コメディ・ライト小説(新)

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乙女ゲーム的な日常…にならない!? 
日時: 2019/05/19 19:36
名前: *叶* (ID: Q8MrRCmf)

幕末にタイムスリップしちゃった私。

乙女ゲームみたいな日常を体験…ってまさかのできない!?

イケメンには冷たくされるし。

でもでも、頑張ってウハウハするんだから! 

>>1-8 タイムスリップと胸キュン編

>>9-14  平助編 

>>15-22   志士のこころざし

>>23-26  平助の恋心編

>>27-30   高杉さんの妾になる!?編

>>33-38   宵のどんちゃん騒ぎ編

>>39-40    嫉妬ヤキモチ編 〈土方side〉

>>41-44    壁ドン!?編  

>>45-52    総司の好きな人!?編

>>53-58    新たなる美男子登場編

>>59-61    藤堂さんと私の縁談!?編 

>>62-64    土方さんとデート!?編 

>>65-66    嫉妬ヤキモチ編〈藤堂side〉

>>67-68    原田さんの噂話編

>>69-71    土方さんの嫉妬?編 

>>73-79    斎藤さんと喧嘩編

>>80-84    絶体絶命!?編

>>85-98    『鬼』の理由ワケ

>>99-103    高杉さんからのてがみ

第2部 恋と動乱
序幕プロローグ  >>104
登場人物      >>105

>>106-113   藤堂さんとの喧嘩編
>>114-119    藤堂さんの想い編
>>122-    「泣かさない」    
         

☆読んでくださった方☆

みかんそるべ様
ひなた様 
ゆら葵様
キイチ様

☆諸注意のような物☆→>>90 

      

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.84 )
日時: 2019/01/17 19:08
名前: *叶* (ID: mHaTlu7y)

side 藤堂平助

どどどどういう事だ!?

背中にある大好きな温もり。
春香さんの優しい声が、耳元を擽る。

「好きになっちゃいそうなんですけど‥」

顔に熱が昇る。

隣で原田さんがニヤニヤ笑いながら、

「なってしまえば良いのにな、平助」

と嫌らしく言う。
いつもなら、怒ってしまうけど。

今は耳にも入らない。

「好きですよ…」

春香さんや原田さんに聞こえないように呟いた。
           

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.85 )
日時: 2019/01/20 15:19
名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)

~何かを守るためなら人は鬼になる~

屯所に戻ってからが大変だった。

斎藤さんが蒼白になって何度も私に頭を下げ、仲直りをした。
あの山南さんでさえ青ざめていたことから、私がどれだけ無茶をしたかがわかると思う。

「とりあえず副長に無事を伝えてこい」

斎藤さんに付き添われ、私は副長室へ。
うう…めっちゃ怒られる…。

言い訳を考えながらガラリと戸を開け、土方さんのもとへ突進。

斎藤さんが心配そうに見やりながら、私に軽く頭を下げ、部屋を出て行った。

重い沈黙があたりを包む。

やっぱり怒られる!
過去最大級の危機だ。

ギュッと私は目をつぶりながら、

「仲里春香、帰ってきました!」

と言うと。
土方さんが無表情を少し和らげて、

「良かった」

とだけ言う。
これは謝った方が良いかな、と私が口を開く。
それと同時に、土方さんの冷たい声が私の耳に響いた。

「お前は新選組ここを出ていけ」

頭の中が、真っ白になった────。
                      

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.86 )
日時: 2019/01/23 18:53
名前: *叶* (ID: UFZXYiMQ)

「なっ…!」

あまりの驚きに言葉が続かない。
そんな私をみて土方さんは口元の端を、少し歪めてニヒルに笑った。

「荷物は適当に包んだ。即刻出ていけ」

その視線が。
出会ったときよりも更に冷たさを増していた。
日本刀のように冴え冴えとした冷たい光が私を射抜くような気がした。

「嫌です!なんで…?」

泣きそうだ。
声が震えてしまってる。

「足手まといがここにいれば邪魔だ。それだけだ」

無表情で土方さんは言い切り、文机に向かう。

その背中に触れて、理由を訊きたかった。
でも…拒絶されたから…。

私は、風呂敷にくるまれた荷物をもって、立ち上がった。

「わかりました…今までお世話になりました」

少し礼をして、私は副長の部屋を出た。
原田さんの大声が聞こえてきて、涙がほろりと零れた…。

正門を出る途中で、藤堂さんと出会してしまった!

「春香さん?」

優しい笑顔も声も!
もう、見たくもないし聴きたくもない───。

私は、何にも言わずに屯所から飛び出していった。
                            

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.87 )
日時: 2019/01/27 13:58
名前: *叶* (ID: UFZXYiMQ)

side 藤堂

(どうしたんだろう、春香さん)

屯所の正門を駆け抜けた春香の背中を見ながら、平助は首を傾げた。

泣いていたような気もする。

(何でだろ…もう二度と戻ってこないような予感が…)

いや、それはないと平助は自分の予感を振り払った。
何かあったのなら、言ってくれるだろうし。
杞憂だと平助は考えることにした。

       *
side 春香

『足手まとい』…か。
私、そう思われてたんだ…。

さっきから、その言葉が脳内を駆け巡っている。

確かに私は、女だし剣術の心得がない。
足手まといだったかもしれない。

なのに、何でいきなりあんな事を───!?

次は怒りがこみ上げてきた。

好きな人に振られたみたいじゃないか。
やっぱり、悔しいし悲しい。

立ち尽くした、そのとき。

「お前ッ!新選組の…!」

野太い声。
振り向くと、大柄な体格の男たちがいた。

「兄貴たちの仇討ちだ!てめぇらやるぞ!」

ひときわ野太い声の男が周りの男たちに声をかけた。

ヤバい!
前みたいに絶体絶命じゃねぇか!

今回は、もう新選組みんなは現れないだろう。
それに───私みたいな『足手まとい』に構うのも厭だろう。 

そう考えると、逃げる気力は失せた。

「可愛らしい女だ…よし、仇討ちは後でだ。今は…」

男は嫌らしい目でニヤリと笑った。

もうヤバいどころじゃない。
本当に怖い…私、馬鹿だなぁ…。

今更逃げようたって。
遅い。

男の手が、私の着物の裾を掴んだ、その瞬間。

「ほう…我らの目の前で粗暴な行いをするかッ!」

どこからか鉄扇が飛んできて、男の頭を叩いた。
誰が…?

私は鉄扇が飛んできた方向を仰いだ。


      *

【閲覧1200突破!?】

嬉しいことこの上ないです!

私冥利に尽きます!←え

展開が在り来たりなので只今スランプ中ですが、ゆっくり更新していこうと思います!

これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
                                             

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.88 )
日時: 2019/01/31 18:38
名前: *叶* (ID: PrIvPbQU)

side 土方

「芹沢の始末をつける」

近藤さんが、告げた。
重い沈黙。

芹沢の角屋での話や、焼き討ちが会津候の、耳に入った。
それが原因でややこしい事態になる前に、芹沢を処断しろとの事。

「当たりめぇだな、あんなの人じゃねぇ」

左之は酒を呷りながら吐き捨てたように言う。

「始末はいつを目処に?」

山南さんは顔色ひとつ変えず、訊いた。
近藤さんが俺を振り仰いだ。

「今夜だ」

そのために、春香アイツを追い出したんだ。
女に血なまぐさい惨状を見せたくない。

ましてや、俺の────。

「それじゃあ今夜だな、気張ってこうぜ」

左之はのんびりと言って部屋を出て行った。
…と、

「おい!平助、何で泣いてんだ!?」

大声を出し、恐らく走っていった平助を追いに駆け出す。

変わんねえな。

この組を守るためなら、俺は鬼にでもなってやる。

春香の居ねぇ部屋に戻りながら、俺は空を見上げた。
暗雲が立ちこめていた。

───俺の”不安“を表すかの様に。
   
                                       


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