
注意
このスレは、平安時代を舞台としています。
「現代系しか無理じゃー!!」という方はすぐにUターン!!!
キャラクター紹介
玉鬘(たまかずら)
この物語の主人公。龍門寺家当主・龍門寺忠刻に仕える
女房(召使いに似てる)。絶世の美女といわれるほどの美貌をもつ。
身長よりも長い黒くてツヤツヤとした髪の毛を
おろしている。
青を中心とした十二単を着ることが多い。
龍門寺 忠刻(りゅううもんじ ただとき)
玉鬘の主。文武両道、能力多様とうたわれる、都一の美男子。
超有力貴族、龍門寺家の跡取り。
黒い、髪の毛をまとめている。
青い模様や色の入った装束又は、普段着(平安時代の男貴族の)
を着ている。
桜美の君(おうびのきみ)
龍門寺忠刻の正妻。左大臣家の姫。龍門寺忠刻以外には
冷たく接している。
茶色い髪をおろしている。
桃色を中心とした十二単を着ることが多い。
- Re: 抑えられない、この気持ち ( No.1 )
- 日時: 2017/06/02 17:16
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
葵海の君(あおうみのきみ)
龍門寺忠刻の第二夫人。屋敷の者を優しくまとめる、しっかりとした性格。
忠刻に寵愛されており、第一皇子を産んだ。
黒い髪をおろしている。
緑色の模様の入った十二単を着ることが多い。
香梅(こうばい)
都一と呼ばれる白拍子の集団に入っている、白拍子。
龍門寺家当主・忠宗に気に入られている。
茶色っぽい髪の毛をを束ねている。
オレンジ色の単を着ることが、多い。
- Re: 抑えられない、この気持ち ( No.2 )
- 日時: 2017/07/09 08:54
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
瑠璃の君(るりのきみ)
龍門寺忠刻の第三夫人。物静かな印象。
帝の四の姫。
紫色の十二単をよく着ている。
紅華の君(べにかのきみ)
龍門寺忠刻の第四夫人。
学識があり、帝に興味を持たれている。
赤色の十二単を着ている。
- Re: 抑えられない、この気持ち ( No.3 )
- 日時: 2017/07/09 08:56
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
白藤の君(はくとうのきみ)
龍門寺忠刻の第五夫人。とても気が強い。
美しい物だけを集めている。有能な職人を何人も置いており、
職人用の家も建てている。帝の長男・葵(あおい)と幼馴染で
恋人であった。
青い模様の十二単を着ている。
葵(あおい)
帝の長男で東宮。美男子で最上級の教育を受けていた。
龍門寺忠刻の第五夫人、白藤の君と恋人だったが、ある事をきっかけに
引き裂かれてしまう。
貴公子のように優しく数々の女性から恋文を貰っている。
黒い髪の毛をまとめている。
紫色の装束、又は普段着を着ている。
- Re: 抑えられない、この気持ち ( No.4 )
- 日時: 2017/06/03 23:04
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
第一章 二流貴族から一流貴族の女房へ
子供の時から夢を見ていた。お金持ちと結婚し、
面白おかしく生活すると。
父は、地方の若狭国の受領だ。しかし、家は没落しかけの
二流貴族。女房や近習にお給金を払うのも住まわせるのも
やっとなくらいである。
けれども、みんな仲良く楽しく生活している。性格豊かな、
受領の父は、若狭国の農民から好かれていて、評判も良い。
母は、帝の内親王の娘だから帝に近しい。とても優しくいかにも姫君らしいおしとやかな性格だった。だが、私が3歳の時流行病で亡くなってしまった。元々、体が弱く母の母、つまり玉鬘の祖母には降下する時
とても心配していたそうだ。そんな母を思い出すように休日にはいつも
父が母の思い出話をしてくれた。
「お前の母上は、絵巻物が大好きでよく倉に閉じこもっていたよ。」
と優しく話してくれた。
私は、父が大好きだ。なんなら一生父の元にいても良い。仲良く、
乳母の淡海と暮らして、ずうっと、ずうっと。
- Re: 抑えられない、この気持ち ( No.5 )
- 日時: 2017/06/03 23:32
- 名前: はちみつ女王様♪ (ID: tpknTIYj)
そんな、ある日。玉鬘に予想もしないような誘いがあった。
「おお、玉鬘ここにいたか。」
いつものように父が私の部屋を訪ねに来る。
今日は何のお話をしてくださるのだろう。
「何ですか、お父様。」
「玉鬘、お前に誘いがあってな。
玉鬘、龍門寺家は知っているか。」
「はい。政治の実権を握っているあの龍門寺家ですよね。
あの名門貴族と私たちがどのような関係がおありでして…?」
「実はなあ先日龍門寺家当主・忠宗様が宮へ参内なさった時、
帝がお前の話をしたらしい。それで、是非とも玉鬘を、
跡取りの忠刻様の女房にしたいと忠宗様の仰せなのだ。
応えてくれるな。」
え、私はお父様とこれからも暮らしていきたかったのに…。
だけど、お父様のためなら。
「はい。この玉鬘。お父様の仰せとあらばどんな事でも
やり遂げて見まする。」
やけに、落ち着いた口ぶりである。
「しかし、お父様とは時たま会えるのでしょう?」
これだけは、私の願いであった。
「ああ。六月に一回なら会えるであろう。
では、早速忠宗様にお伝えして来る。」
「はい。お父様。」
私は、お父様の背中をいつまでもいつまでも見ていた。
私は、きずかなかった。父を惑わす暗い影を…。
Page:1 2