コメディ・ライト小説(新)
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- 3人のヤクソク
- 日時: 2019/04/17 16:42
- 名前: ほほ凛 (ID: J69v0mbP)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12531
「お前は俺たちが守る」
その言葉だけが僕の照らしだった
でも...それも嘘だったんだね
「約束ねっ」
「約束だぞ!」
そのヤクソクを信じた僕が間違ってたの?
「うん...約束だよっ!」
頷いた僕が間違ってたの?
なんで...あの時助けなかったの!!
ヤクソクをした僕...笑っていた
それが、最後の笑になるなんて...
♢目次
ミライと記憶
>>1
>>2
>>3
>>4
- Re: 3人のヤクソク ( No.1 )
- 日時: 2019/04/17 14:57
- 名前: ほほ凛 (ID: J69v0mbP)
この世界には『能力』というものが存在する。
例えば、空を飛べたり...、透明になれたり!でも、1人一つだけなんだ、能力は。
102年前には未来、過去を行き来する能力者。
14万年前では...5つもの能力を使えたりする人がいて。すごいよねっ
そして、僕の能力...。それはまだ気づけていない
2、3歳で自分の能力を気づけたりする人もいる、反対に死ぬまで自分の能力を気づけなかったりする人がいる
...って、紹介が遅れてごめんねっ、
僕の名前は ツカサ・エンドレラ
好きな食べ物は...なんだろう。まだこれも気づいてないや
最近の悩みは...笑えないこと
最後に笑ったのはいつだっけ...あまり覚えてないけど。小学生の頃だった。
その頃はたくさん笑ってた。
あの頃に戻りたいなって思ってる。おおっと、自分語りの前に今助けてほしいことがあるんだ
それは...コイツから離してほしい
- Re: 3人のヤクソク ( No.2 )
- 日時: 2019/04/17 15:00
- 名前: ほほ凛 (ID: J69v0mbP)
「にゃぁんにゃん!」
このニャンニャン女子の名前はイブキ・カテーレル
今僕はコイツに捕まってる状況なんだけど...
「理由を言うまで離さないにゃあっ!」
イブキが僕の腰に抱きつく手を強くする。こいつ...結構力あるんだけど
「離してよ」
「やだにゃ。」
「じゃあ、一つだけ条件あり。その条件を満たせば話してあげる」
「??」
人差し指を立て、話し始める
その顔をまじまじと見つめてくるイブキはThe★猫って感じ
「なんで語尾が『にゃん』なの!?」
期待の顔からあきれた顔に変わった
「そんなことにゃ?」
「うん!」
ブンブンと勢いよく上から下へ首を振る
「それはにゃ...オイラが猫と話せる能力があるからにゃああああっ!」
「へぇ、そんな能力なんだね。」
「そうにゃ!」
あんまりコイツには期待はできない
- Re: 3人のヤクソク ( No.3 )
- 日時: 2019/04/17 16:16
- 名前: ほほ凛 (ID: J69v0mbP)
「はぁ...」
静かな図書室にため息が響く
「ん。あんたってエンドラくん?」
大人っぽい女性が話しかけてきた
「いえ、エンドレラです。ツカサ・エンドレラ。それよりあなたは?」
「ツカサくんね!あたしは ヘレナ・オルコット」
ヘレナさんはニッと笑った
「ヘレナさん?」
「ヘレナでいいよー」
ヘレナはピースをして「よっろしく〜」と言った
「あの...ヘレナ。」
「んー?」
「みんな...見てます」
「げぇっ」
ガタンと椅子に座る
「よいしょっと」
「もぉ、ヘレナうるさいよ。見られたじゃん。」
「ごめんごめーん。まあ、裏庭で話そ、ほらほら。隣座って」
隣の隙間をトントンと軽く叩いた
「あ...うん」
「それで本題に入るけど。」
なにかの相談だったんだ。それならそうと早く...
「ミライ・グレイ」
その名前になぜか僕はビクっとなった
「やっぱり知ってるんだ...。会いたい?ミライに」
ヘレナは目を細めて僕を睨んだ
「なんのこと?知らないよ僕。」
いきなりヘレナは僕の胸に手を当てた
「...嘘ついてる」
「...ミライって人は知らない」
「まだ嘘をつくの!?」
「ほんとだもんっ!!!!!」
ホントのことを言っているのに信じてもらえなくて自然と声が大きくなる
「な、なんで知らないの。」
「知らないもん。でも、1つわかる。その女は裏切りも...」
ペチンっ!!!
- Re: 3人のヤクソク ( No.4 )
- 日時: 2019/04/17 16:41
- 名前: ほほ凛 (ID: J69v0mbP)
「痛...」
一瞬なにが起こったか分からなかった
僕はヘレナに頬を叩かれたんだ
「なにする...の」
「うぅ...っ!うぅ〜〜っ!」
ヘレナは目から涙を流した
「ヘレナ?」
ぎゅっ...
いきなり抱きしめられたから僕は固まってしまった
「そんなこと...言わないでっ!ミライは...ミライは...あんたのことを大好きだったのに...っ!」
「は...?」
「ミライを救ってあげて。お願い...!」
「何言って...」
「あり?お取り込み中?」
そこに現れたのは フィン・キイセル だった
フィンに気づいたヘレナは、ばっと僕から離れた
「なにしてんだよ、二人とも。」
「なんでも。」
そっぽを向くとフィンがその顔を覗いてくる
「寂しそうだな、大丈夫か?」
「別に...寂しくなんか。ない」
「心配...、まあ、なにかあったらオレに相談しろよな」
「う、うん!頼りにしてるよフィン。」
「任せとけっ!なにかあったら風呂中でも寝ているまんまでもお前のところに飛んでくぜ!」
「お風呂中はちょっと勘弁...」
「ははっ!だよなっ!.........」
フィンの笑いがいきなり止まった
「どうしたの。フィン」
「お前...。なんで泣いてんのだよ」
泣いてるわけないと思い、頬を触ってみると濡れていた
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