コメディ・ライト小説(新)

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作家の異世界計画
日時: 2018/12/12 16:13
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

作家をしていた立川美音はある日、目を覚ますと異世界にやってきていた!?
命名の力と模倣の力を持ってやってきた異世界で彼女は懐いてきたスライムと共に
異世界で生活していく。

Re: 作家の異世界計画 ( No.1 )
日時: 2018/12/12 16:45
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

文を書き終わり息を吐いた。夜中11時、美音はゆっくりベッドの中に潜り眠りにつく。

何時間眠っただろうか。美音は目をゆっくり開き驚いた。
辺りには青々とした草が生え、白い小さな花が幾つか咲いている。黒い空に微かだが小さな星が
輝いている。
あれ?今、プニュッて…。彼女が手元に目を向けると小さな青いスライムが美音を見つめていた。

ミオン「スライム…」
スライムはミオンの手を伝い彼女の肩に乗りプルンと揺れる。
???「お前、転移者か」

紅い目をした男が突然現れミオンにそう聞いた。スライムがミオンの肩から屈み込んだ男の肩に
飛び移った。男が少し微笑みスライムを撫でる。
ミオン「転移者?私は作家なんですけど…眠って目を覚ましたら」
???「やっぱりか。俺はタキヤ、お前と同じ転移者。この世界にいる魔王に転移させられた」
ミオン「魔王?ってもしかして…」
タキヤ「お前がいた世界じゃない異世界。俺はここで死んだんだ。この世界に来たときはその
スライムと一緒に旅をしていてな」

タキヤはスライムを抱いた。彼の腕には切り傷や掠り傷が残っている。
タキヤ「この世界には俺たちの常識は通用しない。魔法、スキル、人間以外の種族がある。お前にも
スキルはあるぜ?俺のスキル【解読者】の力があれば分かるんだ」

タキヤはミオンの目を見据える。黒いミオンの瞳を紅いタキヤの瞳が射貫く。
タキヤ「【命名】【模倣】、随分と大きなスキルだな。スキルの内容はスキル名の通りだ」
ミオン「自分でもそんなチートに近いスキルがあるなんて思いもしませんでした。そのタキヤさん、確か
死んだって…ってことはもう会えないんですか?やっぱり」

ミオンが少し俯く。タキヤも少し目を潤ませるがすぐに前を向いた。
タキヤ「そのスライムに名前をつけてやってくれ。ソイツは俺を弔ってくれたんだ」
タキヤの透けた手がスライムをそっと抱きミオンの頭にそっと乗せる。
何故、誰が彼女をここに呼び出したのか分からない、だがミオンの作家としての目はタキヤが何か
辛いモノを背負っていた、と。そして恐らく彼にとって親友はこのスライムだったのだろう。
タキヤの体が消えていく。スライムの名前を【カケル】


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