コメディ・ライト小説(新)

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【導かれし石たち】
日時: 2020/05/05 23:51
名前: cinnamon (ID: 69bzu.rx)

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この世界の人々は皆、心に宝石を宿している。

有名なものでなくても、形が不恰好でも、それはしっかりとした一人一人の魂。

これは、そんな世界で生きる少年少女が宝石と共に生きる、大切な物語。

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【目次】

>>1 プロローグ/私の旅の始まり

>>3-5 1.歌で寄り合う船どうし



【登場人物紹介】
>>2 メインキャラクター

Re: 【導かれし石たち】 ( No.1 )
日時: 2019/03/04 13:39
名前: cinnamon (ID: ae8EVJ5z)

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「いってきます。
……いや、しんみりしすぎかな?」

ついに来た、私の旅立ちの日。

なんて、ここら一帯では特別変わったことでもないけれど。

私が旅立つ理由を説明するのはまたの機会にしておいて、とにかく今私は迷っている。

「あー!!家出るときの一言ってなんて言えばいいの!?」

玄関のドアを開き、記念すべき一歩を踏み出す時の言葉。私にとって、とても重要な言葉。

昨日の夜から考えた結果、無難に「いってきます。」で決めようと私の中で落ち着いたはずだった。けれどいざこの時を迎えてみると、本当にこれでいいのかという迷いがまだ性懲りもなく涌き出てきてしまった。

さらに悩むこと十分ほど。

深呼吸を一つ。
もう、決めた。

この先、どんな困難が私に襲いかかってこようとも、私は私でいる。
決して負けない、折れない、諦めないと決めつけたりはしない。
考えるその瞬間の、自分の意志と目標に必ず正直であるようにするだけ。

「いってきまーす!」

叫ぶみたいに、届けるみたいに。
そう高らかに言って、思いきってドアを開けた。

旅立ち日和と言わんばかりの、青と白が絶妙な空。優しい風もそっと私の前髪を動かして、なんて穏やかなんだろう。

体の中に何か流し込みたくなって、水筒を探す。…………探す。

「……ない……あーもう!!!また家戻んなきゃじゃんかぁぁぁぁあ!!!」

せっかく決めた出だしが台無しになった、どこか不恰好な私の旅が、

まさかこの世界の運命を決めることになるなんて、もちろんこの時は夢にも思っていなかった。



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はじめまして。
cinnamonと申します。

数年前、ここがまだ新しいコメディ・ライト小説板ではなかった頃。
実はそこでも、私はこの小説を書いていました。

しかし、私情が忙しく更新がパッタリと止まってしまい、なかなかこの小説に触れることが出来なくなってしまいまして。
とは言えこの小説は私にとって、色々と大切にしたい思い出のこもったものでもありまして。

思いきって、新しく作り直すことに致しました。
これから、更新頻度は決して速くはないとは思いますが、精一杯頑張りたいと思います。

登場人物紹介等はまた、後々させて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します。

三年弱のブランクを経て。
cinnamon.








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