コメディ・ライト小説（新）
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- そーしゃるねっとうぉーきんぐ。
- 日時： 2019/03/29 17:04
- 名前： なつみかん （ID: Ppwfce5f）
プロローグ
皆さん初めまして。なつみかんです。
突然ですが皆さん、SNSは使っていますか？
今回はそんなSNSの中に紛れ込んでしまった少女のお話です。
文章誤った表現などあるかもしれませんがそこはご指摘頂けると幸いです。
では、あなたもどうぞ。
- Re: そーしゃるねっとうぉーきんぐ。 ( No.1 )
- 日時： 2019/03/29 17:13
- 名前： なつみかん （ID: Ppwfce5f）
今時SNSを使ってない人なんているの？
紗衣は激しくイラついている。
きっかけは転校先の中学校でのこと。
田舎な中学校とは思ってた。でもまさか、クラスの八割がネットを使ってないなんて…
「MINE交換しよ？」そう言っても大半の生徒は応じない。
MINEを知らない人もいるぐらいだ。MINEは一対一はもちろん、グループでのトーク、グループ通話、多彩なスタンプ…日本で名を知らない人はいないだろうアプリなのに。
当然Witterなんて知ってる人さえ少ない。Witterは気軽に呟きたいことを投稿でき、1人でいくつかのアカウントを作れて、タイムラインやハッシュタグなどほかのSNSにはない機能も豊富。青いアイコンに白い鳥がトレードマークだ。
あーあ、前の中学校は楽しかったな…長期休みの時は原宿行って、憧れの哺乳瓶ソーダ飲んだり。 イメスタだって誰もがやっていた。土曜は絶対カラオケ行ってJ-POP歌ったし、彼氏だって1人はいたのに…
もう前の学校の子とは連絡が途切れて来ている。絆なんてそんなものか。
紗衣は自分を除いた前のグループの楽しそうなwitterを見て、ため息をつきながらアプリを閉じた。
- Re: そーしゃるねっとうぉーきんぐ。 ( No.2 )
- 日時： 2019/04/01 11:07
- 名前： なつみかん （ID: Ppwfce5f）
「紗衣ちゃん、おはよ！」
翌日の朝。通学路で私に声をかけて来たのは、美桜と言う女の子。
少し太めだけど可愛らしい眉毛、パッチリとした目に長いまつ毛。
鼻筋が通っている、とは言えないかもしれないけど小さくて綺麗な鼻。
優しい色の唇。自然な肌色。都会では映えないような顔立ちだけど、私の何倍も可愛い。
「おはよう、みお。なんか機嫌よくない？」
「へへ〜気づいた？実は私ね、スマホデビューしたの！！」
美桜は私が転校して来たとき、唯一積極的に仲良くしてくれる子だ。
他の子とも仲悪いわけじゃ無い。ほどほどに絡んだりしてる。けど、わざわざ自分に話しかけてくれるのは美桜だけだ。知らないうちに私が話しかけにくい雰囲気でも出してたのだろうか…心当たりは大いにある。
でも美桜が仲良くしてくれるし、充分だ。少し抜けてるところもあるけど。
そんな美桜がスマホデビュー…連絡先はゲットしたい。
「ほんとほんと！？じゃあMINE教えてよ〜私はね、」
「MINE？ごめん、入れてないんだ〜」
…スマホがあるのに、MINEを入れてないだと…？
「え、じゃあスマホでなにしてるの？」
「うーん、インターネット？あとゲーム一個やってるよ。お母さんと電話したり…それくらいかな？」
「MINEやろうよ！ほら、ここからアプリ入れて…」
なんやかんやで、MINEとWitterを美桜のスマホに入れた。美桜はアプリの入れ方もわかってなかったらしく、教えるのも大変だった。
「やったぁ、これで紗衣ちゃんとお話しできる〜」
「だねだね！…まって、今8時26分」
「遅刻じゃん！！」
私たちは学校への道を急いだ。
- Re: そーしゃるねっとうぉーきんぐ。 ( No.3 )
- 日時： 2019/04/28 07:26
- 名前： 夏みかん （ID: Ppwfce5f）
｢みんな、おはょー｣
美桜が元気な声を出すと、たちまちみんなが反応する。
｢おはよう｣｢みお〜!!｣
美桜は人気者だ。その美しい容姿、親しみやすい性格、女子力。ちょっと運動音痴なところが逆に男子受けしている。恋をあまり知らないので女子からも嫉妬されにくい。
｢小鳥遊さんも、おはよう｣
「…おはよう｣
私も、か。
｢も〜、遅刻ですよ、佐々木さんったら｣
｢ごめんなさーい、せんせー｣
｢内申には気をつけるのよ？｣
｢は、はい!!｣
皆からフフフ、と笑い声が漏れる。
「小鳥遊さんもね｣
また『私も』か。
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